原盤権の切れた音源を使った安価CD

    Bob Dylanの1stアルバムは1962年3月発売なので、発売から50年以上が経過した。

    欧州では原盤権が切れるのが50年とのこと。
    そうなると、(法的な詳細は理解していないが)著作権に対する使用料のみを支払えば、自由に音源を利用できる?とか。

    そこで、今年になって既に2種類のBob Dylanの1stアルバムのCDが、聞いたことのない会社から登場したようだ。
    そのうちの1枚がこれ。

    bob1stplus.jpg

    ちなみに、原盤権の切れた音源を使った安価CDは欧州で製造・販売され、日本でもAmazonをはじめ多くのCDショップで輸入販売されている。

    例えばこのシリーズ。


    bob1stplus (4)

    これは、1960年に「The twist」の世界的大ヒットでまさに一世を風靡したChubby Checkerの60年代音源を収録した廉価CDセット。4枚のCDに5枚のオリジナルアルバム収録曲とアルバム未収録シングル、さらにはTwist楽曲をボーナス的に収録している。ものすごくお買い得なCDセットだ。

    Chubby CheckerのオリジナルLPはある程度集めたが、CDでは持っていなかったので試しに買ってみたらびっくり。収録音源の音質があまりにめちゃくちゃだった。

    つまり、原盤権が切れたとは言え、廉価CDを作る会社がオリジナルマスターテープあるいはマスターコピーなど持っているわけがないし、借り受けして使用するには巨額の費用がかかるため、そういう音源を使えないのだ。

    そこで、オリジナルLPやシングルなどから盤起こししたり、あるいはテープメディアからコピーしたりしてデジタル化した音源を使用している。そのため、針飛びする曲もある。
    もしかしたら一部の曲はCD化されたオリジナル音源をコピーして使用しているのでは?とも思えたり。

    これに対して、大手は再発の際にremaster音源での発表年をCDに記して、それらremaster音源は新たに原盤権が発生したと主張しているように思える(たぶん、そういう意図だと思うのだがどうだろう?)。


    Chubby Checkerの廉価CDセットを聴いて抱いた印象は、まともに集めようと思っているアーティストの場合、この手の廉価盤には手を出さないほうが良いということ。
    とは言え、アルバム未収録のシングルなどについては、本当に入手困難な場合には止むを得ないかなと思う。


    さて、冒頭で紹介したBob DylanのCDだが2枚組で、その内容は1stアルバム+シングル「Mixed-up confusion」を(恐らく過去のCDの音源から)ステレオで収録。
    それ以外に1961年と62年のラジオ音源(25 tracks)をAMラジオ並音質~ひどい音質で収録。

    そのラジオ音源のうち、61年7月のものは最も音質が良く、introductionを除き5曲しかないが、意外性と言う点で一番聴き応えがある。

    他の音源はブートに馴れたマニア向けだが、こういう音源も収録されると、痛いところを突くなぁと思わせられる。
    でも、やはりブートみたいなCDだと言う印象が強い。





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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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