From the beginning Deluxe Edition/Small faces

    結局、4つとも買ってしまった、Small facesのDeluxe Edition(全て英国盤CD)。
    一体それぞれのアルバムは、既に何種類持っているのやら……。

    sfde.jpg

    さて今回は、Decca時代の2枚から『From the beginning』Deluxe Editionの聴きどころだけを紹介する。

    『From the beginning』は、今回のDeluxe Editionの目玉アルバムの一つとなるのだが、Disc2収録曲に、世界初登場音源が多数ある。

    ちなみに、Deccaからの1stの『Small faces』Deluxe Editionは、CD初収録の擬似ステレオ音源を含む以外は、特に目新しい音源は無い。

    sfde (6)
    *Deccaの2枚のDeluxe Edition



    『From the beginning』Deluxe Edition のDisc1はオリジナルアルバム14曲+シングル曲から5曲。これは音質向上以外は特に聴きどころはない。
    *従来のCDと聴き比べしたわけではないので、もしかすると音質はさほど変わらないのかもしれないが。

    sfde (7)
    *Deccaの2枚のDeluxe Editionの内側

    Disc2の1曲目がもしかしたら最高かもしれない。
    ここには「Runaway」(alternate mix)を収録。
    これは、世界初登場の未発表true stereoバージョンだ(*リアルステレオと言う日本語がどうも個人的にしっくりこなくなったので、世界的に使われるtrue stereoを使うことにした)。音質も最高だ。

    2曲目の「That man」もブックレットには未発表versionとある。しかし、本当にそうなのだろうか?この曲はいくつも別versionがあって、何かのレコードに入っていた既発音源のような気もしてしまう。確証はないが……。音質は最高。

    3曲目の「Yesterday, today and tommorow」も未発表versionとあるが、これは先日紹介したアルバム『Big music』収録版と同じ音源のような気もするが。これも音質は全く問題ない。

    5曲目の「Picanniny」も未発表Backing trackとある。この曲はアルバム『Big music』で初めて陽の目を見た曲で、その時点からインストだった。ミックスが違う気もするが、あまり好きでないので次へ。

    sfde (8)
    *Deccaの2枚のDeluxe Edition の内側をさらに開くとこうなる

    11曲目の「Talk to you」(take 5)は世界初登場。これこそBacking track。Immediateからのアルバム『Small faces』に収録され、シングルでもB面曲で発表された。

    12曲目の「All our yesterdays」は11曲目同様、世界初登場のBacking track。

    13曲目の「Have you ever seen me」もいくつもversion違いがあるので、これが本当に世界初登場か?と疑ってしまう。なんとなくこれもアルバム『Big music』収録版に似ているが……。

    14曲目の「Show me the way」は世界初。これもBacking track。

    結局、11曲目から14曲目までは、Immediateからのアルバム『Small faces』収録なので、あちらのDeluxe Editionに収録しても良いはずなのだが、あっちはあっちでMono+Stereo+シングル+ボーナストラックと盛りだくさんのため、こちらに収録されたのかもしれない。

    15曲目の「I can't make it」(take 11)も世界初のBacking track。
    ファズベース(あるいは、ファズギターか?)の音程が一部微妙に外れているのは、何弦かわからないが、チューニングが狂っていることによると思われる。ただし、非常に微妙な狂いではある。

    16曲目「Things are going to get better」(take14)は、新たに見つかったマルチトラックテープからのリミックスステレオのようだ。

    世界初登場では無い音源で以前紹介したフランス盤LPに収録されていた「Hey girl」「Come back and take this hurt off me」「Baby don’t you do it」の3曲はここでは何故か盤起こし(=レコードから録音)の、ひどい音質で収録されている。

    その他は、CD初登場と言うことで、擬似ステレオ音源を収録。
    正直、それらには価値を見出せないが。

    このようにまとめると、やはりDisc 2-1曲目の「Runaway」が最高だ。
    この曲ばかり何度もリピートして聴いてしまう。

    しかし、以前紹介したこのレコードに収録された同曲の別ミックスは、他には何で聴けるのだろう?

