In memoriam ドイツ盤など/Small faces

    追記;3/23夜 若干の情報を追加した


    今年になってようやく出てきた『In memoriam』のドイツ盤。型番は1C 048-90 201。
    たぶんこれが初版だと思うものの、もしかすると2ndプレスの可能性もある。

    imgerman.jpg
    *ジャケット表はコーティングあり

    以前、このアルバムの再発ドイツ盤を紹介したが、音質は全く別物。
    このプレスの音質は、たぶん一番良いのではなかろうか。


    A面のLiveは鮮度が高く、音の広がり・分離も良い。これに肩を並べるのは、英国盤の『Autumn stone』ぐらいではなかろうかと想像している。と言うのも、僕は『Autumn stone』の英国盤を持っておらず、英国原盤を使ってプレスされたオランダ盤を持ってるのみ。


    ちなみに『In memoriam』はドイツ盤がオリジナルとされ、英国では当時発売されていない。そのため、Live音源は英国では『Autumn stone』収録曲しか聴けなかった。
    ただし、英国でも遅れて発売されたと言う話もある。僕はそのあたり、はっきりとしたデータを知らない。

    なお、80年代に英国Castleから再発された『Autumn stone』は、「All or nothing」「Tin soldier」の2曲もLive音源に置き換えられたが、オリジナルは通常のスタジオバージョンを収録。
    よって、『In memoriam』を持っていないとそれら2曲のLiveは聴けなかった。

    imgerman (4)
    *ジャケット裏

    imgerman (5)
    *レーベル

    僕の持っているオランダ盤『Autumn stone』とドイツ盤『In memoriam』との音質を比較すると、前者は後者以上に低域に量感があり、非常に好ましい音質をしている。

    しかし低域が薄めなことを除けば、微妙に『In memoriam』の方が音が良いかもしれない。特にB面曲からは、録音時のスタジオの空気感が良く伝わる。これは驚きだった。

    不思議なことにLive曲の音量は、独『In memoriam』>和蘭『Autumn stone』なのだが、スタジオ曲の音量は逆だ。


    今回、他にもドイツ盤『Autumn stone』の初版も手に入れたので紹介しておく。
    これがそれ。型番はSMIM2107(下右あるいは手前)。前回紹介した『Autumn stone』は型番が1C 148-94 087だった(下左)。
    asgerman (1)
    *SMIM2107の方が文字色がオレンジっぽく、1C 148-は黄色っぽい。

    SMIM2107のレーベルの方が『In memoriam』の色に近いので、こちらが初版ではないか?と思えた。

    asgerman (7)


    調べると、1C 148-94 087の盤には2つのマトが彫られてあり、一つはSMIM2107と同一だった。逆にSMIM2107には一つのマトしか彫られていない。これではっきりした。

    両者の音質を比較すると、僕のところでは全く同じと言って差し支えないレベルだった。

    asgerman (3)
    *ジャケット裏(左は2ndプレス、右は1stプレス)

    それは良いとして、それでは独『Autumn stone』SMIM2107と和蘭『Autumn stone』(英国原盤プレス)とでは、違いはあるのだろうか?と気になった。

    以前の記事では、独2ndプレスとの比較で、和蘭『Autumn stone』の方が、低域がしっかりと記録され好ましいと言う意味のことを記していた。

    そして今回、簡易オーディオからまともなオーディオ装置に切り替わっていることもあり、差がさらにわかってしまった。
    残念ながらドイツ盤は低域が出ていない(刻まれていない)だけでなく、音が硬い。これはプレス品質のせいなのか、あるいはコピーテープを使っているからなのかわからないが、後者の可能性が高い。

    低域が刻まれていないのは、当時のドイツのLPの音作りの流行なのだろうか?
    Beatlesの最後の後期の2枚のアルバムが他国盤と比較しドイツ盤だけ低域が薄かったこともある。

    『In memoriam』にももっと低域を記録してプレスしていれば、全体的に音のバランスの良い、かなり高音質なLPになったと思われる。その点は残念だ。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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