FC2ブログ

    The Who sell out/Who 英国オリジナル盤(Stereo)

    今週は久しぶりに長期出張となり、出張先から記す。

    「The Who sell out」は英国では1967年12月に発売されたWhoの3rdアルバム。

    英国では、初めてステレオ盤が発売されたアルバムとなった。
    モノラル盤も発売され、ステレオとモノラルとでかなりミックスが違っていたり、ミックスだけでなく曲ごとのピッチ(再生速度)が違っていたり、ジングルと曲のつながり部分の違いもある。ソロギターが完全に入れ替えられた曲もある。

    00sellout.jpg

    オリジナル盤のジャケットは両面がコーティングされた美しいもの。
    表面にはStereoあるいはMonoの表記はない。

    裏ジャケットの真ん中下のあたりに、StereoあるいはMonoの表記がある。
    00sellout (2)

    00sellout (5)

    ステレオ盤の型番は613002。(モノラル盤は612002)

    僕個人の経験では、「The Who sell out」の初版はステレオよりもモノラルの方を良く見かける。中古で流通している比率はモノラル:ステレオで、2:1あるいは3:1ぐらいではなかろうか?
    しかし、オリジナルのステレオ盤が少数であっても、再発はステレオ盤なのであまり困ることはない。

    Whoは初代ProducerのShel Talmyと契約でもめたため、アルバムごとにレーベルを変える羽目となっていた。そして、この3枚目のアルバム発売に間に合わせるようにWhoのマネージメントがTrack recordと言うレーベルを設立。

    00sellout (17)
    これ以降はTrack recordからの発売となった(74年のOdds and Sodsまで)。

    なお、ステレオ盤にも同封されていたのかどうかは知らないが、初期出荷のみ(千枚程度という噂)にだけサイケデリックなポスターがついていた。
    このポスターのレプリカがCD2枚組「The Who sell out Deluxe Edition」(輸入盤)にもついていた。
    *写真右上がポスター

    00sellout (24)

    90年代の国内紙ジャケCDや、Classic record社からの高音質プレスのLPにもレプリカポスターが付いていた。


    前回のフランス再発盤の記事でも記したが、このオリジナルステレオ盤の音質は残念なことに高域と低域の両端にフィルター(Highカット、Lowカット)がかかっているようで、音質的にはナローレンジなため、残念ながらお勧めできない。

    このアルバムが、海賊ラジオ放送を再現したことから、わざとラジオ放送っぽい音を狙ってそのようなマスタリングを施したのか?とも最初は思った。しかし、モノラル盤にはそのようなフィルターはかかっていない。

    そして、1970年に「Back track」シリーズの1枚として別のジャケットで再発された際には、ステレオ盤の音質は初版に施されたフィルター処理がなくなり、低音も高音もしっかりと刻まれて(記録されて)登場している。
    音質だけで選ぶなら、こちらをお勧めする。
    *近いうちに紹介する予定


    関連記事
    スポンサーサイト



    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    No title

    JDさん、こんばんは。
    出張お疲れさまです。

    このアルバムは、フーでは一番お気に入りです。
    私は彼らの初期(マッチョになる前)限定のファンで(おそらく異端でしょう)、アルバムだとこれが一番フィットします。
    初期によく聞けたジョン・エントウィスルのファルセット・ボーカルにずっと魅せられています。

    Re: No title

    野良さん、こんばんは。

    コメントどうもありがとうございます。

    > このアルバムは、フーでは一番お気に入りです。
    > 私は彼らの初期(マッチョになる前)限定のファンで(おそらく異端でしょう)、アルバムだとこれが一番フィットします。

    そうでしたか。このアルバムが一番と言うWhoファンは確かに少ないかもしれませんが、初期限定のファンはそれなりに多いような気がします。
    それと、僕のようにTommyが大好きでありながら、Whoのほぼ全作品が好きなファンは日本では少なそうです。別に根拠はありませんが、Whoファンを自称する人の過去20年ほどの直接的・間接的なコメントを聞いてそのような感覚を持っています。

    > 初期によく聞けたジョン・エントウィスルのファルセット・ボーカルにずっと魅せられています。

    これについては異端かもしれないですね(笑)。
    しかしそう言われると、確かに初期には良く聞けましたが、Tommyでのコーラスでのファルセットボーカルの後はあまり裏声を使った曲が思い出せないです。スタジオ録音曲では、「Doctor Doctor」あたりがJohnのファルセットを押し出した曲の最後でしょうか。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    06 | 2020/07 | 08
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 31 -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR