ドイツ盤MMT 2枚組EP /Beatles

    1971年にドイツで発売されたこのMMTアルバムは、米国マスターとは違って、新たなステレオマスターが採用されたことで有名だ。

    00DMMT (1)

    某レココレ誌では何度も紹介されているのだが、今月号(11月号)でもP50に紹介されている。
    ただし、説明文はちょっとおかしい気がする。
    「愛こそはすべて」はアルバム『Yellow submaline』がステレオ音源初登場だったはず。

    それに、A面ラストの「I am the walrus」は独自ミックスだ。


    厳密には、米国ステレオミックスとほぼ同じで、2回目の「I’m crying」の後、中央のベース+ドラムのみとなるミックス(左チャンネルのドラムとタンバリンがカット。英国ステレオミックスではカットされず聞こえる。)
    米国盤LPとの違いはイントロ回数のみ。米国盤はイントロが4回だが、こちらはイントロが6回。
    *補足:英国ステレオミックスとはMMT EPと英国盤青盤LP。

    そのミックス違いのマトリクス表は、過去にレココレ誌関連書籍で詳細な比較図付きで説明がある。
    00DMMT (4)
    00DMMT (2)
    * 他にも増刊(コンプリートワークス2)などにも掲載あり

    そして比較表では、「I am the walrus」のこのミックスはこのLPでしか聴けないとあるが、実は同じくドイツで発売されたMMTの2枚組EP(SMO39501/2)には同じ音源が使用されている。

    つまり、1967年12月の発売時点からドイツ盤LPのA面の音源はドイツで流通していたわけだ。
    (推測するなら、ドイツ盤はマスターをそのまま使ったが、米国では最初の2回をカットして4回にした?)

    00DMMT (10)

    レーベルはこの通りで、付属のインナー(上)が当時のものかどうかは不明。

    シングル盤用のアダプターがついているが、冒頭で紹介した某レココレ誌の写真もアダプター付きだった。

    00DMMT (21)
    *僕の知る限りステレオのみの発売。但し、同じレコード番号のついたフランス盤はステレオではない。

    ドイツ盤のMMT 2枚組EPは、ジャケットもドイツ製。他の多くの国でこのジャケットが使用されていることは前回記した。

    ドイツ製ジャケットが英国製ジャケットよりも優れているのは、未だにほとんど退色していないと思われるコーティングされた表裏の発色。英国製ジャケットは退色していて当たり前。

    00DMMT (9)

    ただし、逆に中央の歌詞カードの水色は退色している気がする。
    となると、左ページの写真も退色か?

    00DMMT (24)

    参考までにA/B/C/D面のマトリクスは、3/2/2/2だった。

    なお、ドイツEPと同じマスターが別の国にも届いていたようで、同一ミックスの「I am the walrus」が聴けるEPが別の国にもある。次回はそれとフランス盤を紹介する予定。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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