England’s newest hit makers

    先日の『12x5』に引き続き、米国での1st『England's newest hit makers』についてもプレスごとの音質を比較してみた。

    1018 (27)

    Rolling stonesの1stアルバムは、ブログ立ち上げの早い時期(2010年10月)に各国盤を紹介したのだが、個々の音質については触れておらず。あまりに種類が多くて面倒だったからだ。

    今回はとりあえず、60年代プレスの米国仕様のMonoに限ることにする。


    今回の写真は、昔アップしたものをそのまま使用している。

    1018 (29)


    『England's newest hit makers』のMono盤は60年代プレスとしては3種類のレーベルがある。

    その1はマルーンタイプ。その2は英国プレス。そして最後に赤のBoxed London。
    マルーンと英国プレスのどちらが先に市場投入されたのかは知らないが、英国プレスの方だとする説がある。

    それと、経験的には英国プレスのほうがマルーンよりも数量は少ない。感覚的には英国プレスを1とした場合、マルーンは4ぐらいはあると思う。もっと多いという人がいるなら、その説の方が正しいかも。


    肝心の音質だが、A-1「Not fade away」で比較する。

    まずマルーンタイプ。
    1018 (30)

    イントロのアコギの音が非常に生々しく、しかもアコギの金属的な響きもしっかりと再生される。ボーカルはつんざくような声質。声の低い帯域はカットしてある。
    残響成分もしっかりと再生される。ベースとドラムのリズム隊の音量は低域(といいながらかなり中音域寄りの音)に分厚さがあるが、超低域は何も記録されていない。
    音の鮮度は高く音量が大きい。それほどひどくはないが、ややドンシャリ傾向か。
    マトリクスは末尾がA/B面で機械打ちのT1/T1(2枚持ってたが両方同じ)。


    次に英国プレス。
    1019 (4)

    イントロのアコギはマルーンよりもほんの少し生々しく感じられる。音量はマルーンと変わらない。こちらのほうがマルーンよりも高域が繊細かつ強めかも。低域の押し出し感はマルーンのほうが強い。マルーンとこちらとでの音質に優劣は付け難く、好みで分かれそうだ。
    マトリクスは末尾がA/B面で機械打ちの-1A/-2A(これも2枚持っていたが両方同じ)。


    最後は赤Boxed London。
    1001 (15)

    イントロのアコギは抜けが悪いが中音域が太い。アコギの金属的な響きがあまり感じられない。
    歌が始まってからも中音域がやはり太い(あるいは厚い)。声にマルーンや英国プレスほどのつんざき感が無く、高域の耳につく帯域がそれほど強調されていない(あくまで比較するとであり、単体で聴けばつんざくように聴こえる)。
    不思議なことに、他の2種よりも微妙に(本当にわからないくらいのレベル)回転数が遅いようにも思えるが、音質の変化による印象の違いなのかも。
    カッティングレベルは予想に反して高く、他の2種類と音量は変わらない。
    マトリクスは末尾がA/B面で機械打ちの-1A/-1A(これもまた2枚持っていた。両方同じ)。

    全て機械打ちのマトだったが、3種類とも別カッティングで、それぞれ溝が異なる。

    赤のBoxed Londonだけが、高域がへこみ気味で逆に中音域が厚い。
    高域がへこむことによる弊害として、アコギの弦の金属的な響きが聞けないのはマイナスだろう。このあたり、カッティングの際に高域を意図的に下げたか、偶然そうなったのかは不明。同じ値段なら最初の2種類のどちらかかな、と思った。


    最後におまけ(初期盤に同封のおまけポスター)。

    1019 (2)




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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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