Small faces Deluxe Edition/Small faces

    今回取り上げるのは、Immdeiateから発表された1967年のアルバム「Small faces」のDeluxe Edition。

    immSF (2)

    このアルバムについては、ネット上での日本のファンの方々のコメントを読むと僕とは意見が違う場合が多い。

    実は僕は彼らの作品の中では、このアルバムを次の『Ogdens’nut gone flake』ほどには良いと思っていない。
    その理由はサウンドがおとなしすぎる、と感じられるためだ。
    でも逆にそこが良いと思われているのかもしれない。

    ただ、Stereoミックスに比べると、Monoミックスは低域もしっかりと記録されており、昔Stereo盤しか聴いたことがなかった頃に比べると、その印象も変化しているのだが。


    さて、Deluxe Editionは2枚組で、1枚目がMonoアルバム+bonus track、2枚目がStereoアルバム+bonus trackとなっている。

    immSF (7)
    *CDの見開き部分とブックレットの内側

    Deluxe Editionの目玉となるのは、未発表音源になるだろう。

    まずDisc1から見ていくと、20-22曲目までが初登場。

    しかし20曲目は、またしても「Have you ever seen me」。未発表のMonoミックス。
    正直、飽き飽きする。

    21曲目は「Eddie’s dreaming」の未発表のMonoミックス。演奏そのものは正規発表と同じ(但し、ミキシングやエフェクト効果は微妙に違う)なので、ボーカルだけが別となっている。

    22曲目は、これもまたしても「Green circles」の未発表音源だ。
    Take1-alternate mix3とあるが、Steveがボーカルを取る方のテンポが遅いテイク。Monoミックスになっている。これまでに発表されたスローバージョンよりもFoが遅い。

    この曲は演奏やテンポが違うバージョン違い、ミックス違いが多く、実のところ自分の中ではうまく整理できていない。

    それにしても、この曲だけは演奏違いで別バージョンがあることからすると、かなり作りこんだのか、あるいはDeccaとのしがらみで録音し直さなければならなかったのか。

    僕はそのあたり詳しくないのでわからないが、別テイクもそれほどアレンジが異なるとも思えないので、何らかの理由があったのだろうと思う。


    Disc2の未発表音源は、21と23のみ。
    これらの2曲のみDisc2ではMonoとなっており、他は全てStereo。

    しかし、23曲目はPPアーノルドの「Groovy」のバッキングトラックなので、それほどの目玉とは思えない。

    21曲目はこれまた「Green circles」の未発表音源だ。こちらはalternate Take2とある。
    これは本来このアルバムに収録されたRonnieがボーカルを取る正規発表テイクと同じバッキングで、歌の部分だけが別バージョンのように思える。但し、テンポは正規ヴァージョンよりも遅い。USA mixよりは速い。
    エンディング部分で聞かれるSteveの軽めのシャウトが楽しい。

    immSF (6)
    *CD収納部分とブックレット裏表紙

    ところでDeluxe Editionと35th盤だが、それぞれ2枚組なのだが、収録曲に若干の違いがあり、既に35th盤を持っていても、買い替えすると聞けなくなる音源もあるので注意が必要だ。とは言っても、日本のSHM-CDのシリーズを持っていれば、手放しても大丈夫。

    immSF (11)

    immSF (10)
    *写真上がDE、下が35th. 写真が小さく曲名が読めないが・・・

    Deluxe Editionと35th盤との音質差だが、小音量で聴く限りは、Stereo盤だとDE盤の方が高域が若干強めに聴こえるのと、Mono音源については、DE盤の方が少しクリアな音質になったような。

    そのあたりは再生システムによって音も変わってくるので、あくまで参考程度と言うことで。



    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    No title

    JDさん、こんばんわ。

    この記事を待っていました。

    JDさんはOgden'sの方がお好きなんですね。
    僕はこのアルバム派です。

    ただ、最初聴いた時は正直印象薄かったです。
    Decca時代と比べるとストロングさが目立たなくなってしまっているせいかもしれません。
    長年、左右に思い切り振り分けた軽い音のステレオミックスしか聴けなかったので、その影響もあるかもしれません。

    それから数年の時を経て、じわじわと味わいを増していって、気がついたら1stと並んでお気に入りのアルバムになりました。
    モノミックスの厚みのある音は感動ものでした。

