Small facesの書籍2 感想

    *6/29(30)追記:
     この記事の後半に書いたJHのアルバムセッションのことがHumble pieの1stアルバムの解説内、最後の部分で触れられていた(P123)。
    せっかくなら、アルバム解説を書いた矢野さんにJHのアルバムについても語ってもらうべきだったのではなかろうか?
     あのアルバムは、しょっちゅう聴くアルバムではないが、SFマニアには外せないアルバムの一つだと思うので。
    なんとも、もったいない編集だとしか言いようがない。残念だ。



    今日までに前回紹介したSmall faces本のうち、Small faces部分はほぼ読み終えた。
    After the Small faces部分も大まかには目を通した。

    僕はSmall facesの音楽は大好きなのだが、WhoやBeatlesとは違って、音楽以外の部分についてはほとんど知らない。
    具体的には、活動記録であったり、解散に至る経緯などのことだ。


    DE盤の英文ライナーに、SteveがPeter(Frampton)を連れてきてPeterをフロントに据えたがったが、他のメンバーは賛成しなかったと言うような文章があり、そんな話も初めて知ったぐらいなのだが今回の本によれば、Steveはアイドルと見られることにもう辟易とし耐えられないと言った状況にあったようだ。
    このことは掲載されたインタビューからもはっきりしている。

    そのため、自分の代わりにグループのフロントマンとしてPeterを据えようとしたものの、他のメンバーはSteveこそがSFのフロントマンだと譲らなかったため辞めた、と言うのがこれらから読み取れるSFの内情のようだ。

    それを知ってようやくわかったのだが、以前僕が取り上げたこのアルバム

    フランスのシンガー、Johnny Hallyday のアルバムにSFが参加したと言われているにもかかわらず、明らかにPeterのギターが聴けるのはどうしたわけか?と思っていたのだが、SFの最終セッションと言われる(真偽は不明だが)このアルバムは、Peterが参加したSFだったと考えれば辻褄が合う。
    僕はてっきり初期Humble Pieか?と思っていた。

    そういう話があったと分かれば、なるほど、と思える。
    Peterが参加したSFのセッション、しかしメンバーはPeterのSFへの加入を拒み、それを期にSteveは脱退。
    こんな流れができあがるわけだが、さて真偽は如何に?


    ところが、だ。
    とても残念なことに、今回のSF本にはこのアルバムが全く取り上げられていない。
    これは非常に片手落ちではなかろうか?

    日本でJohnny Hallyday について詳しい人を通じて、このアルバムについての情報を引き出せておけば、SFの知られざる一幕についてもファンに情報を提供できただろうに。

    あるいは、全くの素通りでなく、関係アルバムとして紹介する程度でもほぼ関連音源を洗いざらい紹介した形の本になっていたと思うのだが。
    少なくともSFの曲を演奏しているわけだし。


    この点を除くと、(特に)音源に関しては非常に充実したSmall faces本だと思う。

    脈絡なく唐突に登場するネットワークオーディオの記事など入れるよりも・・・・・・。

    *追記
    OgdensのMono盤は英国のみの発売とある(P61)が、豪州でも発売されたことを補足しておく。
    引越し後、どこにしまったか行方不明だが、所有している。


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    コメント

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    No title

    今回は公開コメントで(笑

    >ちょっとSmall faces部分の内容が薄い
    そこが僕の最大の不満点です。
    すでに聴き込んでいるマニアックな方、そしてこれから聴いてみようという方にとっても、Small Facesへの愛情が深まるようなコンテンツや記述がもっと欲しかったです。

    別バージョンやミックス違いの検証も必要なのだとは思いますが、僕自身が注目したいことや他の人に知ってもらいたいことは他にあります。

    Dig創刊号のSteveの記事を再掲載して欲しかった理由に、件のMagic Mijitsのいきさつに関する記述があって、当時SteveはRonnieと仲たがいしたまま亡くなったと思い込んでいただけに、ここを読んだ時目頭が熱くなったことです。
    この本でもそのいきさつはCDのレビューに書かれていますが、読んだ印象が全く違います。

    あと、DigのMods特集号だったと思うのですが、ポール・ウェラーがMojoのSteve特集の記事に対するコメントが掲載されていて、「Tin Soldier」は当時のSteveの想い人に捧げた曲だった事などを書いて欲しかった・・・というようなことが書かれていたと思います。

