Blonde on blonde/Bob Dylanその1

    先日の3連休は体調不良もあって、しっかり休日にできた。
    そこでようやくレコードの整理整頓を随分と進めることができた。
    おかげで、前回取り上げたCreamやJimi Hendrix、Bob Dylanなど、あちこちに散らばっていたLPをある程度まとめてしまうことができた。

    そこで今回は別ミックスが存在することで有名なBob Dylan 1966年発表の傑作アルバム、『Blonde on blonde』(Stereo盤)を。
    blondonblond1.jpg


    このアルバムは、Rock界で最初の2枚組アルバムだとずっと思っていたのだが、今では1966年7月発表説もあり、Mothers of inventionの『Freak out!』とほぼ同時期でどちらが先か特定できないようだ。

    しかし、どちらが先かと言う話よりも、両者ともに2枚組であるにもかかわらず優れた作品であり、その後も語られるアルバムであった点が驚きであり重要だ。

    僕が初めて聴いたのは国内CBS SONY盤。
    blondonblond1 (3)

    blondonblond1 (4)

    実は他のDylanのアルバムも国内盤LPで聴いていたのだが、Beatlesは輸入盤LP(再発盤)がメインだった。そこで気になったのが音質。Beatlesの場合、たいてい国内盤よりも輸入盤のほうが音が良かった。それならDylanもそうではなかろうか?と思って、一番好きなアルバム、つまりこれの米国盤を買って聞き比べしようと思ったわけだ。

    米国盤で最初に買ったのが、ジャケットが明るめのやつ。
    たぶん80年代のプレス。
    blondonblond1 (6)

    これを聴いて驚いた。まず、音は日本盤のほうが良い!とその時は思った(今から20年以上も前になるが……)。
    もう一つは、日本盤/米国盤とでミックスの違う曲がある!という点。

    はっきりとミックスが違うと言えるのは、A-2の「Pledging my time」。
    米国盤ではボーカルにエコーがかかっているのに日本のCBS SONY盤ではかかっていない。
    これはすぐにわかった。

    次にA-3の「Visions of Johanna」も音の定位が違う。
    日本盤では、左からアコギとベースが出るのだが、米国盤ではセンターになっている。
    (その逆に、別シンバル+エレキギターの定位もアコギ+ベースと入れ替わっている。)
    そして、そのためか?日本盤のほうがボーカルのミックスが微妙に大きく聞こえる。
    実はこれは今回初めてわかった・・・20年以上も気づかなかったとは情けない。

    他の曲にも細かな違いがあるのかもしれない。


    音質についてだが、80年代プレスの米国盤の音質は、全体的に中音域~低域が弱く、逆に高域がきつい不自然な音に聞こえた。それに対して、日本盤は低域も出ているし、全体的にバランスの良い音になっている。ただし、鮮度と言う点では米国盤のほうが勝っているのかなとも思えた。

    その後、米国盤LP(2種類)を新たに購入。
    写真手前から60年代、70年代、80年代のプレスになる。
    blondonblond1 (8)

    70年代プレス(上)は、ジャケット左上の規格番号表記部分は60年代のと同じだが、80年代(下)とは違う。
    blondonblond1 (15)

    70年代ジャケットの内側は、写真が少ないタイプで、レーベルもCOLUMBIAの黄色文字で周りが囲まれているタイプ。
    blondonblond1 (10)


    60年代、70年代、80年代プレスの音を比較したが、米国盤LPはプレスが新たになるたびに中音域が薄く(弱く)なっている。

    さすがに60年代プレスの盤は中音域の密度も濃く、音の鮮度も高い。

    ジャケット内側も写真が多いタイプで、レーベルも2Eye。
    blondonblond1 (19)

    でも、日本盤の音も捨てがたい。
    日本盤は音量が大きく、ちょっと歪っぽい気もするが、中音域もしっかりと記録されていて米国盤よりもより自然な音と言う印象がある。

    次回に続く。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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