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    ミックス違い?!と言えば

    昨日はWhoのSACD「Singles」に収録の「Long live rock」が未発表ミックスなのかどうかで楽しませてもらった。結果は、昨日の記事とコメント欄を読んでいただければわかるが、正直なところ、“未発表ミックス”と聞き、もっとわかりやすいミックス違いを想像していた。

    それで思い出したが、このレコードはミックス違いの部類に入るのだろうか?

    WhoのUSシングル「We’re not gonna take it」
    wearenot (12)


    これは「I’m free」のB面として米国で発売されたシングル。
    アルバム「Tommy」収録の同曲と同様に、7分をちょっと越える長尺のシングルだ。

    ところが、初めて聴いた時は前述の「Long live rock」よりもずっと驚いた。これはもしかしてミックス違いか?!となってしまった。

    wearenot (10)

    実際のところある意味、ミックス違いではある。
    けれども、ミキシング済みの2トラックマスターに手を加えた(音を加工した)だけの違いとも言える。
    Beatelsの米国盤で知られるエコーのかかったバージョンみたいな部類だ。

    米国LP収録のミックスとは3点の違いがある。
    1. イコライジングが異なる
    2. リミッターがかかっている
    3. エコーが追加されている

    このシングルはアンプのトレブルつまみを持ちあげたようなイコライジングがなされていて、「The Who Sell outに戻ったかのような音」と言うと言い過ぎだが、それに似た傾向の音をしている。そして、リミッターがかかったような独特の音量変化がある(コンプレッサーとは違うと思えたのでリミッターかな、と。適当だが。)
    そして、ボーカルやコーラスに深いエコーがかかっている。

    そのため、初めて聴いた時はミックス違いか?と狂喜したわけだが、マルチトラックからのミックスダウン作業で米国シングル向けに新たに作られたのか、あるいは、LP用の2トラックマスターを使って音を加工したのかどうかはわからない(にもかかわらず、さっきはトラックダウン済みの2トラックマスターを加工したものと言い切ったが・・・苦笑)。
    曲のフェードアウトのタイミングはLPと同じ。

    ちなみに、A面の「I’m free」は、米国盤LPと同じ。どうしてB面曲だけがそうなったのか不思議だ。

    そう言えば、Beatlesの米国シングルにも似たようなのがあった。
    70年代後半に発売された編集盤LP「Rock’n’roll music」からのシングルカットとなった「Got to get you into my life」がそれだった。
    ボーカルにエコーが追加されたミックスはあのシングルでしか聴けなかった。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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