60年代のフレンチプレス?/Beatles

    * アップ後1時間経過せず追記
    せっかくまとめた記事であるにもかかわらず、先ほど某Yオクで以下のフランスY/P盤を発見。
    しかしなんと、ドイツ製のジャケット/切り抜きおまけ とのこと!
    仮説は既に揺らいでしまった(苦笑)。 
    ただし、そのオークションページでも輸出仕様とあるから仮説の半分は合ってる?



    1973年に製造されたBeatlesの英国盤LPは、盤のみフランスでプレスされた通称“フレンチプレス”であることはマニアなら知っている話だ。

    僕の持っているフランス盤のSGTには60年代プレスなのに、その“フレンチプレス”と同じような盤がある。

    これがそのレーベル。
    00SGTfrench (4)


    フランスでのSGT初版プレスは、mono(PMC7027)/stereo(PCS7027)両方の発売となっている。
    Mono盤は偽モノでなく、monoマスターを使用。

    ジャケットはこのように、Monoにはシールなし、Stereoには「Stereo」シールが貼付けされている。
    00SGTfrench (24)
    *重ねたジャケットの手前がMono、奥がStereo(右上にシール)

    盤はフランス製、ジャケットや切抜き用おまけ、内袋は全てドイツ製だ。
    00SGTfrench (19)
    *こちらはMono

    完品だと、ドイツ製のサイケとは言えないサーカス風?インナースリーブと切り抜き用おまけが付属する。
    00SGTfrench (21)

    レーベルはmono/stereoともに赤。

    ドイツ製のジャケットの内側には折り返しがある(英国製同様)。
    00SGTfrench (29)
    *こちらはstereo

    00SGTfrench (25)
    *ドイツ製 裏ジャケットの右上部には英国製ジャケットにあるようなmono/stereoの表示は無い

    これらはフランス国内向けのLPだ。


    さて、最初に紹介したレーベルのLPは、ドイツ製でなく英国製ジャケットを使用している。
    この通り。
    00SGTfrench (14)

    00SGTfrench (5)
    *裏ジャケット右上に(mono盤なので)Monoの表示がある

    ちなみに、赤レーベルとY/Pレーベル、ともにrun-off部分の刻印は同一。
    つまり、盤そのものは全く同じプレス。


    僕はこれを日本の中古屋で買った。
    もしこれをフランスで買っていれば「変わったレコードも流通していたのだな」と思うのだが、その後、「これは60年代に製造されていた“フレンチプレス”ではなかろうか?」と考えるようになった。
    何らかの理由で英国から輸出されていたLPが、盤のみフランス製にせざるを得なくなったのではなかろうか?と言う仮説だ。

    フランス盤には、レーベルがAppleになってからもフランス本国向けとは別の英国盤のレコード番号を付したLPが存在するらしい。しかもジャケットは英国製を使用。
    それはつまり、このSGTと同じ性格を持っているので、僕はそれらも同じく60年代の“フレンチプレス”ではなかろうか?と考えた。


    もしこのSGTのレーベルが、フランス本国と同じ赤レーベルであったなら、そういう考えは浮かばなかった。White albumの英国製ジャケット使用盤と同じく、ドイツ製ジャケットでなく英国製ジャケットを使用した珍しいフランス本国向け盤として考えただろう。

    ところがこれは、英国盤レーベルにわざわざ似せて製造してあり、そうする必要性があったと考えるのが自然だと思われた。
    となると、フランス本国向けではなかったと考えるのが最も筋が通るかな、と。

    とは言え、あくまで仮説だが。


    ただし、60年代において既に“フレンチプレス”があったので、73年のオイルショック対応で盤の製造をフランスに委託する案がすんなりと浮かんだ、あるいはすんなりと通ったという可能性も仮説としてはありえる。

    参考までに、前述の英国製ジャケット使用のフランス盤ホワイトアルバムの写真を。
    00whiteFR (3)
    *盤はSMO規格、ジャケットは英国製Mono用で、シリアルナンバーは2万7千番台。
     いつか手放すかもしれないので、番号は一部目隠し(笑)

    このレコードは、2度目のフランス訪問時に地方の中古屋で購入した。
    00whiteFR (2)

    00whiteFR (1)
    *しかも、ワイドスパインとなっている(上)、下は英国盤Mono

    00whiteFR.jpg
    *比較した英国盤Monoのジャケットの方が番号は若い。1万8千番台。
     これはワイドスパインではない。



    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    08 | 2017/09 | 10
    - - - - - 1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR