Small faces/ The autumn stone

    久しぶりにこのレコードを聴いて、新たな発見があった。
    Small facesの2枚組LP「The autumn stone」(1969)。

    asn (2)

    Steveの脱退でバンドが解散となり、残念ながら制作途上のアルバムは未完成に終わったため、宙に浮いたままだったものを、過去のシングルや未発表のLive録音と組み合わせて2枚組にして発売。

    僕が持っているのは、英国オリジナル盤ではなく、ドイツの初版と思われるLP(あるいは2ndプレスか?)。
    レコード番号は1C-148-94-087/088
    asn (5)


    ビニールカバーから取り出すのが面倒だったのでそのまま撮影した。
    ジャケット表・裏ともにコーティングありで、内側部分にはコーティングがない。
    asn (3)

    ドイツでは、このアルバムとは別に「In memoriam」と言うタイトルの1枚もののLPが発売されたが、英国では発売されず。そのため、「In memoriam」はオリジナル盤がドイツ盤となり、英国盤は後年になって発売されたと記憶する。
    このあたり、もしかしたら情報が古すぎて間違っている可能性もある。

    さて、最初に記した新たな発見と言うのは、僕がずっと気にしているLive音源についてだ。

    こちらは、80年代に英国Castleから発売された再発盤。当時、新品で購入した。
    asn (12)
    *ジャケットにはコーティングがない

    1枚ものの価格で2枚組LPが買えたので非常にお得な感じがしたこの再発LP、run-off部分にVirginからの「The Who/My generation」と同様、porky prime cut(綴りは間違っているかもしれないが)刻印あり、カッティングそのものは悪くないのだと思う。

    ところが、Live音源の3曲(再発盤はさらに2曲がLiveに差し替えされている)を聴くと、ドイツオリジナルの「The autumn stone」とは音に大きく違いがある。

    最初は、ミックス違いか?と思えたほどだが、実はドイツオリジナルの「The autumn stone」のLive曲は、左右のセパレーションが非常に良いと言うか、左右のスピーカーの周りに広がる空間表現がきれいに再現されるようなミキシング/マスタリングとなっていて、今使っている小型スピーカーだとものすごく広い音場の中に自分がいるように聞こえる。
    ところが再発盤では、それほどには音が広がらない。特に大きな違いは、空間が再現されない点。

    今、再確認しながら書いているが、もしかすると再発盤では左右の定位を完全に振切るのでなく、若干中央寄りに変更してあるのかもしれない。

    オリジナルのドイツ盤の「In memoriam」も持っているので、そちらはどうなっているのだろうか?と思ったが、残念ながら見当たらず。
    代わりに、Lineからの再発盤があったので聴いてみた。
    asn (15)

    この再発盤、A面はオリジナル通りだが、B面には曲を追加してある。
    asn (18)

    A面のLiveだが、音の定位はCastleからの再発盤と同様のように思える。

    もしこれら3種類のレコードのマスターテープの定位が全て同じだったならば、プレスされたレコードの音質には驚くほどに差がある。ドイツ盤「The autumn stone」のLiveトラックの音の広がりは、小型スピーカーで聴けば、オーディオ的にとても楽しめる。
    左チャンネルのギターの音が耳にきんきんとつんざくのが玉に瑕であるが。

    ドイツオリジナルの「In memoriam」はどこにしまったのだろうか…。

    最後に、「The autumn stone」に2曲追加された「In memoriam」のA面のLiveだが、5曲全てSteveの激しいシャウト曲ばかりが選ばれていて、Ronnieファンには申し訳ないが、アルバムにまとめたAndrewの選択は正しかったのだろうと思う。
    Ronnieのボーカル曲が発掘されれば、そはそれで大歓迎なのだが。

    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    こんばんは♪

    いやぁ、自分の所有レコも同じ独盤っす♪

    最初はいろいろ入っているその盛り沢山な感じが好きでよく聴いたんですけど、いまとなっては、デッカ時代ありライブありおまけに変なステレオだし…まぁ、オリジナルアルバム少ない彼等ですし契約も最悪だったみたいですし、しゃあないんでしょうけど…ふぅ

    イン・メモリアムはCDしかないんで、最近はすっかり安レコになっちゃった感のあるそのLINE盤は気になりますね、うふ♪

    Re: こんばんは♪

    へどろんさん、こんばんは。
    コメントどうもありがとうございます。

    > いやぁ、自分の所有レコも同じ独盤っす♪

    そうですか!
    これがドイツオリジナルかどうかはわかりませんが、仮に2ndプレスだったとしてもジャケットのコーティングなどはしっかりしていて、結構良い盤だと思います。

    > 最初はいろいろ入っているその盛り沢山な感じが好きでよく聴いたんですけど、いまとなっては、デッカ時代ありライブありおまけに変なステレオだし…まぁ、オリジナルアルバム少ない彼等ですし契約も最悪だったみたいですし、しゃあないんでしょうけど…ふぅ

    僕も、元から音質のひどい音源が多いのであまり聴きませんね。
    今ではもっと良い編集盤もありますし、お役御免って感じでしょうか。

    > イン・メモリアムはCDしかないんで、最近はすっかり安レコになっちゃった感のあるそのLINE盤は気になりますね、うふ♪

    このLPは、A面のLive音源のみ聴きたい時は重宝します。
    でも、音はそれなりなので、安ければ持っていても良いかなって程度ですね。500円とか。

    それにしてもこれに収録の「Tin soldier」のいいかげんな編集には笑えますよね。
    曲の終わりに、演奏が収録されたテープレコーダーを一時停止させたので、音がおかしな途切れかたをしています。 にもかかわらす、オーバーダブ用の歓声のテープはそのまま再生されていて、明らかに歓声だけ別テープだとわかります。
    普通、こんな形では発表しないのですが、よっぽど焦って編集したのかな(苦笑)。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    09 | 2017/10 | 11
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR