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    Roger 来日 その2

    24日のRogerのTommy公演の感想を少し述べておく。
    米国公演の音源がダウンロードのみで販売されているので、それを聞いた人もいるかもしれないが。

    数年前なのだが、ブロードウェイのTommyが日本に来た時に東京で公演を観た。
    あの時のTommyはrockグループの公演でなくミュージカルだったわけだが、こんなものなのかと言う程度の感激しかせず。
    *あくまでも僕の個人的な感想。あのステージに感激した人もいる。僕の場合、Whoの「Tommy」こそが「Tommy」だと言う思いが強いため、どうしてもそれ以外は見劣りしてしまう。

    次にRogerのTommy liveだが、ステージ上のメンバーを見るとWhoのツアーの2人、つまりRogerとPeteの弟Simonがいるとは言え、どうしてもWhoほどのありがたみを感じない(苦笑)。


    違和感を感じるのは、今回の音楽監督になるのか?ステージ右側のギタリスト Frank Simes(日本生まれだそうだ)の服装。どうしてもTommyのコンセプトにそぐわないアメリカンな格好。

    しかしそれでも、アルバムオープニングの序曲が始まると、1969年のオリジナルLPをほぼ忠実に再現するかのような演奏で、なかなかいいじゃないかと感じた。
    It's a boyを始め、Peteが歌う部分はSimonがボーカルをとる。さすがに兄弟だけあって、声がとても似ている。

    そして、2曲めでRogerのボーカルが響きだすと、来て良かったと思った。やはり、この声だ。Rogerの声でなければ僕の好きな「Tommy」にはならない。そう強く感じた。
    また、18番のマイク回しもそれなりに健在。(後半のYoung man bluesでは、WhoだとPeteのジャンプに合せて演奏の止めを行っていたのが、Rogerがマイクをつかむのに合せて行っていた。)

    アルバム「Tommy」の再現部分については、MCを挟まずに最後まで通しで演奏するのだが、途中で1曲だけRogerが演奏を中断させ最初からやり直す一幕もあった。Rogerの説明によると、時差ぼけによるものと、飛行機での移動で耳に水がたまってインナーイヤー式のモニターが聞き取りづらかったとのこと。

    その前の曲から顔をしかめていたので、ギタリスト2人の音が大きすぎてやりづらいのか?とも思っていたが。

    近年のWhoのliveでもPeteがやり直しした曲があったような気がするが、そのあたり、納得の行く演奏を届けたいと言うところだろうか。昔のWhoではありえない気がするが(笑)。


    Whoが69年~70年にステージで4人のみでTommyを再現していた際には、アルバムから数曲減らして演奏していたのだが、89年だったか、Whoの再結成Tommy公演では、そのあたりの曲も演奏されていた。今回も後者と同様に、ほとんどの曲を演奏するのだが、liveでの緊張感の維持と言う点からは、少し会場の雰囲気がだれている曲もあった。しかしその理由は、彼らによるのでなく、観客にあった。

    実は彼らがステージに登場してから(演奏開始前から)客席はずっと立ちっぱなしだったためで、Tommyのような音楽に緩急をつけた作品は、立って一緒に踊って楽しむ曲のほうが多いことは事実だが、座って楽しむ曲もいくつかある。80年代のTommyLiveから追加された曲はそのような座って楽しむ曲が多い。にもかかわらず、いつまでも立って体を揺らして聞いていたのでは、正直ミスマッチもあるわけだ。でも座ると前の人が立っているのでステージが見辛く、僕も仕方なく立ったままでいた。
    そうなると、座って聞いた方が良い曲は、立っている観客にとっては、あまりよろしくないわけで・・・次の曲にならないかな・・・と言う雰囲気になる。

    結局、演奏が始まる前から終わりまで一度も座れずだった。
    次の横浜公演ではそのあたり、かしこくやろうと思う。

    Tommyの後半、Sally Simpson~welcomeあたりがちょっとちょっとダレたものの、最後の2曲でまた観客のスイッチが入った。
    特にWe're not gonna take itはかなり良かった。曲が良いと言うのもあるが、少なくとも最後のSee mee feel me部分は観客のほぼ全員が曲を知っているような一体感があり、Whoの演奏とは全然違うものの、Rogerのボーカルの牽引力も十分に感じられた。

    ちなみに、今回のバンドのベーシストが日本公演の2日前?に事故で骨折し、代打のベーシストが加わっている。にもかかわらず、かなり良いベースを弾いていたように思う。

    ドラムスも現Whoのバックを努めるZakではないのだが、かなりKiethのプレイを再現しようと手数多目で、かなり頑張っている印象を受けた。しかし、ステージ後半のハイライトだったBaba o'reillyでは最後の最後の部分で他のメンバーよりも先に終わってしまった(苦笑)。これがWhoだったなら、曲の最後でPeteがジャンプして宙に浮いた時に終わってしまった感じ。

    これにはRogerは納得が行かなかったようで、本来なら観客に向かってThank youなどと言うはずなのだが、ドラマーに向かって何かしゃべり続け、うやむやに終わった感じ。
    最後の曲ではなかったので、続けて次の曲を演奏したのだが。

    このようにいくつかのハプニングもあったが、Tommy部分だけでなく、後半の演奏が予想以上に楽しめた。Who are youのアレンジもRogerのソロ曲のWithout your loveも前述のYoung man bluesなども。

    ラストはBy numbers 収録のウクレレナンバー Blue red and grey(ってタイトルだったっけ?)。アルバムではPeteが歌っていたが。

    最後に、今年の終わりごろからWhoの活動を再開する予定で、来年にはまたWhoとして日本に来たいと言っていた(と思う)。

    そのあたりは実現するかどうかはわからないが、Rogerのボーカリストとしての歌や声そのものの説得力は全く衰えていないように思えた。


    そう言えば昔、JohnもThe Bestって言うグループ名で来日し、My wife、Boris the spiderなどを演奏してたな・・・。あの頃はまさかWhoが今のように日本でも人気になるとは思いも寄らなかった。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

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    No title

    いやぁ、ナイスレポートありがとうございます♪
    なかなかよさそうな感じでしたね♪

    平日じゃなかったら、確実田舎から駆け付けたのに…次回のザ・フーの時はいい日程を期待したいですが…うふ♪

    Re: No title

    へどろんさん、こんばんは。

    コメントどうもありがとうございます。
    今晩、大阪公演を観てきました。
    東京の2日目、横浜、大阪、この3回の中で一番乗っていたのは、僕の判断では横浜公演でした。

    横浜はWhoの初の来日公演があったこともあって、Rogerが気をよくしているのか、かなり気合が入っていて、2度ほど歌の世界にのめり込んでのハプニングがありました(笑)。

    今日の大阪は、そのあたり、少し冷静にやっていたのか、ハプニングは一切なく、ちょっと手堅い感じに聞こえました。

    それと横浜のファンのほうがTommyの全曲を熟知している人が多かったような。
    大阪の盛り上がりもすごかったけど、横浜のほうが一体感を感じました。でも、自分の周りの客の反応によって感じ方が変わるので、僕の周りの客の反応での比較ですけどね。

    > 次回のザ・フーの時はいい日程を期待したいですが…うふ♪

    そうですね、GW突入のタイミングもちょっときついですし、曜日も考慮してツアースケジュールを組んでもらいたいですね。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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