    DE、パッケージングは魅力がありますね。
    35thのほうは読みにくい折りたたみのライナーなので、ちょっと気になるところです。

    僕は公式曲のモノバージョン重視(I'm Only Dreaming以外(笑))で、別バージョンや未発表曲は良質な一部だけで十分と言う感じです。

    僕も今まででいろいろ手を出してきましたが、Immidiateの別バージョンの胡散臭さには今ひとつ愛着がもてないので、そこら辺の収録はあんまり魅力を感じません。

    Have you ever seen meなど、イントロの段階で早送りします(笑

    個人的には、「Tin Soldier」などの初期リハーサルテイクやデモレコーディングが聴いてみたいですね。
    「Village Green~」の「Village Green」の66年レコーディングバージョンみたいなのがあったらなー。
    あれはすごく良かった。
    Immidiateの別バージョンはかなりのものが作り物くさくて、こういうドキュメント的な萌えに欠けるようにいつも感じています。

    音質面も驚くほど改良されていると言うほどではなさそうですし、半ばパッケージング目当てで買うのもどうかなと悩ましい限りです。

    余談ですが、日本盤のDEはDecca期がユニバーサル、Immidiate期はビクターでリリースされるようで、ユニバーサルは基本UK盤と同じ、ビクターは独自の編集に直しているようです。
    たぶん「Autumn Stone」のDEにモノシングルミックスを収録させるつもりのようなので、それにあわせたのでしょうね。

    後買うとしたら、BBCとOgden'sのDEとIn Memoriamの09年盤くらいかな。

    Re: No title

    Grahamさん、こんばんわ。

    コメントどうもありがとうございます。

    >僕はこのアルバム派です。
    >それから数年の時を経て、じわじわと味わいを増していって、
    >気がついたら1stと並んでお気に入りのアルバムになりました。

    そうですか。
    僕も好きなことは好きなものの、比較してしまうとOgdensになります。
    そう言えば、日本盤CD(SHM-CD)の解説者もさっき読んでみたらこのアルバムが彼らのベストだと書いてました(笑)。

    >モノミックスの厚みのある音は感動ものでした。

    僕も35th盤が出た時にびっくりしました。Stereoミックスでの印象とは随分違いました。
    最初にこちらを聞いていたら印象も変わったのですが。

    >DE、パッケージングは魅力がありますね。
    >35thのほうは読みにくい折りたたみのライナーなので、ちょっと気になるところです。

    ライナーは確かに35thより読みやすいです。
    ただ僕の場合、あの小さな文字を見た時点で(老眼鏡が必要になるため)読む気が失せるので、どうしても資料的な情報が知りたいことだけ探して読むことになります。

    >Have you ever seen meなど、イントロの段階で早送りします(笑

    それ、わかります(笑)。
    まぁ、今回のDE版で彼らの未発表音源はほぼ出尽くしたのかなと思います。例のAndrewが持っている(?)ものを除いて。

    >「Village Green~」の「Village Green」の66年レコーディングバージョン
    >みたいなのがあったらなー。
    >あれはすごく良かった。

    Small facesの場合、ああいう、スタジオドキュメントのような音源は残っていないんでしょうね。残念ながら。

    >音質面も驚くほど改良されていると言うほどではなさそうですし、
    >半ばパッケージング目当てで買うのもどうかなと悩ましい限りです。

    Stereo音源について音質的にもっと突っ込んで言うと、DE版では35thよりもノイズリダクションが進んでいて、アナログテープのヒスノイズが随分軽減されています。ただ、同時に高域の成分が減少するため、その部分を補正するかのように微妙に高域が強くなっています。
    それと、アルバム曲に関して言えば、使われているマスターテープそのものは、35thと同じだろうと思われます。たぶん、35thに収録されていたシングル曲も同じではないでしょうか。
    両者を比較すると、僕のところでは一長一短で、どちらが確実に勝るとは言えないと思いました。

    >余談ですが、日本盤のDEはDecca期がユニバーサル、Immidiate期はビクターで
    >リリースされるようで、ユニバーサルは基本UK盤と同じ、ビクターは独自の編集に直しているようです。

    そうですか。
    日本盤は今回はパスしそうです。またダブっても仕方ないので。
    ところで日本では[Autumn Stone]も再発されるわけですか。英国でのリリースもあるのでしょうか?
    例のLive音源が収録されるなら買いますが。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    09 | 2017/10 | 11
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR