Motortown revue in Paris

    Motownのアーティスト達によるパッケージshowの様子を収録したliveアルバム『Motortown revue』は60年代に4枚が発売されたが、Supremesが世界的に快進撃を続けていた1965年11月に発売されたのが、3枚目となる『Motortown revue in Paris』(T-264)。

    paris (1)

    これは、欧州ツアーからの録音で、Paris の Olympia Theatreでの公演からの模様。

    ジャケット表は、右上にスタンプが押されたような、なかなかしゃれたデザイン。


    LPには当時のMotownのスターだった4組のアーティスト+1が収録されている。
    4組とは、レコード収録順でSupremes、Miracles、Martha & the Vandellas、Stevie Wonderだ。
    paris (9)

    『Motortown revue』のVol.1(1962年録音)では、かなり初々しさの目立ったSupremsだが、ここでは貫禄十分のパフォーマンスを世界的な大ヒット曲、「Baby love」「Stop in the name of love」で聞かせる。さらには「Somewhere」を当時未発売に終わったアルバム『There’s a place for us』からと紹介しているのが興味深い。

    Miraclesの2曲も今やR&Bのスタンダード曲となった感のある「Ooo baby baby」と「Mickey’s monkey」で、後者は『Motortown revue』Vol.2のトリとしても収録されてもいた。Vol.2ではJazzっぽいアレンジで盛り上がっていくような展開を見せたが、ここでも同様だ。しかし、録音時のミキシングバランスの違いで、こちらのほうがバンド全体のサウンド聞かせるような音になっている。本当にlive向きの曲だ。

    paris (10)
    *ジャケット裏

    B面はまずMartha & the Vandellasが3曲。
    『Motortown revue』のVol.2ではなかなか良いパフォーマンスを聞かせてくれていた。
    ここでもMartha のボーカルはいつもながら?音程が少し不安定なものの、ソロボーカルで聞かせると言うよりもグループとバックバンドの演奏全体で聞かせる。「Nowhere to run」「Dancing in the street」が素晴らしい。

    レコードでは、トリはStevie Wonderで声がまだまだ若い。何せまだ15才かそこらの年齢だったのだから。
    ここでは彼の出世作となった大ヒット曲「Fingertips」がやはり最大の聞き物だろうか。
    『Motortown revue』のVol.1には収録されなかったが、62年のパッケージツアーの最中に収録されたliveバージョンがシングルとして発売されたので、この曲はliveでこそ真価が発揮できる曲なのかもしれない。
    個人的にはシングル発売されたliveの方がまとまりが良いとは思うが。

    paris (6)
    *レーベル

    音質はお世辞にも良いとは言えない。
    でも、正規録音されて低音もそれなりに録音されているので、残っただけで良しとしなければいけないかなと思っている。

    当時の客席からのprivate 録音(つまり、ブート)だとどうしても低域が収録されず、すかすかな音になってしまうためだ。

    この時の録音はモノラルのテープしか残されていないのだが(stereo盤は擬似ステレオ)、僕の推測だが、機材は全て現地のものを使ったのではなかろうか?

    paris (3)
    *インナー

    この時のSuperemsのlive録音に関しては、未発表曲2曲が『More hits by the Suprems』のExpanded edtion 2枚組CDセットで初登場した。
    ここに収録された3曲も含んでいる。


    ちなみに、4枚の『Motortown revue』は2005年にhip-oselectから限定盤のCDセットとして復刻されている。
    かなり高価だったにも関らず、ボーナス曲は一切収録されずオリジナル音源のremasterのみだったので、ひどくがっかりさせられた。
    半額でも良かったのではないかと思うが、売れないだろうから多く生産していないと思われる。

    これはいつか単体で紹介したいところ。




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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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