Little games/Yardbirds

    先日ようやくZombiesを取り上げ、今日ようやくYardbirdsを取り上げる。

    異論が上がることを承知で言うと、僕にとってYardbirdsは愛すべきB級グループだ。
    巷で言われるB級グルメのB級とは意味が異なり、常にあと一歩足りない感じのするグループと言う印象なのだ。

    そのYardbirdsのラストアルバムが1967年に米国で発売された『Little games(BN26313/LN24313)』。
    yardlittle.jpg


    このアルバムは、90年代になるまで現物を見たことさえなかった。
    80年代だったか?英国盤にて再発(英国ではそれが初登場)されたが、その時はジャケット写真が替えられて発売されたので買う気が全く起こらなかった。

    yardlittle (4)
    *Mono盤

    しかし、その後CDで再発されてからだろうか、中古市場に米国オリジナル盤が出回り始めた。そして、90年代半ばにようやく手に入れることができた。

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    *Mono盤裏

    そのように、ようやく手に入れたこのアルバムを聴いての第一印象は、Keith Relfのボーカルが演奏に対してあまりに貧弱だという感想に尽きる。Yardbirdsの全オリジナルアルバムの中でこのアルバムに一番がっかりさせられた……あくまで僕の感想だが。当時のハードなRockだけでなく、さまざまなタイプの曲を収録しているが、それぞれもう少し歌いこなして欲しかった、と言うのが本音。

    また、曲の完成度も正直、今ひとつなものが多い。やはり、そのあたり今一歩足りない印象を受ける。

    それと、A-1のような音質の良いトラックもあるが、全体的には音質も今ひとつ。録音クオリティも貧弱ではさらに印象も悪くなる。

    と言うことで、このアルバムは彼らのベストではないと思うし、わざわざ高価なオリジナルLPを買うよりもボーナストラックがたくさん入ったCDを買うほうがお金を有効に使えると思う。


    僕はステレオ盤を2枚持っていたのだが、今見比べると、片方はどうもリプロジャケットのようだ。

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    *クリックで拡大 左が本物、右の暗いほうがリプロ

    yard2_5.jpg
    *見分け方その1 ステレオ盤ジャケットは右上にEPIC盤特有の付箋のような印がある(⇒で指した部分)リプロには無かった

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    *見分け方その2 メンバー写真の影の部分が黒ベタならばリプロ

    しかし幸いにもレコード盤はちゃんとオリジナルが入っていた。おそらく中古レコード屋が、きれいなジャケットと盤を組み合わせて高く売っていたのだろう、偶然にもリプロジャケットだがそれなりにきれいなものと、きれいなオリジナル盤の組み合わせで流通してしまったと推測する。
    そうなると、ぼろいオリジナルジャケットにリプロ盤の組み合わせでも流通しているはず(苦笑)。

    yard2 (1)
    *Stereoレーベル

    ステレオ盤のマトリクスは2枚とも機械打ちでA面/B面がXSB118049-1E/ XSB118050-1Eだった。


    このアルバムのMono盤はミスプレス盤として有名らしい。
    僕が悩んで購入したMono盤もミスプレス盤だった(笑えない)。

    悩んだ理由は、内容に対して高すぎる価格にあり、でも滅多に見かけないからと決心して購入したのだが……。

    このアルバムのミスプレスと言うのは、Monoジャケット、Monoレーベル、なのにStereo音源でプレスされていること。しっかりとはまってしまった。

    そのミスプレス盤のマトリクスは、A面/B面が機械打ちでXSB118049-1F/ XSB118050-1Aだった。本当のMono盤はXEMで始まるらしい。

    yard (1)
    *Monoレーベル

    しかしレーベルを良く見ると、Stereoロゴが無いにも関らず、右側のside 1の下にちゃんとXSB118049とあるではないか。ここがXSBならばstereo盤だとわかる。


    なお、Mono盤は近年、Sundazedが素晴らしい音質で再発してくれた。
    yardlittle (2)

    使用されたマスターテープは英国の(!)オリジナルMonoマスターだそうだ。
    yardlittle (1)

    両面の最後にボーナストラックが1曲追加されていて、全12曲収録となっている。

    この盤を聴くと、これまで書いてきたKeith Relfのボーカルへの不満が少しやわらぐのは何故だろう?
    音質によるものか、monoミックスによるのか、それともこれを書いている間に数回聴いたので馴れてしまったのか……最後の考えが答えなのかなと思った(苦笑)。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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