Odessey and Oracle

    1967年の6月からEMI studioで録音開始されたZombiesの名盤『Odessey and Oracle』は、本当に、泣けるほどに美しいアルバムだ。

    僕は英国オリジナル(Mono/Stereo)は持っておらず、持っているのは米国盤と再発盤のみ。

    米国盤『Odessey and Oracle』(date TES 4013)
    oando (1)
    *写真で見ると現物以上にぼろい(苦笑)

    米国盤は2種類のジャケットがあるが、どちらが先に出たか知らない。


    このアルバムは出だしで書いたとおり、1967年の6月から録音が開始されているが、まさにその6月に発売となったのがBeatlesの『SGT』だ。そのため、一部の論評には、このアルバムが『SGT』の影響を受けたように書かれたものを読んだこともあるが、僕はそうでないと思っている。
    どちらかと言えば、Beach boysの『Pet sounds』の方が、グループが目指したアルバムなのではなかろうか。

    oando (6)
    *ジャケット裏側

    oando (19)
    *レーベル

    内容については今更僕がとやかく言う必要も無いだろう。
    全音楽ファン必聴の名盤ではなかろうか。

    残念ながら英国オリジナル盤を聴いたことがないのだが、米国のオリジナルと言うかdateから発売されたLPの音質は可も無く不可も無くと言った音質だが、低域が太く再現されるのが好ましい。

    これに対し、1974年に米Epicから発売された『Time of the Zombies』に収録された同アルバム(レコード2)の音質は中低域がやや薄めになっている。またカッティングレベルも低い。

    oando (8)
    *それにしてもジャケット表のデザインは最悪だ

    Rhinoからの再発盤は同じマスターを使用したと思われるが、音が少なくとも1世代は若返ったかのように聴こえる。マスタリングが如何に大切か良くわかる。
    カッティングレベルが高いので、少し音量を落としたほうが良い。
    それにしても、当時のRhinoプレスのレコードは今聴くと本当に良い音で作られてあり感心してしまう。

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    最後は英Big beatが97年に再発した重量盤の高音質仕様LP。
    これはRhino盤よりもさらに情報量が増えたような印象を受ける。

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    実は、てっきりRemaster CD用の音源を使用してカットされたと思い込んでいたが、ジャケット裏の説明によると、オリジナルアナログマスターから直接にカットされたとあるではないか。しかも、文章の意味からするとDMMっぽいのだが、この文章の主語はlacquersだ。
    DMMはラッカーを使わないので、DMMではないと思うのだが、LPを見ると導入部分の余白が長くインナーグルーブ部分もかなり大きく、DMM製造盤の特徴を持っている。
    まぁ、どちらでも良いか。音さえ良ければ良いのだから。

    oando (20)
    *レーベルは英国オリジナルに似せたデザイン


    ただ、個人的には米国盤の音をずっと聴いてきたせいで、Big beat盤の音には馴染めず、Rhino盤の方がしっくりくる。

    いつか英国オリジナル盤を手に入れれば、音の感触がBig beat盤に近いかどうかわかるかもしれない。
    でも、たぶん無理だろう。現状の市場価格は高価すぎる上に円安で既に英国ポンドが昨年よりも20%近くも上がってしまった。

    なお、Big beat盤は、B-3「This Will Be Our Year」をMono音源に置き替えしてある。オリジナルは(米国盤もだが)、この曲だけ擬似ステレオだった。



    最後に思い出話を。
    Zombiesは、90年代後半から?日本でも洋楽ファンならグループ名を知っている程度にはpopularになった気がするが、昔(80年代)はグループ名を口にすると必ずと言って良いほどゲテモノ扱いされた(苦笑)。


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    No title

    JDさん こんにちは

    JDさんがお持ちのジャケは後発盤だと思いますよ。
    一昔前までは米DATE盤ならどちらのタイプのジャケでも2000円台で購入できましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
    たまに見かけても結構高い値段が付いています。
    ZOMBIESがしっかり再評価されている証拠とも言えますが、市場価格が高くなるのはちょっと困りますよね(笑)

    Re: No title

    POPOSUKEさん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    > JDさんがお持ちのジャケは後発盤だと思いますよ。

    そうでしたか。英国盤と同一デザインが最初でしたか。

    > 一昔前までは米DATE盤ならどちらのタイプのジャケでも2000円台で購入できましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
    > たまに見かけても結構高い値段が付いています。

    言えてますね。
    僕の記憶では以前はもっと安価だったと思います。1800円前後でしょうか。
    僕のはジャケットがぼろいこともあって1500円ぐらいだったような。

    > ZOMBIESがしっかり再評価されている証拠とも言えますが、市場価格が高くなるのはちょっと困りますよね(笑)

    そうですね。
    そう言えば、『Pet sounds』も昔よりうんと高くなってしまったアルバムだと思います。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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