Village green preservation society (Mono)

    1990年代後半になって過去の評価を忘れさせるほどに超名盤のポジションに躍り出た感のあるアルバムと言えばこれ。

    VGKinks (7)

    Kinksが1968年に発表した『Village green preservation society』(NPL18233)。

    久しぶりに3枚組LPが出てきたので英国オリジナルMonoと聴き較べてみた。
    * 写真手前が3枚組、その上左からテイチク盤、Castle盤、英国オリジナル盤


    この3枚組LPは、2004年に英国Sanctuary recordsから発売された同タイトルの3枚組CDセット DE版から、オリジナルアルバム1枚(Mono)とボーナストラック部分のほとんどを2枚のLPに収録した唯一のLPセット。英国Sanctuary Recordsのレーベル、Earmarkからの発売でイタリアプレス。

    VGKinks (20)

    さすがにCD収録音源を全てLPに収録するには4枚組を超えてしまうので、オリジナルアルバムはMonoのみだし、ボーナストラックスも4曲少ない。
    具体的には、CD1を一切含んでいない、CD2、CD3をLP化したもの。


    発売当時ものすごい値段がついていたが、おそらく再プレスなどされないだろうと覚悟を決めて購入した。

    VGKinks (30)
    *専用のアウタービニールにシールあり

    リマスターによってMono盤はよりハードなサウンドになり、ある程度の音量で聴けば、やはりあのKinkyサウンドをそこかしこに聴くことができる。
    (また、このLPはカッティングレベルが高く音が大きい。)

    実際、A-2、A-5、A-6、B-6などはかなりハードなサウンドを持っていて、タイトルトラックに代表されるアコースティックでメロディアスなイメージどころではない。

    このアルバムのサウンドの面白さは、如何に曲ごとにアレンジを変えようとも、楽曲の土台をKinksのシンプルなRockサウンドが支えている点にある。そしてそれは『The Kink Kontroversy』の頃のKinksと変わらないように思える。
    そういうことを今回久しぶりに聴いて感じた。

    VGKinks (24)
    *観音開きのジャケットを広げたところ

    VGKinks (22)
    *こちらが左

    VGKinks (26)
    *こちらが右

    VGKinks (23)
    *観音開きを閉じた状態


    先日『Arthur』で紹介したMono/Stereoの2011年版のRemaster2枚組LPでも『Village green preservation society』は登場していたらしいのだが、遅れて注文したため結局手に入れることができなかった(余談だが、同じシリーズの『Something else by the Kinks』は注文から9ヶ月ぐらいたった頃に届いた)。



    次は英国オリジナルMono盤。
    VGKinks (8)

    VGKinks (10)

    VGKinks (12)
    *LPは内側から取り出す

    VGKinks (19)
    *レーベルは水色

    2004Remaster3枚組LPに対して、オリジナルのMono盤の音はどうかと言うと、Remaster盤ほどに低域は強調されず、音の密度もやや薄めだ。ほぼフラットな音をしているような印象を受ける。それは『Arthur』の英国オリジナル盤(Stereo)とは違っている点だ。
    ちょうど『Arthur』(Stereo)でのオリジナル盤と2011Remaster盤の音傾向が、逆になった(入れ替わった)ような印象だ。


    同じ音量で聴くと、オリジナル盤の方がやはり音が良いと思わざるを得ない。
    そのあたり、マスターテープができてから35年も経過してからのカッティング(DE盤)だからなのだろうか?
    しかし(好き嫌いは別とすると)、『Arthur』(stereo)では2011年のリマスタリング盤の音質は、オリジナル盤を超えているように思えたのだが……。


    となると、前述の2011年のMono/Stereoの2枚組LPではどういうマスタリングがなされていたのだろうか?非常に気になるところ。たぶん、2004年盤とは違ったマスタリングがなされている気がする。


    近いうちに、最初の写真にあるテイチク盤やCastle盤などのStereo盤も紹介したい。




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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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