Greatest hits/Small faces その2

    昨日行った中古レコード屋で、以前紹介したSmall facesの「Greatest hits」を見つけたのだが、持っているものとは違っていたので、調べるために購入することにした。
    こうやって同じアルバムの別バージョンがいっぱい増えていくわけだ(苦笑)。

    sf77 (2)
    写真の上は前回紹介したもの。今回購入したのは下のもの。
    この写真だけでもわかるかもしれないが、ジャケットに使用されている写真の画質は前回紹介した1983年盤のほうがはるかにクオリティが良く、下のはまるでそれのコピーのように見える。

    ところが、だ。
    裏ジャケットによると、下はnemsから1977年に発売されたとある。
    sf77 (5)
    *ちょっと文字が小さくて判別しづらいかもしれないが。


    “nems”はこれまでに2度紹介したが、70年代半ばに入ってからの英国でのImmediate音源の配給会社と思われる。

    こちらは裏ジャケットでの比較。
    sf77 (3)

    上が1983盤。下は表記が正しければ1977盤ってわけだ。
    1983盤と1977盤とで文字が白黒反転している。

    さらに、背景の壁の色だが、1977盤は青っぽい色がついているが、1983盤は脱色して白っぽくしてある。そしてこの写真ではわからないが、1983盤の壁は1977盤の壁を左右反転して使っている。

    これらから判断するに、表ジャケットの写真が不鮮明な1977盤がオリジナルにあたるのではなかろうか。

    レーベルはこの通り。
    sf77 (9)

    一番下にしっかりと1977と表記がある。

    レコードのrun off部分の手彫りマトやカッティングエンジニアのサインらしきものは、両者で全く同じ。つまり、同一原盤からのプレスと考えられる。気になる「All or nothing (Live)」だが、予想通り1983盤と全く同じ音源が使用されていた。

    と言うことは、In Memoriamとは別ミックスのライブ音源が存在したのは、1977年時点までで、1983年ではなかったわけだ。
    もしかしたら、マルチトラックのマスターテープがその時点では存在したのかもしれないが、その後はこれと同一のミキシングを施された音源はLPにせよCDにせよ出ておらず。

    この話題に関連して、米国から出ていたSmall facesの2枚組の編集盤(発売元がBig Musicと書いてあったと記憶しているが)は、レコードの一つの面がまるまるLiveに当てられていた。
    しかもレコードジャケット内側のライナーには、In Memoriamで発表されたLive音源から歓声の音を小さくしたと言うような表記があった。ただし、ミキシングのバランスはGreateset hits収録のAll or nothingとは違ってIn Memoriamと同様だった記憶がある。

    当時はリミックスされたようには聞こえなかったので、イコライジングで耳につく部分を下げたのだろうか?と言う程度にしか考えなかったのだが、そのレコードはどこにしまったのか未だに見つからず。
    早く見つけて比較したいものだ。

    ちなみに、その2枚組は見開きにSmall facesでなく、Humble pieの写真を掲載していた(苦笑)。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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