Live at Kelvin hall/Kinks 英国再発Mono盤

    90年代後半になってRemasterされ、Mono/Stereo両方の音源が収録されたCDが発売されたので、『Live at the Kelvin hall』のMono音源の入手は容易になった。

    kkelvinmono (1)

    この英国再発盤は、そのCD化に際して使用されたremaster Mono音源を使っていると思われる。本当はオリジナルのPyeのMono盤を紹介しようと思ったのだが見当たらず(苦笑)。


    ジャケットはオリジナルと違って一切コーティングがなされておらず。

    いつ買ったかはっきり覚えていなかったが、裏ジャケットの記載によれば、発売は2000年。英国Castleからの発売。
    kkelvinmono (7)

    レーベルは淡い水色のStereo表記だが、使用されている音源はMono。つまり、レーベルの記載間違い。
    kkelvinmono (9)

    それにPyeのオリジナル盤は赤色のレーベルだった。水色になるのは、次のVillage Greenからだったと思うが。

    それにしても昨日までStereo盤を散々聴いたので、この音の違いには驚く。ミキシングが全然違う。

    これは明かにMonoミキシングの方が優れているように思える。ボーカルのミキシングバランスが全然違う。はっきりと歌が聴けるし、おかしなエコーもかかっていない。
    ドラムの音もStereo盤と比較すると、オンマイク収録なので音が遠くない。Stereo盤ではドラムにもエコーをかけてホールっぽさを演出していたことがわかる。

    それにA-1の「Till the end of the day」のリードギターのフレーズがStereo盤とは違っている。僕の推測では、Stereo、Mono共に、オーバーダビングで弾きなおししたのではと睨んでいる。

    わざわざSteteo/Monoで弾きなおす理由は、録音トラック数が足りないのと、音質劣化を避けるためにSteteo/Monoにそれぞれミキシングしながら弾きなおしたのではなかろうか、と。次の曲「A Well respected man」までの間にテープ編集でつないだ箇所があることも、僕の推測の理由の一つ。考えすぎかもしれないが(笑)。

    しかし、Mono盤でStereo盤以上に目立つのはオーバーダブされた歓声音が何度も繰り返し使用されている点。こういう無駄な演出はしないほうが良いのにとつくづく思う。

    けれども、歓声をオーバーダブする手法そのものが無くなったとしても、ミキシングの際にわざと曲の終わり頃に歓声の音量を大きくする手法はまだ使われているものがあると思われる。

    80年代だったかにリリースされた、John Lennonの『Live in NY』の正規盤はひどかった。歓声が大きくなるのが、ミキシングの操作で作られたものであることが明白で、聴く気が失せたことをはっきりと覚えている。
    あんなミキシングをするくらいなら、Whoの『Live at Leeds』のように歓声など極力収録しないほうがずっと良い。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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