暑い夏を乗り切る その1

    8月になってからの暑さと深夜~明け方までオリンピックのテレビ放送を見てしまうことから、このところずっとバテ気味で、ブログに手をつけられずじまいだった。

    しかもこのところ、聴いていたレコード/CDに統一感がなく取っ散らかった印象で、ブログで取り上げにくかった。

    august2012 (6)

    しかし、出張でもないのにブログを1週間近くほったらかしにするのはさすがに嫌なので、その最近聴いていたレコード/CDの紹介と言う安易な道を選ぶことにした。


    まずは、これ。

    august2012 (8)

    僕の大好きなGen Xの(12インチ)シングル曲「Dancing with myself」。
    この12インチシングルの上に乗っている3枚組CDはGeneration Xの『Anthology』。

    Generation Xは、以前取り上げたけど、その際、彼らを知らない人には誤解を招く紹介をしたかもしれない。

    彼らのレコードデビューは1977年で、僕が思うには、当時の英国Punksの中で最も60年代のBritish beat groupの流れを汲むサウンドを持ったバンドだ。しかも、Vocalist(Billy Idol)は当時の英国punksが否定していたold waveのElvis(の50年代)を彷彿させる歌い方をしていた。

    「Dancing with myself」は彼らのラストシングルで(実際にはGen X名義でのシングル)、彼らの曲の中で(海外では)最も有名な曲だそうだが、僕もこの曲が大好きだ。シンプルなdance rock(?)の傑作だと思う。夏バテ時期でもこの曲を聴くと乗ってくる。つまり体が勝手に動き出す(笑)。

    僕のプレーヤーだとターンテーブルは手で止めないといけないので、曲が終わるとトーンアームを上げてそのまま曲の頭に持っていきリピート再生してしまう。しかも何度も(笑)。
    いやぁ、この曲は本当に一度はまるとやめられない。

    12インチシングルバージョンは別編集でlong version(10秒くらい長い?)となっている。通常のシングルバージョンでカットされてしまった部分が残っているので、これでしか聴けないパートがある。
    *Billy Idolのソロ名義での同曲のlong versionとは当然ながら別物。

    Generation Xの3枚組CDセット『Anthology』には、Generation Xでの未発表の3rdアルバム『Sweet revenge』がCD2枚目に、1978年の日本での大阪公演のLiveがCD3枚目に収録されている。このCDが出た当時(2003年)、Punk rockへの興味などはもう全く無くなっていたにもかかわらず、偶然目にしてしまい、どうしても聴きたいと思って買ってしまったわけだが、その後廃盤のようなので買っておいて良かった。

    僕がRockを聴き始めた77~78年頃、当時の音楽雑誌に英国の若手アーティストを専門に取り上げる雑誌があった。「Rock show」だったかな?日本でアイドル視されていたBCR関係やJapan、Tom Robinsonなどが取り上げられていて、その中にGeneration Xの日本公演の話題も取り上げられていたことを覚えている。

    当時の僕にはPunkと50年代や60年代のrockとの違いが全くわからず、Billy Idolの髪型など50年代のrockerそのものにしか見えなかった。あと、Clashの写真を見ても同じような印象だった。


    次にこれ。

    august2012 (15)

    Wilson Picketのアルバム『Hey Jude』
    最近、テレビでぬるい「Hey Jude」がCMで流れていて、せっかくの名曲がこんなにも躍動感の無い、平凡な曲になるのかとがっかりしていた。オリンピックの開会式でPaul McCartneyが歌うと決まっていて、それに合わせてのCMなのかどうかは知らないが。

    この曲でBeatlesのオリジナルと変わらないくらいに好きなcover versionはこのWilson Picketのカバー。彼の絶叫ボーカルが素晴らしい。また、アルバムとしてもかなり良質なアルバムだと思っている。数曲のシングル曲を交え、聴きどころの多いアルバムだと思う。


    今日の最後はこれ。

    august2012 (9)

    残念ながらピンボケしていたが、Shangri-lasのRed birdでの録音曲を全て集めたらしき2枚組CDセット。これは初夏頃に購入したもので、発売は去年らしい。

    Shangri-lasは数曲の超有名曲がある60年代の米国Girls group。
    やたらとドラマチックな歌詞(会話展開!)・メロディー構成・展開、SEの追加など、本当に個性的なグループだと思う。

    それにしても、ドラマチックと言う言葉が文字通りの意味なのもすごい。1曲の中でドラマが始まり、終わる。そして余韻が残る。

    オリジナルの米国盤LP(2枚しかないが)は売れなかったのか?あまりのプレミアがついて手が届かない。そのためLPは再発盤や編集盤しか持っておらず、唯一のオリジナルはシングル盤「Give us your blessings/Heaven Only Knows」のみ(写真右上の黄色いレーベル)。

