どうでも良いことかもしれないが

    先日、普段定期的に読んでいる音楽ブログとは全く別の洋楽関係のブログのいくつかに偶然アクセスしてWhoの記事を読んでいたら、例の本の間違った内容の影響による記事が目に入った。

    ブログの記事なら、ただ「この人はこう思っているのだな」で済むこともある。
    しかし出版物だとそうとも言えない。
    お金を払って買ったのだから記事には本来、誤りはないと思って接するだろう。

    そこで再度ここに間違いを訂正するための記事を残しておく。
    それは、この本(赤っぽい本)の「Live at Leeds」のレコードについての記事だ。

    leeds (2)
    *ちなみに本の背後は、フランスでの再発LP。


    先日の「The Who Live at leeds完全版」の記事で一度訂正しておいたのだが、あのLPにバチバチと鳴るノイズが刻まれているのは、大元のlive録音時に入ってしまったノイズであり、レコードのカッティング時に付加されたものでは無い。

    それをさもそうであるかのようにあの本「ロック大図鑑」には書かれてあるが、それは完全な誤りであり、作り話なので要注意だ。全て忘れる必要がある。

    その後のremix/remasterされたCDで、そのあたりのノイズが修正されたのは、8トラックのマスター・テープをそのままデジタルにコピーし、デジタル音声の波形編集処理によってノイズを軽減・削除している。どうしても難しいところは演奏のやり直しでカバーしていると思われる。

    ノイズそのものは8トラック分あったと思われるが、ボーカルの合間(必要な音の無い部分)などであれば、その部分だけミュートしたりレベルを下げておけば良いので、デジタル・ミキシング時代になって初めてああいうノイズ除去をマルチトラックテープに遡ってできるようになった。

    21世紀になって、Rolling stonesのSACD/CDハイブリッド盤が登場した際に、それ以前のCDまでには残っていた「19th nervous breakdown」のイントロのギターのノイズが軽減していたが、あれもデジタル音声の波形編集によってのもので、その修正作業を経るとどうしても元の音よりも丸い音になってしまう。
    個人的にはあれはやりすぎではないか!と思ったが。


    さて、再び話をあの本に戻すが、個人的にはあの本のWhoのアルバム記事は正直良くないと思う。例えば2ndアルバム『A quick one』から引用すると次のように書かれている。
    文章の前半を割愛するが「……メンバーは4人が均等にアルバムに曲を提供して印税を山分けすることを考えた。」とある。

    しかし実際は、キット・ランバートが出版社と事前に交渉し、アルバムに2曲提供すれば印税から500ポンド前払いする、というメンバーにとって有利な条件をわざわざ引き出したわけで、そこで書かれた記事を読んで受ける印象とは違うと思う。
    * こう書いても、同じ事を言っているように思えるなら、僕の昔の記事を読んで欲しい。
    それでも駄目なら……打つ手は無いが(苦笑)。

    あの本のWhoの記事は、全体を通じて僕には「これではニュアンスが違うだろう!」と思えて仕方のないことばかり。

    と言うことで、Whoを正確に知りたいと思われるならば、あの本でなく別の本を読んだほうが良いし、あの本で書かれた文章の半分は忘れたほうが良い、というのが僕の意見。


    あの本結構売れたのか、誤った情報が流布しているみたいなので、気になって仕方がない。
    こういうことはどうでも良いことなのかもしれないが。




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    テーマ : ひとりごと
    ジャンル : 日記

    コメント

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    No title

    JDさん こんにちは

    出張お疲れ様でした。

    >ブログの記事なら、ただ「この人はこう思っているのだな」で済むこともある。
    >しかし出版物だとそうとも言えない。

    個人のブログなら影響は少ないですし、間違いに気付けば修正もできますけど、出版物は一度出してしまうとそのままですからね。
    中には根拠のない思い込みで書いてるライターの方もいますし、本を買うのにもきちんと吟味する必要があるかもしれません。

    とはいえ、個人のブログもあまりいい加減なことは書けません。
    今になって振り返ると、自分のブログでも適当なことばかり書いてきた気がします。
    間違い箇所もたくさんありそうなので、人知れず修正しなければいけませんね(苦笑)

    こんばんは♪

    いやぁ、どうでも良くないっす!

    自分もこの本、買っていまして…まぁ、結局そんなにじっくり読んでなくて、写真中心に見ていたのでそんな記述があったなんてことにビックリっす、っていうかちょっと詳しい音楽好きの物言いみたいな感じの間違いみたいで、本としてはやっぱりちょっとカッコ悪ぃ−…ですね、うふ♪

    では、改めてじっくり読んでみたいと思います…♪

    Re: No title

    poposukeさん、こんばんは

    コメントどうもありがとうございました。
    2度目の出張から戻りました。

    > 個人のブログなら影響は少ないですし、間違いに気付けば修正もできますけど、出版物は一度出してしまうとそのままですからね。

    ブログには「修正」と言う手がありますからね。これは大きな力です。
    月間誌や季刊誌なら、訂正記事を出すこともできます。

    > 本を買うのにもきちんと吟味する必要があるかもしれません。

    それも必要ですね。本屋で手にとって中身を見る余裕があれば。

    > 間違い箇所もたくさんありそうなので、人知れず修正しなければいけませんね(苦笑)

    そのあたり、僕は人知れずでも修正の足跡を残しておくしかないだろうなと思います。
    ベストなのは、修正したことを新たな記事で公にすることだと思いますが、僕のブログの場合それほど多くの人の目に触れているとは思えないので、そこまでする必要があるかどうか悩みますけどね(苦笑)

    Re: こんばんは♪

    へどろんさん、こんばんは。
    コメントどうもありがとうございました。

    > いやぁ、どうでも良くないっす!

    そうですよね、本来は。
    でも、ネットの世界ではあまり気にしない人の方が多いように感じています。

    > 自分もこの本、買っていまして…まぁ、結局そんなにじっくり読んでなくて、写真中心に見ていたのでそんな記述があったなんてことにビックリっす、

    結構そういう人が多いのではないかと僕も思います。
    掲載されているレコード・ジャケットは残念ながらVGレベルが多いものの、写真が本当にたくさんあって、その点は十分に評価できると思います。

    > では、改めてじっくり読んでみたいと思います…♪

    いやぁ、逆に読まないほうが良いかもしれない・・・・・・ですよ。うひょ!(笑)
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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