McVicar/Roger Daltrey

    Roger のTommy公演の余韻が冷めやらぬうちにこのLPを紹介しておこう。

    今回のTommy公演のエンディング近くで歌われた「Without your love」を収録したLP 「McVicar」。
    1980年発売で、Rogerが主演した同名映画のサウンドトラック盤。

    rdmv (3)
    *再発なので白ジャケット。オリジナルは銀。

    このLPは隠れた名作だ。裏Who名盤(?)とでも言おうか。
    アルバムに参加したミュージシャンにWhoのメンバー全員が名を連ねている。


    僕がこのLPを買ったのは80年代の半ばの英国訪問時。
    当時1ポンドが250円程度だったので1500円くらい。再発盤だが当時新品で売られていたものだ。
    同時に映画のVHSビデオも買ったものの、PAL方式なので日本では見られないとわかり返品に行った。

    このアルバムは当時良く聞いた。購入する数年前には米国盤が日本のレコード屋で大量に輸入盤バーゲンのコーナーに出回っていたのを良く覚えている。まさか、こんなに良いアルバムだったなんて……。

    rdmv (6)

    当時は情報が全く無くて、Whoのボーカリストのソロアルバムでサントラ盤だと言う程度しか知らなかった。輸入盤バーゲンのコーナーでは必ずと言って良いくらい見かけた。
    映画は日本では未公開だとの話だった(それも正確かどうか不明)。

    サントラとは言え、2曲のインストを除けば、全てRogerのボーカル曲だし、実はその2曲のインストもすごく好きだ。

    rdmv.jpg

    最初に書いた通り、参加ミュージシャンには当時のWhoの3人が名を連ねている。全ての曲に彼らが参加しているわけではないのだが、Kenny Jonesは多くの曲でドラムを叩いているようだ。Johnのベースは音やフレーズですぐにわかる。Peteのギターもたぶんこの曲がそうだろうと目星をつけることはできる。
    *さらにはKeyboardはJohn "Rabbit" Bundrickが担当。

    そのようなメンバーのためか、音作りが非常に良い。「Who are you」と「Face Dances」の中間のような音作りだろうか。全体的にソリッドで、このアルバム以前のRogerのソロアルバムよりもWhoの音に近い。

    Peteの曲は1曲も無いのだが、全ての曲の出来が良いと言うのが何よりも素晴らしい。
    アルバムの緩急もなかなか良い感じだ。

    rdmv (4)

    また、Who全員でプレイしたと思われる曲もある。「My Time Is Gonna Come」がそうだ。
    イントロのベースが何よりも良い!フィルインするドラムは明かにKenny。間奏でのリードギターはアルバム「Who are you」収録の「Guitar and pen」のような音をしている。

    個人的な感想だが、PopアルバムあるいはRockアルバムとしてみた場合、同時期の「Face Dances」よりもこちらのほうがアルバムとしての出来が良いようにも思える。
    Rogerのソロアルバムの中でも個人的にはTop3の一つ。

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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