Collection/Who

    collection.jpg

    この手抜きジャケットのアルバムは、1980年代の半ばに英国で発売されたWhoの編集盤。

    当時は入手困難だった初期シングルから81年の「You better you bet」まで32曲を収録した2枚組。

    選曲面や値段からすぐに購入したが、中には不思議な別ミックス音源も収録されていることはよっぽどのWhoマニアにしか知られていないと思う。
    そして、珍しい編集を加えた曲も1曲ある。


    収録曲はこの通り。
    collection (4)

    collection (5)

    collection (6)

    collection (7)
    *クリックすると拡大

    発売当時は、Digitally remastered されたクリアな音質に驚いたが、中低域が薄く、デジタルリマスター効果というよりもイコライジングやフィルター処理によるものと思われる。

    しかしそうは言っても、このアルバムの数年後に公式発売されたWhoのベスト盤『Who’s better who’s best』の英国盤LPも同じ傾向の音だった。

    ちなみに、この『Collection』は、Polydorレーベルであるが、企画そのものはImpression Recordsと言う会社によるもので、英国のみでしか発売されていない。
    collection (16)
    *初版はレーベル周りに凸あり

    しかもその後、Stylsu Musicと言う会社から再発されており、その際にジャケット左上にas seen on TVと入ったことから、テレビ通販か何かで販売される企画商品だったのではなかろうかと考えている。
    collection (20)
    *初版が背後、手前が再発

    さて、冒頭に述べた別ミックスだが、その後、たぶん『Who’s better who’s best』だったか?他のアルバムにも収録された「Happy Jack」の別ミックスが一つめ。
    僕がこのミックスを聴いたのは、この『Collection』が初めてだった。

    しかし、残念なことに冒頭の数秒が欠けている。再発LPの方ではその点、修正されているかと思いきや、そのままだった。

    そしてもう1曲。個人的には大好きな曲の3本の指に入る「Won't get fooled again」。
    この曲の別ミックスと聞くと、アルバムバージョンに対するシングルバージョンを思い浮かべるだろう。ところがどっこい、アルバムバージョンなのに別ミックス。ラフミックスと言った感じか。

    微妙な違いと言えばそうなのだが、間奏部分で出てくる拍手は随分と大きくミックスされ、それ以外は全体を通して歌やコーラスの音量やリバーブ処理が正規バージョンとは微妙に違っている。さらに、エレキギターが小さめになっていて、後半で一時停止してギターコードだけで聴かせる部分もエレキギターでなくアコースティックギターのストロークの方が音量が大きい。僕が知る限り、このミックスを収録しているのはこのLPのみ。
    * 同時にCDも発売されたが、CDは持っておらず、同一音源が収録されているかどうか不明。

    けれども、このアルバム独特のイコライジングのせいで中低域が薄く、オリジナルの『Who’s next』で聴ける音とは随分違っているのが残念。あちらはものすごく中音域が厚い。

    別ミックスではない(と思われる)が、変わった編集となっているのが「5:15」。
    映画版リミックス音源を使用して、さらに途中一部カットしてある。

    collection (27)
    *再発盤のレーベル

    collection (23)
    *裏ジャケット右上に再発ではバーコードが入った


    このアルバムは片面に30分近く収録しているため、音質的には不利なカッティングだ。
    しかし、中古屋ではたぶん1500円未満で買えるだろうから、独特の音質を気にしなければ、お買い得と言えるかも。


    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    CDも同じ音源です
    Happy Jackのイントロ欠けもそのまま。
    ディスクは日本とUKのものががあります

    Re: タイトルなし

    はじめまして。

    > CDも同じ音源です
    > Happy Jackのイントロ欠けもそのまま。

    そうですか。情報どうもありがとうございます。
    Happy Jackのイントロ欠けは、がっかりですね。

    > ディスクは日本とUKのものがあります

    当時はまだCD生産国が一部の国だけの時代でしたか。
    確かLPと違って、2枚を別々に販売していましたね。



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    05 | 2017/06 | 07
    - - - - 1 2 3
    4 5 6 7 8 9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR