中古LPの価格下落

    昨日の記事の補足あるいは続編。

    最近、中古レコード屋で(購入者として)嬉しいのは、中古LPの価格が約20年前よりも確実に下がっている点。

    はっきり覚えているが、90年代半ばに出張で東京に来たときに、米国盤中古LPのセールに出くわした。
    そのときのLP1枚あたりの値段は一律1500円だった。

    なんて安いんだろう!そう思って、DC5の『Try too hard』を買ったことを覚えているし、他にはMamas and PapasのLPも買った。60年代の米国オリジナルプレスだ。
    ただし、買って帰ると盤質は予想よりもやや低コンディションだった。
    それでも、そんな価格で買えたことは嬉しかった。


    当時(と言っても、93年頃から95年頃)、関西方面での中古レコード屋の価格では、それらは平均2500円だった。盤質はもう少しましだが。

    Phillips時代の4 seasonsあるいはJay and the Americans、またJay and the technicsなどの米国rockのLP(これらも米国オリジナルプレス)はそのように2500円ほどで購入していたし、DC5はもっと高くて手を出せなかった。

    Bob DylanやBeach Boysの米国盤は再発なら安いが、60年代プレスとなると当時は3000円台だった。
    それが、今では東京だと(状態にもよるが)半値~2000円くらい。
    *Dylanはタイトルによっては逆に高騰している!
    日本で人気のないグループに至っては、1000円前後。
    ソフトロックとして有名なアーティストの米国盤LPは、90年代の半値から1/3程度。

    こうなったら、当時の価格を知っているがゆえに、良い時代になったなぁとつくづく思ってしまう。

    昨日書いた通り、今は欲しいものがたくさんあるなぁと言うのは、この価格下落によるところが大きい。

    だが逆に、当時購入したLPの価値は、販売価格が半値から1/3程度であれば、下取りに出しても同様と思われる。
    つまり、値段が高かった頃に買ったレコードを手放すと、今ではとんでもなく低い買取値段しかつかないわけだ。
    あるいは、1円買取扱いなのかもしれない。
    この状況を手放しで喜んで良いのやら良くないのやら。

    ちなみに、僕はレコードやCDを大量処分したことは、引越しの時くらいしかない。
    引っ越しの時はダンボール3箱くらいは処分したと思うが、CD・LPトータルの平均買取価格は1枚あたり300円だった。
    あくまで平均で、ほとんどのCD・LPは1円。人気アーティストの盤のみ値段がついたような結果だった。
    それでも、ほとんど聴かないし、捨てるのはしのびないと思っていたので満足したことを覚えている。

    スペース確保のために手放したことは一度もないので、すんなりと手放せるかどうか、不安ではある。

    でもスペース不足は深刻で背に腹は変えられないし、新たな所有者が見つかるのなら、それは喜ぶべきだなと思える。




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    テーマ : ひとりごと
    ジャンル : 日記

    コメント

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    同感です

    こんばんは。
    とっても同感です。
    私の住んでいる地域でも、以前は高額で手が出なかったレコードが買えるようになり、喜んでいます。
    もう数年前になりますが、パープルのグラモフォン盤のベストが帯が無くて、多少、傷んだジャケットでしたが、5000円足らずで売っていた時には、隔世の感がしました。
    なじみのレコード屋さんで、まったりと掘り出し物を探したり、店員さんと昔話をするのが楽しみになっています。
    何も買わずに、手ぶらで帰ることが多いのですが…。

    Re: 同感です

    pon太さん、こんばんは。
    コメントどうもありがとうございます。

    > 私の住んでいる地域でも、以前は高額で手が出なかったレコードが買えるようになり、喜んでいます。

    やはり、価格下落は喜ぶべきなのでしょうね。

    > なじみのレコード屋さんで、まったりと掘り出し物を探したり、店員さんと昔話をするのが楽しみになっています。
    > 何も買わずに、手ぶらで帰ることが多いのですが…。

    そう言えば、昔(昭和の頃)は、商店街にある新品レコードを扱うレコ屋でも、店主とは会話することが多かったですね。初めて入ったお店でずっと探していたレコードを見つけて買った時でさえ、店主から話かけられた記憶があります。
    その文化を中古レコード屋が受け継いでいるのかもしれないなと思いました。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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