    これまで、日本盤や米Mercury編集のベスト盤CDを持っていたのだが、全曲収録と言うことで久しぶりに購入したところ、音を聴く限りStereoバージョンについては、良質なマスターテープを使用している気がした。非常にクリアな音質で、これまで気づかなかった音まで聴ける。

    しかし、前述したシングル盤と同曲での音を比較するとnoise reductionのかけすぎか、SEの必要な音域までもがカットされていて平坦な音になってしまっていたので、その点だけが残念。

    久しぶりに「Leader of the pack」を聴いて思い出したが、冒頭の会話部分で、英会話には「肯定の頷き」と「否定の頷き」があることを僕はこの曲で知ったのだった。


    それにしても、このCD-1を聴き進むと、素敵な曲が本当にいっぱい詰まっていることに驚かされる。当時アルバムがあまり売れなかったなんて全く理解できない。

    改めて思うが、BeatlesやStonesだけでなく、KinksやWhoやSmall facesを初めて聴いた時は心がときめいたものだが、Shangri-lasも同じようなときめきを与えてくれる。
    これは60年代のマジックなのか?


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    No title

    JDさん、こんばんは

    W.ピケットは、ジャケ、タイトルが内容を120%表している『Exciting』が一番のお気に入りですが、『Hey Jude』も傑作ですね。G.Jackson,B.Womack,I.Hayesなど南部系ソング・ライターの佳曲揃いのうえ、マスルショールズ中心のミュージシャンとのコラボも本作が一番しっくりしてるように思います。
    因みにタイトル・トラックを往年のロック少年(現ロック親父)達に聴かせると、Duane・Allmann(Davidは記載ミスでしょう)が参加しているせいか概ね喜ばれます。

    Shangri-Lasって、シャドー・モートンのけれんみたっぷりのプロデュースは別にしても、不思議な存在感、魅力のあるガール・グループですよね。
    JDさんの仰る60’sマジックに+αが感じられるですけど、
    ちょっぴりアンニュイな雰囲気がそれなんでしょうか?

    DC5(その2から)については、多くの方が指摘するように基本アイテム(オリジナル・アルバム)の再発が進まないのが致命的ですね。
    本来であれば、レココレ誌あたりがきちんと特集を組んだうえでレコード会社を通し御大に翻意(?)を迫るのが一番なんでしょうが、やはり難しいんでしょうか。
    それまではDC5関連一級の資料であるPOPOSUKEさんのブログを参考にしつつアナログ盤を一枚づつ拾っていくことにしますか。

    Re: No title

    t-izuさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    > W.ピケットは、ジャケ、タイトルが内容を120%表している『Exciting』が一番のお気に入りですが、

    僕もあのアルバムが一番かもしれません。あれは全曲素晴らしいですね。

    > 『Hey Jude』も傑作ですね。G.Jackson,B.Womack,I.Hayesなど南部系ソング・ライターの佳曲揃いのうえ、マスルショールズ中心のミュージシャンとのコラボも本作が一番しっくりしてるように思います。

    はい、このアルバムもA-1から、まさにそういうセッションの良さが音に現れていると思います。

    > 因みにタイトル・トラックを往年のロック少年(現ロック親父)達に聴かせると、Duane・Allmann(Davidは記載ミスでしょう)が参加しているせいか概ね喜ばれます。

    ギターが独特なのですぐにわかりますね。でも、ギターだけでなくボーカルもバックのコーラスも演奏も、本当に凄く良いと思います。

    > JDさんの仰る60’sマジックに+αが感じられるですけど、ちょっぴりアンニュイな雰囲気がそれなんでしょうか?

    僕がShangri-Las作品に感じる(感じた)60’sマジックは、たぶん、S.モートンやメンバーを含めたみんなが新しい何かを生み出そうとしてできあがった、「時代を超えた良さ」にあるのかなと思いました。
    ヒットしなかったシングル曲やアルバムのみの曲にしても、アレンジのセンスが良いですね。

    60年代の曲を聴いて、同様に魅力的だなと思えるのが仏国のFrance Gallの楽曲です。今の感覚・感性で捉えると60年代の曲は、古いと思えるものと古さを感じないものの2分化されると思いますが、Gallの曲もほとんど古さを感じさせないですね。

    > DC5(その2から)については、多くの方が指摘するように基本アイテム(オリジナル・アルバム)の再発が進まないのが致命的ですね。本来であれば、レココレ誌あたりがきちんと特集を組んだうえでレコード会社を通し御大に翻意(?)を迫るのが一番なんでしょうが、やはり難しいんでしょうか。

    某社長さんが再発を許可するほどの熱意を持って交渉できる人がいないと難しいでしょうね。
    それと、社長さんが再発を嫌がる理由も、僕がさっき書いたことに通じる点がある気がします。つまり、アルバム収録曲の一部はどうしても色あせて聴こえる点ですね。やっつけで収録された曲が、だいたい2曲くらいは米国盤の場合入っているので……もちろん、例外の全曲素晴らしいアルバムも数枚はありますが(苦笑)。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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