    その他、写真は撮らなかったが、充実したブックレットがどのアルバムにも付属している。
    どうやら日本盤も発売されるみたいだ。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

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    No title

    初めまして。
    近年ブリティッシュものから遠ざかっていたのですが、Small FacesのDeluxe Editionがリリースされたのを知って、僕も久しぶりに手を出しました。
    購入前に、こちらの記事を参考にさせていただきました。
    非常に参考になりました。
    ありがとうございます。

    とりあえず1stと、たぶんまともなリマスターは初の2ndをゲットしました。
    リイシューアナログ(Quite Naturally懐かしいです)、89年のドイツ盤のDecca2作の初CDから、ついにここまで来たかという感じです。
    でも、擬似ステは僕も必要ないな(笑

    Immediate時代は、かつて何回買いなおしてもひどい有様だったので、もはやすんなり購入するのにためらってしまうようになりましたが、3rdは「I'm Only Dreaming」のステレオが収録されていないので、Immediateにしては評判のいい02年の35th2CDをゲットしました。
    Ogdensは悩んでいるのですが、今までが今までだったので、どうにも踏み切れずにいます。
    かなり細かい復刻作業をしてあるみたいではありますが・・・。

    ブックレットの写真や各国盤のジャケが素晴らしいですが、Ogdensに日本の東芝盤LPのジャケは掲載されているのでしょうか?
    昔、東京の某店で初めて現物を見た時のインパクトが忘れられません(笑

    そんな感じで、実に久しぶりにじっくり聴いていますが、初めて聴いた時と変わりない感動をくれるグループですね。

    しばらく、Small Faces愛聴週間にしようと思います。

    長くなってしまって申し訳ありません。

    Re: No title

    Grahamさん、こんばんは。
    以前、POPOSUKEさんのところだったか?どこかでお見かけしたことがあります。

    コメント、どうもありがとうございました。
    そして、記事を参考にしていただき、とても嬉しく思います。

    > とりあえず1stと、たぶんまともなリマスターは初の2ndをゲットしました。
    > リイシューアナログ(Quite Naturally懐かしいです)、89年のドイツ盤のDecca2作の初CDから、ついにここまで来たかという感じです。

    僕も当時、89年のドイツ盤CDを2枚とも購入しました。
    当時はよく聴きましたね。それほど音が悪いと言う印象もありませんでした。
    今聴くとどうなのかわかりませんが。

    > Immediate時代は、かつて何回買いなおしてもひどい有様だったので、もはやすんなり購入するのにためらってしまうようになりましたが、3rdは「I'm Only Dreaming」のステレオが収録されていないので、Immediateにしては評判のいい02年の35th2CDをゲットしました。

    そうですか。
    3rdのDEは近いうちに記事にしようと思っていますが、来週になりそうです。

    35th2CDはなかなか良いリイシューだと思っています。
    今回のDE版では、アナログではB面最後に入っている会話までもしっかりと収録されていることと、音質的な改善、そして未発表音源の追加収録が目玉になりますね(曲数は少ないですが)。

    > Ogdensは悩んでいるのですが、今までが今までだったので、どうにも踏み切れずにいます。
    > かなり細かい復刻作業をしてあるみたいではありますが・・・。

    これは今回新たに追加された未発表音源にどれほどの価値を見出すかによって評価が変わってくるかもしれません。Mono/Stereoの音源については、2枚のCDに分けず、1枚のCDに収録できる時間なので、実質的には2枚組と変わりませんし。

    > ブックレットの写真や各国盤のジャケが素晴らしいですが、Ogdensに日本の東芝盤LPのジャケは掲載されているのでしょうか?
    > 昔、東京の某店で初めて現物を見た時のインパクトが忘れられません(笑

    無かったような気がしますが、現在出張中で週末に戻りますので、確認後に結果を書き込みしますね。

    > そんな感じで、実に久しぶりにじっくり聴いていますが、初めて聴いた時と変わりない感動をくれるグループですね。

    いやぁ、本当に僕も彼らは最高のグループの一つだと思っています。

    > 長くなってしまって申し訳ありません。

    いえいえ、全く問題ありません。
    またいつでも書き込みしてください。
    歓迎します。

    Re: Re: No title

    Grahamさん、こんばんは。

    > Ogdensに日本の東芝盤LPのジャケは掲載されているのでしょうか?

    帰って確認したところ掲載されていませんでした。
    ご報告まで。

    No title

    JDさん、こんにちわ。

    ブックレットの件ありがとうございました。
    7月に発売される日本盤の「Ogden's Deluxe」に別ジャケが添付されるようです。
    Ogden'sって、厳密な意味での別ジャケって東芝版を含めてもせいぜい2・3種じゃないかと思うので、ちょっぴり期待しているのですが(笑

    しかし、3500円は高いな(汗

    89年のドイツ盤のCDは入手した時うれしかったですね。
    未収録シングルも追加してくれていたし、鬼のように聴いていました(笑

    Quite NaturallyはアナログもCDも買いました(笑
    このジャケのMacのハモンドにアルミホイルのような銀のフィルムが貼ってありますが、ロニーの日本公演の時に出口からこのハモンドが搬出された時に間近で見たら、この時のはがし残りが付いたままになってて、同じ場にいた観客達と盛り上がった事を思い出します。

