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    Kinksの1stアルバム(3)

    Kinksの1stと言えば、僕の感覚ではUKの1stのことを指し、決して米国の1stや日本での1stのことではない。
    おかげでややこしい状況が生まれることになる。

    ksor1
    日本で2枚目に発売されたKinksのLPは米国での2ndと同じタイトル「Kinks Size」と題された。ジャケット裏の印刷には1965年10月とある。これが発売時期なら、デビューアルバム「ザ・キンクス・ヒット!!」の1ヵ月後に発売されたわけだ(笑)。

    それで何がどうややこしいのか?と言うと、実はこのアルバムは英国1stと曲順こそ違っているが、同じ内容なのだ。つまり日本でのKinksの2ndアルバムは1stアルバムとなってしまった(苦笑)。
    *もしかすると、Beatlesの国内シングル盤同様、2枚目が先に発売された可能性もあるが(僕自身は知らない)。

    ksor2

    英国1stではA-7に位置していたYou really got meをA-1に持ってきた、日本らしい曲順だ。B面も曲順に入れ替えがある。英B-4 Too much monkey businessがB-1になっている。65年の秋には日本でもチャック・ベリーのナンバーと言うことでToo much monkey businessは有名だったのだろう。

    この国内盤にはもう一つ特筆すべき点がある。You really got meを除く13曲全てがリアル・ステレオ音源を使用している。当時の定価は1800円。

    このアルバムは同一ジャケットで型番変更となって再発されているのを見たことがある。その後、Kinksのカタログがテイチクから再発された際に、60年代後半のメンバー写真を使って発売されていた。音源はリアル・ステレオのまま。その盤も持っていたのだが、探したが見当たらない。いつかアップできればと思う。
    *訂正:音源はモノラルマスターに差し替えられていた。

    日本で、英国オリジナルジャケットで再発されたのは1980年代の前半。その時もリアル・ステレオ音源が使われていた。

    ちなみに2001年に、この日本盤「Kinks size」がアナログで再発されている。CD用にリマスターしたモノラル音源が使われた正規盤で、現在KinksのPye時代の音源を管理するサンクチュアリーレコードからイタリアのプレスでEarmarkレーベルにて発売。180gの重量盤で盤質・音質ともに素晴らしい。

    ksre1

    ksre2

    Originalのart workを採用していると謳ったステッカーがLPの保存袋に貼ってあるのだが、厳密には2点の違いがある。

    comp1
    モノラル音源であることも大きな違いだが、英国1stに準拠した曲順となり、曲順表記を修正してある。
    *上が再発。下がオリジナル。

    もう1点は表ジャケット中央のPye Stereophonicマークが無くなった点(2つの画像を比較して欲しい)。
    それよりも驚いたのは、貼り付けられている写真だ。新たに同じ写真を探して置き換えてある。しかし、オリジナルのジャケットでは、写真の外枠はちぎって貼り付けたかのような味があるのだが、再発ではいかにもPC上で加工した感が強い。さらに悲しいのはこの大砲の上に座っている写真(たぶん、Dave)。同じ写真が見つからず複写したのか、なんとも最悪の画像となっている……。

    comp2
    *左がオリジナル、右が再発



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    No title

    JDさん、はじめまして。
    先日、このブログを見つけて、
    楽しく読ませてもらってます。
    キンクスのコレクション、羨ましいです(笑)。

    この、キンクス・サイズ、私が持ってるのは、
    70年にコロンビアが再発した物で、ジャケは同じですが、
    真ん中のパイマークの周りの矢印とStereophonicの
    文字が無いです。
    あと裏ジャケは違うんですね。
    曲順と音は同じでした。

    No title

    TAさん、こんばんは。
    はじめまして。
    コメントどうもありがとうございます。

    ブログのシステムエラーのせいか?コメント承認後に不具合があり、一度削除した上で再度コメントアップさせていただきました。ご迷惑をかけてしまい、すみません。

    このレコードの再発盤は某オークションで見たことがありますが、真ん中のロゴが無かったとは!気づきませんでした。
    Face to faceは再発盤も持っているのですが、レーベルが水色のPyeレーベルに変わっていました。同じくこのレコードの再発盤もレーベルは変わっていそうですね。

    他の記事にもコメントいただきありがとうございます。
    今後ともよろしくお願いします。

    No title

    そうなんですよね。
    真ん中はパイのマークのみなんです。矢印達がない。

    で、レーベルを見ようと思ったら、うちの見本盤だった。
    よって、白地に文字だけ(笑)
    違いがわからなかったですね。

    あとDoug Hinman著のキンクスのDiscographyは、
    かなり詳しく色々出ていますよ。

    No title

    TAさん、こんばんは。
    コロムビア再発盤はPyeマークのみだったのですか!
    勘違いしていましたが、それも不思議な話ですね。

    あと、再発盤の見本盤は真っ白なレーベルとのこと、ネットで調べたら掲示されてる方の写真がありました。本当に真っ白でしたね。

    >Doug Hinman著のキンクスのDiscographyは、
    かなり詳しく色々出ていますよ。

    その本もマニア必携のようなので、機会があれば購入しようかなと思います。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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