音を見直す良いきっかけになった

    今晩(5日の夜)、久しぶりにクラシックを聴きに行った。
    福岡でコンサートに行くのは初めてだ。

    先日のRogerの来日公演は、Rockのコンサートなので、どうしてもPAの音しか味わえない。
    しかし、クラシックとなると話は変わってくる。

    演奏の良し悪しもあるけれど、聞こえてくる音はホールに響く生音。
    座席によっては、レコードやSACD/CD収録の音にきわめて近い音で聴ける座席もあるわけだ。



    僕はクラシックも聴くが、熱心なマニアでなはい。
    今日聴いた2曲は、記憶にある限りでは生では初めて聴いた。それで、これまでCD/SACDで聴いていた同一曲の音と比較して(比較対象は同じオーケストラ・指揮者ではないが)、現在の簡易オーディオシステムの短所がはっきりとわかった。それは、高域の耳につく音が、Fostexのパワードスピーカーだと強く出ている点。

    もしパワードスピーカーを使っていないのであれば、アンプにトーンコントロールがあれば、高域を少し下げれば丁度良いレベルだろうと思えた。

    ただ、Fostexのパワードスピーカーが、高域が少し強く出るようになっているように作られている理由も想像できる。
    それは、小さな音量で聴くことが前提である可能性が高い。

    おわかりのとおり、人の耳は小音量になればなるほど高域と低域が相対的に聞こえづらくなる。ラジカセ(…今では死語かもしれないが)にラウドネススイッチがついていたのは、夜間に小音量で聞く場合のために、耳に聞こえにくくなる帯域を補強して小音量でも聞こえやすくするため。

    僕の場合、現在の簡易オーディオ通常の音量設定は、テレビの音量より若干大きめ程度だが、それでは高域が強めなのかもしれない。
    仕方なく、ツィーターにティッシュを当てて高域をマスクすることとした。
    * ちなみに、東京に住んでいた時は高校生~大学生くらいの学生の声の大きさにいつも驚いていた。彼らはもしかするとイヤホンで大音量で聴き過ぎて難聴なのではないだろうか?耳が遠くなると声も大きくなるので。あるいは、東京は生活音量がやたらと大きくて、それに合わせて声も大きくなるとか?(笑)。


    さて、今日観たようなマーラーの交響曲ともなると、スケールが大きく、今の簡易オーディオでは役不足だ。フォルテシモ部分での音量は物凄く大きく、ピアニシモ部分では客席の周りの人の身動きの音のほうが気になるほどに小音量になる。ダイナミックレンジの広さはいかほどだろう。

    恥ずかしい話だが、コンサートの途中、気持ちよくてうつらうつらしてしまったのだが、眼を閉じて聴いていると、それぞれの楽器の音の溶け合う様の美しさにびっくりしながらも、オーディオで聴いているのと錯覚してしまった(苦笑)。音楽の美しさと(聴こえている)音の美しさは切っても切り離せないものだなと思えた。
    そろそろ、引越しから1年に近づくし、オーディオ装置をまともにセットしたくなってきた。


    ところで、今日のコンサートの演奏だが、僕自身がこれまで足を運んだクラシックのコンサートの中では非常に良い演奏の部類だったと思う。1曲目のリストのピアノ協奏曲も、ピアノの音色にうっとりしてしまった。

    本当の批評家に言わせるとどう評価するかわからないが、僕は何度も我を忘れるほどに奏でられる音楽と音の美しさに吸い込まれた。それだけで観た甲斐があったと思えてしまう。

    今回の福岡シンフォニーホールは座席位置的にも音は普通に良かった。また観に行くだろう。

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    *福岡シンフォニーホールのHPより

    フランクフルト放送交響楽団
    指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
    ピアノ:アリス=紗良・オット

    曲目 リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
    マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調

    アンコール曲目紹介
    第1部
    ショパン:ワルツ イ短調「遺作」(アリス=紗良・オット)

    第2部
    ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
    シベリウス:悲しきワルツ op.44-1


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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