アナログ・ミステリー・ツアー 世界のビートルズ 1962-1966

    4/14追記
    昨晩取り上げたこの本、ネットで検索したら人気のようで驚いた。
    だいたいアナログ盤を聴ける環境にある人そのものが少ないので、これは自分も含めた本当に一部のマニア向けの本だと思ったのだが。

    いや、ネットでこの本を話題にする人たちはそもそもマニアックな人たちなのだろうから、普通にCDで音楽を楽しんでいる人には全く知られていないのかもしれない。
    実際に僕もお店で見つけて初めて知ったくらいだし。



    こんな本が出ていたとは露知らず。
    今日の夜に近辺のTレコで発見。購入した。

    7011.jpeg

    Beatlesの各国盤の音の違いをアルバムごとに軽く紹介していく内容で、聴いた盤のレーベルの写真が掲載されている。


    どの時期のどこレコードが一番音が良いか?と言う視点で見ているわけではなく(見ていないとも言えないが)、それぞれの盤の音の特徴、個性の違いを聞き比べて楽しみながら、プレスした国やカッティングエンジニアについても述べた内容。

    それらのレコードを再生するオーディオセットやカートリッジ類から、レコード再生の狙いが僕とは違うため、70年代以降のプレスの盤についての感想・印象で明かに方向性に違いが出る部分もある。

    しかしその点を除くと、例えば、UKオリジナルだと音が歪っぽいのだが、UKマザーを使って別の国でプレスされた盤は歪がなくUK盤よりも良いのではないか?との話などを含め、それぞれの盤の音の印象は、思った以上に僕が抱いているものと近くてびっくり。
    当然、僕が持っている盤についての話だが。

    それ以外にも、僕の知らない情報がいろいろと詰め込まれていて、昨年立て続けに発売されたレーベル辞典とは違った意味で興味深い。特にドイツ盤については事細かに聴き比べされたタイトルがある。

    各国盤の聞き比べは、クラシックでの同一曲の聞き比べとは全然違っていて、音の違いを楽しむわけだが、レコード好きでオーディオ好きであれば、同一タイトルの聴き比べは非常に楽しい。

    かなり偏った趣味だとは自分でも思っているが(苦笑)。

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    ジャンル : 音楽

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    No title

    JDさん、こんばんは。

    この本、私も今読んでいるところです。
    日本で独自に出版されているビートルズ関連の書籍で、
    「面白い」と思うものはなかなかないのですが、これはとても面白くて中身が濃いです。

    ツイッターに書いたのですが、スティーヴ・ホフマンが推薦していて気になっていた
    カナダのステレオ版Beatlemania!(With the Beatles)の特定のマトリクスの盤について、
    この本では例のDie Beatles同様に、コンプレッサーを通していない若いマスター・テープ
    を使用していると書いています。
    (Wide ”Mix”としているのは用語の誤りですが。)

    やや疑問を抱く点もあるのですが、本当にイギリス本国盤よりも若いマスターを使っているのであれば
    個人的には見過ごせないですし、そうでなくとも入手して聴いてみたい盤です。

    Re: No title

    野良さん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    ご指摘のカナダ・ステレオ盤Beatlemania!ですが、僕の持っているのは、例の本で紹介されたもののうち下の方になります。

    個人的にはB面のミックスがあまりに中央に寄りすぎていて違和感があり、ほとんど聴いていませんでした。
    A面は通常の左右に分かれたミキシングとなっています。

    WideとNarrowについては、この本で初めて聞いた話で、そのまま左右のセパレーションの意味なのかなと思いましたが、どうなのでしょう?

    さて、この盤の音質ですが、A面に限って言えば、英国マスターにあるイコライジングはなされていないと思います。となるとコンプレッサーも録音時にかかった程度と言うことになるでしょう。
    *B面もそうだと思いますが、如何せん、このミキシングではどうしようもないです。ほとんどモノなので、Beatles初期ステレオ録音の空間表現が全然なくて駄目です。

    音質的には、Die Beatlesのような自然さがありますね。
    全然気づいていませんでした。さすが、スティーヴ・ホフマン。

    しかし、だからと言って英国マスターを作成する前の、元マスター(?)から直接カッティングされたとは思えませんでした。もしそのような元マスターが存在したとしても、そこからのコピーテープを元に作られたのではないでしょうか。それは、Die Beatlesについても同じ考えです。
    でも、そんなマスターが80年頃まで残っていたのでしょうか?これは謎ですね。

    それと、マスターテープの情報をできる限り拾い上げたと言う点ではMFSL盤のほうが1ランク上かなと思いました。MFSL盤では豊かな空間情報が刻まれていて、ふわっと広がります。

    With the Beatlesに関してはマト2/2が歪っぽい音をしていて全然駄目なので後期プレスのリカッティング盤のほうがはるかにオーディオ的には良くできているとずっと思っていましたが、ステレオ盤Beatlemania!の音は非常に優秀ではないでしょうか。

    ただし、カッティングレベルが英国盤よりも低いので、音量を合わせて比較しないとわかりづらいかもしれません。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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