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    Holliesのシングル10枚組ボックスセット

    このクリスマスシーズンに合わせて発売されたボックスセットのうち、購入したのはWhoの「Quadrophenia: The Director's Cut」と「Decca Sound」と言う6枚組のクラシックのLPボックスセットだけだ。

    しかし、発売は今年の春頃だったような気がするが、この時期にようやく購入したボックスセットがHolliesのこれ。
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    米国Sundazed社から発売のシングル盤10枚組のボックスセット。
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    僕が使っているレコードプレーヤーは、先日記事にしたプーリーにベルトドライブのベルトを架け替えるだけで簡単に33 1/3と45回転の切り替えができる。

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    これは非常に重宝している。

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    おかげでシングル盤も簡単に聴くことができる。

    Holliesのシングルボックスセットは正式には、「Lost Recordings & Beat Rarities」と言うタイトル。米国盤のオリジナルLPに収録されなかった曲をLPにまとめるのでなく、わざわざシングル盤にした、正にコレクター向けの商品だ。
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    10枚ともモノラル。

    00年代になり、Sandazed社はDylanやByrds、Mitch Ryder& the Detroit wheelsなどのLPをMono盤で復刻していたが、それらはオリジナルの米国Mono盤と比較するとどれも低域が不足しており、個人的には今ひとつと言う印象だった。

    最初はDylanやByrdsの盤だけを聞いていたので、米国Columbia社ではマスターテープからのカッティングの際に、低域をブーストするような決まりごとがあったんじゃなかろうか?と思った。
    Sundazed社があえて低域を弱めにカッティングする理由も無いと思えたし、マスターテープがそうなっているのだろう、と。

    けれども、レコード会社が違うMitch RyderのMono盤も同様に低域が弱かったことから、考え方を改めた。低域が弱いのは、おそらくSundazed社のカッティングに理由があるのだと。
    *これはあくまで僕の推測であり、本当のところはどうなのかわからない。ただ、過去の記事でも記したが、60年代頃までの録音の場合、マスターテープの音をそのままレコードやCDにすることが100%正しいわけでもない。カッティングでの音質補正を考慮して録音されているものもある。あるいは、マスターテープをカッティングで補正することが常だった可能性もある。Beatlesの英国シングル「Paperback writer」はカッティングの際にさらに低域を補強したため、他国のシングルよりも図太い低域が聞ける。CDのMonoボックス収録の音はシングル盤の音ではない。

    しかし、近年発売されたHolliesの復刻Mono盤LP(以前にも紹介済み)については、そのような低域の弱さを感じなかった。ようやく技術が確立したのかな、と思った。

    今回のシングルボックスの音質もそういう意味では、評価できるレベルだと思うが、如何せん、まだ簡易スピーカーで聴いているため、低域についてはわからない。

    手元にあった英国オリジナルシングルと数曲(同一曲)を比較したところ、中高域についてはSundazedプレスのほうが歪みのないクリアな音質だった。ただそれは、僕の持っている英国シングルの盤質によるものかもしれない。

    このボックス、購入価格は5000円程度だったので、シングル1枚あたり500円と安くも高くもないと言ったところ。年に1度聴くかどうかわからない商品かもしれないが、マニアックなHolliesファンにとっては、満足できるボックスだと思う。

    holsingle (18)
    ブックレット(左)も付属

    追記:これからHolliesを聞いてみようという人は、このシングル盤ボックスでなく、価格が半値ぐらいの6枚組のCDのセット「Clarke Hicks & Nash Years」をお勧めする。

    追記2:ブックレットは、正確に言うと文字だけのライナーであり、写真は表の1ページ(写真)のみ。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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