The WhoのLP Box到着

    発売が遅れていると聞いていたが、予想していたよりも早く以前この記事で紹介していたWhoのLP Boxが届いた。

    正式には『The Who the studio albums』と言うのだろうか。
    00whobox3.jpg


    前回と同じ写真を貼ると、内容はこの通り。
    15523.jpg


    ネットの記事によると、オリジナルアナログマスターを元にしたデジタル音源(24ビット/96Khz)からカッティングされているらしい。

    しかし、商品のどこにもそのような記載は無い。

    ボックスに11タイトルのLPが収納され、ボックス裏の右下に若干の記載がある以外に、何ら製作情報を記すインサートも付属しておらず。その点は残念だ。

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    しかし、その音には恐れ入った。Beatlesのremaster LPもEQ操作などと言う小細工をしなければ、もっと良い音のLPになっていたはずなのだが。

    特に初期タイトルの音質が良い。十分にハイレゾ感を味わえる音質だ。
    *と言っても『Quadrophenia』を除く10タイトルから、片面全てあるいは数曲しか聴いていないのだが。

    近年では、(今は他の会社に吸収されてしまった)Classic record社から今回のラインナップに近いタイトルが全てアナログオリジナルマスターを用いて、高音質カッティングされ150g/200gの重量盤て限定発売されていた。その際にオリジナルマスターテープを元にアナログリマスター・リカッティングを担当したのは名高いマスタリングエンジニアのバーニー・グランドマン。

    オリジナル盤以上の情報量を持ち、密度が濃く、音が太いそれらClassic recordから出ていたLPは非常に高価だった。

    僕は2枚を除き全て購入してしまったのだが、今回のボックスもやはり音に興味があり発売情報を得てからはすぐに予約を入れていた。

    今回のLPボックスセットは、リマスタリングをWho関連ではおなじみのJon Astleyが行っている(ただし、最新アルバム『Endless wire』のみMiles Stowellによる)。

    手元にあったClassic record社のLP『Tommy』『Who are you』と今回のLP.とを比較してみたが、高解像度と言う点では今回の方が良い。『Tommy』は驚くほど細かな音が聴き取れるようになり、逆にこれまでの音との違いが大きすぎるのではないか?と思えた。
    よく聴いていたSACD/CDハイブリッド盤のSACD層を思わせる音と言うか、LPからそういう音が出るのでSACD以上ではないか?とさえ思えてしまう。
    *このように思えたタイトルは実は『Tommy』のみで、他はClassic record社のLPと同等の音質ではなかろうか。それぞれに良いところがある。

    しかも、このところBeatlesのリマスターLPばかり聴きすぎたせいで、高音域がまぶしいくらいに感じられる。

    超低域もしっかりと出ているようで、『Tommy』や『The who sell out』を聴くと部屋の空気の揺れがわかる。

    初期タイトルの音質が良いことに比べ、逆に80年代の2タイトルは、それほど音が良いとは思えない。特に『Face dances』は。最初からそういうレベルの録音だったのだろう。
    僕はClassic recordから出ていた80年代の2タイトルについては購入しておらず、比較できない。
    しかし、『It’s hard』については、米国Promoのみの高音質QuiexⅡ盤と比較したが、今回のLPの方が重心が低い音になっている点を除き、両者遜色ない音質だと思えた。

    1stの『My Generation』は英国オリジナルLPとのみ比較した。ようやく今日探し出したMonoカートリッジ(AT33Mono)で両者を聴くと、今回のLPは、オリジナルの持っている音の印象を残しながら、より現代的な高音質にマスタリングしてあると言う印象を受けた。A-6のタイトルトラックでも音質が劣化しないことから、この曲はLPのマスターでなくシングルのマスターを使用していると思われる。
    *追記12/19:その後、詳細に聴き比べした結果、今回の『My Generation』LPは、オリジナルLPほどにきれいな音をしておらず、コピーマスターを使用しているのではないか?と思えた。いずれにせよ、別マスターからのLP化だと思う。


    それと、モノラルは2ndの『A quick one』までで、3rd以降は全てステレオ。
    ただし、『The who sell out』のレーベルにはMonoのマークが入っている。個人的にはステレオ音源の採用で正解だったと思う。超低域から高域までしっかりと刻まれているステレオ盤のほうがオーディオ的に非常に楽しめる。

    また、studio albumsと言いながら、『Odds and sods』は含まれておらず。

    唯一残念なのは、盤質がちょっと粗い気がする点。この点はBeatlesのリマスターLP(EUプレス)の方が質が高いと思えた。

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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