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    Boots/Nancy Sinatra

    12月になればNancy Sinatraを取り上げようと思っていた。
    そして気づいたら、もう12月だった。

    00ahd (18)

    Nancy Sinatraの『Boots』は、1966年の発表。

    このアルバムは表ジャケットのデザインがものすごく好きなのだが、ジャケットと変わらないくらいに内容も好きだ。
    難点は、収録時間が短い点。LPの片面があっという間に終わってしまう。


    シングル曲「These boots are made for walkin’」が1966年2月に全米No.1ヒットとなり、その勢いでアルバムも発売してしまおうと言う、よくある流れで登場したアルバムだと思う。
    けれども、収録曲のアレンジが(個人的には)なかなか良くて、特に数曲は「These boots are made for walkin’」風になっていてなかなか楽しめる。

    Lee Hazlewoodが書いた曲以外は、当時のヒット曲のカバー。
    Bob Dylanの「It ain’t me babe」はTurtlesのヴァージョンをカバーしたのだろうか?似ていたような記憶がある(でも、ヒットしていたのは前年の夏だ)。

    「As tears go by」がボサノバ風(?)と言うか、おしゃれなアレンジになっているのには、初めて聴いたときに驚いた。しかし、続くBeatelsの「Day tripper」で、おしゃれな雰囲気をぶち壊す。この曲と「Run for your life」は、「These boots are made for walkin’」風のBassをうまく使ったアレンジで楽しい。

    他にも「Lies」、「In my room」も好きなカバーだ。

    00ahd (21)

    ところでこのアルバムはNancy Sinatraの1stアルバムなのだが、彼女は「These boots are made for walkin’」が大ヒットする5年も前に甘酸っぱいアメリカンポップスのシングルでデビューしている。しかし、このアルバムにその頃の面影は全く無い。

    と言うのも、曲のアレンジ以上に特徴的なのが、「These boots are made for walkin’」同様の歌い方で、ややBob Dylan風と言うか、感情を込めずに適当に流しているような歌い方をしている。
    これは、「These boots are made for walkin’」を作曲、プロデュースしたLee Hazlewoodの指示だったようで、それがまんまと成功したことになる。

    初版のLPは3色レーベル。写真はStereo盤。

    00ahd (23)

    当時はStereoとMonoの2種類が発売された。Monoも持っているのだが、今回は見つからず。
    記憶では、ミックス違いの曲は無かったように思う。

    このアルバムの次の『How Does That Grab You?』とその次の『Nancy in London』のStereo盤では、ボーカルが中央でなく片方のチャンネルに定位していて、ミキシングの意図がよくわからなかった。また内容も個人的には(その2枚は)あまり評価していない。

    その次の『Sugar』そして『Country, My Way』は良いアルバムだと思っている。

    それにしても、たった2年に5枚のアルバムをリリースしたことはすごいと思う。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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