    彼のスタンスに共感を感じます。

    さらに、90年のクロスビート誌のロニーの来日公演決定の記事に、ロニーらしい素敵な言葉が掲載されていたのですが、それも取り上げられたなかったし・・・。

    珍しい写真も多く掲載されていますし、メンバーのソロ音源の紹介など、確かに充実した面もあると思います。
    ただ、それを差し置いても愛着の持てない本だなという印象です。

    いずれにせよ、この本の購入を考えている方は、実際に手に取ってチェックしてからの購入をおすすめしたいですね。

    自分のブログでもまともに取り上げたことがないので結構意外に思われるのですが、実はかなり思い入れが強かったりします(笑

    パート2がなかなかまとまらないのは、そこら辺が飽和状態にさせてしまっているからだったりします。

    当時の切抜きやパンフなどを前にして・・・。


    Re: No title

    Grahamさん、こんばんは。

    公開コメント、どうもありがとうございます(笑)

    > すでに聴き込んでいるマニアックな方、そしてこれから聴いてみようという方にとっても、Small Facesへの愛情が深まるようなコンテンツや記述がもっと欲しかったです。

    本書のメインのはずのSmall facesについての部分は、データ本的な内容に傾いているのはご指摘の通りですね。

    > 別バージョンやミックス違いの検証も必要なのだとは思いますが、僕自身が注目したいことや他の人に知ってもらいたいことは他にあります。
    > Dig創刊号のSteveの記事を再掲載して欲しかった理由に、件のMagic Mijitsのいきさつに関する記述があって、当時SteveはRonnieと仲たがいしたまま亡くなったと思い込んでいただけに、ここを読んだ時目頭が熱くなったことです。
    > この本でもそのいきさつはCDのレビューに書かれていますが、読んだ印象が全く違います。

    なるほど、そうでしたか。
    そういう記事があったにもかかわらず再録しなかったのは、(それを知っていたなら)とても残念な話ですね。

    > あと、DigのMods特集号だったと思うのですが、ポール・ウェラーがMojoのSteve特集の記事に対するコメントが掲載されていて、「Tin Soldier」は当時のSteveの想い人に捧げた曲だった事などを書いて欲しかった・・・というようなことが書かれていたと思います。
    > 彼のスタンスに共感を感じます。

    僕もその号は持っていたと思います。
    残念ながら、直接そのポール・ウェラーのコメントは覚えていません。。。
    でも彼のコメントならば、この本に再録しても良かったと思いますね。

    今回は、日本のミュージシャンが語るSmall facesみたいな記事が無かったので、その点はほっとしましたが。
    僕はああいうのがどうも苦手で。

    > さらに、90年のクロスビート誌のロニーの来日公演決定の記事に、ロニーらしい素敵な言葉が掲載されていたのですが、それも取り上げられたなかったし・・・。

    そういう記事もあったんですね。
    それについては全く知りませんでした。

    > 珍しい写真も多く掲載されていますし、メンバーのソロ音源の紹介など、確かに充実した面もあると思います。
    > ただ、それを差し置いても愛着の持てない本だなという印象です。

    Grahamさん視点に立つと、仰るとおりだと思いました。
    いずれにせよ、今回の発売は国内仕様盤発売との連携が実現していたとしても、基本的な編集方針はこのまま変わらなかったのでしょうね。


    > いずれにせよ、この本の購入を考えている方は、実際に手に取ってチェックしてからの購入をおすすめしたいですね。

    それは同感です。ちょっとそのあたり、補足しておこうと思います。


    > 自分のブログでもまともに取り上げたことがないので結構意外に思われるのですが、実はかなり思い入れが強かったりします(笑

    今回、よくわかりました(笑)

    > パート2がなかなかまとまらないのは、そこら辺が飽和状態にさせてしまっているからだったりします。
    > 当時の切抜きやパンフなどを前にして・・・。

    なるほど、そういうことでしたか。
    でも、それはやっぱり時間がかかるだろうなと思いました。

    あるいは小分けにして、思いついた部分だけをそのたびに綴っていくか、でしょうか。
    いずれにせよ、僕としてはパート2を非常に楽しみにしています。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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