Elvis PresleyのCD音質について

    先日の記事、「Young man with the big beat/Elvis Presley」と「Elvis Presley/ Elvis Presley」で、『Elvis Presley』(1stアルバム)のCDの音質について若干述べた。

    elvis2nd (2)

    手元にあったものを調べると1stと2ndのCDは上の3種類がすぐに出てきたので(他にも97年発売のCDや、FTDからの1stもあるはず)、これら3種類の音質について少し記しておこう。


    まず、それぞれのCDについて簡単に記す。

    これは先日の記事で『Legacy edition』と紹介したもの。
    elvis2nd (1)
    昨年発売の2011 remaster。1st+2ndの2枚組(+ボーナストラック)。


    次に これは2008年に出た廉価版ボックスセット。紙スリーブに5枚のCDを収めたもの。
    elvis2nd.jpg
    僕は発売当時に買ったので少々高かった。


    そしてこれは、この中ではリリースが一番古いもの。
    elvis2nddsd.jpg
    2005年リリース。1997年盤から8年が経過し、新たなremasterを施して再発された。
    その際、DSD remasteringとなっている。
    僕はこの時、SACDでも発売されるのではなかろうか?と期待したのだが、それはなかった。1956年の録音ではSACDを使うほどでもないと判断されたのかどうかは不明。


    さて、それぞれの音質を比較すると、はっきりしているのは廉価版CDで採用された音源が一番ひどい音をしていること。手元に無いのだが、たぶん1997年CDよりも前の音源を使用しているのではなかろうか。

    まず何よりも、解像度が悪い。そして、ノイズリダクションの副作用で高域が死んでいる。逆に低域の補正が強く感じられ、音のバランスが悪い。
    このCDとの比較だと、オリジナルLP(米国盤)の方がましな音だと言える。
    * 前の記事のどれかで記したが、オリジナルLPの音はナローレンジで低域が弱い。やや高域が強めの癖のある音質だと言える。


    それに対して、2005年版も2011年版も両方ともオリジナルLPよりもマスターテープの世代が2~3つくらい若いのではないか?と思われるほどの高音質。

    両者を比較すると、2005年版の方が自然な音で、2011年版は(僕には)ほんの少しだが不自然な高域強調かつヒスノイズ減となって聞こえる。おそらく、ノイズリダクションで高域成分が弱まったところをイコライジングで補正したと思われる。

    と言うことで、この中では2005年版の音がベストかなと判断。


    但し、使用しているCDプレーヤーやオーディオシステムによっては、2011年版の方が好ましい音になるかもしれないので、そのあたりはご自身で判断して欲しい。

    それと、廉価版セットの5枚のCDうち、今回の2枚の音質が特にひどい気もする・・・他はもう少しましかな、と思えた。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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