    僕も明日かあさってのうちにSmall Facesの記事を書こうと思っていますので、良かったら見てやってくださいませ。

    Re: No title

    Grahamさん、こんばんは。
    再コメント、どうもありがとうございます。

    > ブックレットの件ありがとうございました。

    どういたしまして。

    > 7月に発売される日本盤の「Ogden's Deluxe」に別ジャケが添付されるようです。
    > Ogden'sって、厳密な意味での別ジャケって東芝版を含めてもせいぜい2・3種じゃないかと思うので、ちょっぴり期待しているのですが(笑

    もう決まっているんですね。値段から察すると2枚組でしょうか。
    日本盤LPのジャケットは雑誌で見た記憶がありますが、どんなだったか忘れてしまいました。

    > 89年のドイツ盤のCDは入手した時うれしかったですね。
    > 未収録シングルも追加してくれていたし、鬼のように聴いていました(笑

    同じく、あの2枚のCDは僕も良く聴きました。
    選曲(ボーナストラック)も非常に良心的だなと思いました。

    > Quite NaturallyはアナログもCDも買いました(笑

    そうでしたか。結構初期のCDですね。

    > このジャケのMacのハモンドにアルミホイルのような銀のフィルムが貼ってありますが、ロニーの日本公演の時に出口からこのハモンドが搬出された時に間近で見たら、この時のはがし残りが付いたままになってて、同じ場にいた観客達と盛り上がった事を思い出します。

    そいつはすごい。60年代からそのまま残っていたと言うのも、それを見つけたというのも。

    > 僕も明日かあさってのうちにSmall Facesの記事を書こうと思っていますので、良かったら見てやってくださいませ。

    はい、必ず見させていただきます。

    No title

    JDさん、おはようございます。

    >東芝盤のジャケ
    普通のプレーンな正方形のシングルジャケ(アメ盤と同じタイプ)で、オリジナルのジャケを開いた部分にあるサイケなイラストを表にして、各四辺の余白にオリジナルを開ききった裏面のメンバーのモノクロ写真をはめ込んで、センターに「Ogden's~」と入れた非常に胡散臭いジャケです(笑

    ユニオン恒例の全買い特典のBoxに採用されたようで、ユニオンのサイトで見ることができると思います。

    激烈にレアで、僕もこの20年くらいで2回しか現物を見たことがありません。

    >そいつはすごい。60年代からそのまま残っていたと言うのも、それを見つけたというのも。

    アレは本当に興奮しましたね。
    ライブ中に調子が悪くなったのか、Macがレズリーの箱をバンバン叩いていたのも、60年代からずっと使い続けている感があって印象的でした。
    生ハモンドを耳にしたら、他のオルガンやシンセでは物足らなくなってしまいますね。
    小さい会場だったとは言え、「ゴーン」と迫ってくる音圧には圧倒されました。
    あと、現場にいたほぼ全ての方が「Quite Naturally」を知っていたことも、普段周りに同じ趣味の人が皆無だっただけに爆笑モノでした(笑

    そのときの事なんかも思い出しながら書いてみようかなと思います。

    Re: No title

    Grahamさん、こんばんは。

    > >東芝盤のジャケ
    >
    > ユニオン恒例の全買い特典のBoxに採用されたようで、ユニオンのサイトで見ることができると思います。

    それは見たことがあるかもしれません。

    > 激烈にレアで、僕もこの20年くらいで2回しか現物を見たことがありません。

    当時の国内盤LPはあまり売れなかったのかもしれませんね。
    僕は一度も現物を見たことはありません。

    > 生ハモンドを耳にしたら、他のオルガンやシンセでは物足らなくなってしまいますね。

    知り合いも同じようなことを言ってました。
    しかも、その後ハモンドを購入していましたね(笑)。

    > あと、現場にいたほぼ全ての方が「Quite Naturally」を知っていたことも、普段周りに同じ趣味の人が皆無だっただけに爆笑モノでした(笑

    それもまたすごい話ですね。
    僕もそういうdeepな話ができる友人は一人しかおらず、皆が「Quite Naturally」を知っているなんて、ちょっと想像がつかないです(笑)。

    > そのときの事なんかも思い出しながら書いてみようかなと思います。

    先ほど、記事第一弾を読ませていただきました。

    そう言えば、僕がSmall facesの曲を初めて聞いたのは、83年にキングレコードが発売したBritish rock rootsシリーズでした。ただ、グループの日本盤LPは70年代終わりに見かけていて、あれはたぶんOgdensかAutumn stoneのどちらかだと言う気がしています。まだBeatlesにどっぷりとはまっている頃でしたが、こんなグループも当時いたのか、と記憶に残りました。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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