レコード購入の暗黒時代

    今年になってから近辺の中古レコード屋(3軒)にそれぞれ1度ずつ訪れた。

    僕は訪れたらできる限りLPを最低1枚は購入することにしている。
    よっぽど何も無ければ、CDのコーナーも見て何か買いたいものがないか調べたり。
    今のところ、それぞれ何か購入できた。

    特に、半年ほど訪れていなかった最も近い中古レコード屋では、欲しいなと思えるものが予想以上にあった。当然ながら予算の関係で全ては購入できずだったが。

    その時にふと頭をよぎったのは、80年代の終わりから90年頃にかけての状況だ。


    実は90年代初め頃までは、英米のRockアーティストのLP/CDをリアルタイムに新譜で購入していた。それは60~70年代にデビューしたベテラン勢でなく、まさに当時日本の音楽雑誌で人気のあった若手アーティスト達だ。

    しかし、本音を言うと、僕がのめりこむことができたアーティストは一握りもいなかった。
    だいたい惰性で新譜を買うけど、1~2回聴いたらおしまいのアルバムが多かった。
    どうも僕の求める曲調やサウンドではなかったようだ。

    それでも、時代に乗り遅れまいと、音楽雑誌の評を読んでは、気になるアルバムをLPやCDで購入していた。
    そうしていた理由は何よりも、他に欲しいものが無かったから、ただそれだけのことだった。

    80年代の終わりから90年頃にかけては、中古屋に行っても、欲しい/買えるとすれば70年代英国Punk勢の再発LPぐらい。
    KinksやWhoの英国オリジナル盤など関西ではほとんど見かけなかったし、国内再発盤までプレミア価格になっていて買う気が起こらなかった。
    あるいは見かけても既に持っているタイトルばかり。
    本当に、なんにも買うものが無いなぁと言うのが当時の本音だった。

    それでも、休日になるとレコード屋に通っていた。
    ただし、その頃は訪れれば必ず買うと言う習慣は無かった。

    そういう何も買いたいものが無い時期の後に、当時ようやく出始めた60年代アーティストのベスト盤CDを輸入盤で購入する機会が増え始め、さらにはフランスのアーティストにも興味が行き、またさらには、当時初めて耳にした「ソフトロック」なるジャンルにも興味が広がった。これはたいてい60年代米国Rockだったが。

    またまたさらには会社の先輩からJazzのLPを借りて聴き始めた。
    Classicは、オーディオ的興味から80年代終わり頃から聴き始めたが、CDプレーヤーを導入して以降、時々CDを買うようになった。

    そんなこんなで、91年以降のいつからかはわからないが、興味の対象が広がり、レコード屋に行くのが再び楽しくなっていくのだが、80年代の終わりから90年頃にかけては僕にとってはレコード購入の暗黒時代だったのだ。

    最初の話に戻るが、先日訪れた近所の中古レコード屋でいろいろなLPを見ていくうちに、ふと、そんな暗黒時代のことを思い出したのだった。

    そして、「あの頃は何も買うものが無くて困ったけど、今は欲しいと思えるものがいっぱいありすぎて困るなぁ」と思った次第。

    でも、収集スペースに限りがあり、そろそろ300枚くらいは放出しないとパンク寸前だ。


    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : ひとりごと
    ジャンル : 日記

    コメント

    Secret

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    07 | 2017/08 | 09
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR