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    Holliesの2ndアルバムのステレオ初回盤「The Vintage Hollies」

    「In the Hollies style」は1964年当時、Monoでしか発売されなかった。
    そのためステレオ盤のPCS型番が存在しない。

    その後、1967年にWorld Record club からの再発として、ステレオ盤が初登場している。
    「The Vintage Hollies」(ST979)

    Hol2 (25)


    表ジャケットはタイトル・デザイン共に変更となっているが、ジャケット写真は「In the Hollies style」からの流用だ。裏焼きにしてあるのは、わざとやったのか、間違ってしまったのか不明。

    Hol2 (21)
    裏ジャケットのデザインも変更された。

    Hol2 (18)
    WRCレーベル。

    ステレオ盤での再発と言うことなのだが、オリジナルがMonoでしか発売されなかったことから推測できるように、この2ndアルバム用の録音は、Monoミキシングを前提とした録音がなされ、先日取り上げた1stアルバムでの4トラック録音とは全く違ってしまっている。
    つまり、Beatles同様、片チャネル(1トラック)に演奏がまとめられているのだ。
    結局は「In the Hollies style」で、Beatlesと同様の録音手法になってしまったわけだ。
    1stが、なかなか面白い録音だったのに非常に残念。

    しかし、この「The Vintage Hollies」では、もっとひどいことが行われた。何と驚くことに、ボーカル&コーラスがもう片方のチャネルにまとめられている。
    まるで2トラック機材の時代に戻ったかのようなひどいミキシングがなされている。

    レコードB面になると、リードギターや何か別の楽器がセンターに定位する。まさにモノラル・ミキシングの際にリード楽器を目立たせるために1トラック割り当てられたことがわかってしまう。

    とは言え、両面通じてセンターにボーカルを定位させることもできたと思うのだが……ミキシングにはお金をかけないように4つのトラックを適当に左右に割り振りをしたのだろうか?

    ちなみに、同じセッションで録音されシングルのB面として発表された「Come on back」は、30周年記念3枚組CDでステレオミックスが作成されたが、センターに演奏を定位させ、ダブルトラックのボーカルを左右に振り分けている。コーラス、ハーモニカ、リードギターなどは左右どちらかに定位させてある。6枚組セットでは、シングル同様のMono収録。

    最後に、「The Vintage Hollies」は中古でも結構高値で取引されているが、マニア以外はわざわざ手に入れる必要もないだろう。
    それにMonoで聴くのが一番だと思う。6枚組セットがモノ音源を選んだのは正しかった。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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