Beatlesの英国盤PPM(Mono)の3rdプレスはGoldと同じ音がするのか?

    2009年の4月に遼(Parlophone)さんのHPの掲示板にBeatles の英国盤「Please Please Me」MonoのGoldと3rd、4thプレスの音質比較レポートを書き込みした。

    あれから1年以上が経過し、その間にはBeatlesのリマスターCDが発売され話題をさらったが、MONO BOX収録のPlease Please Me ではGold Parlophoneの音は味わえなかった(しかし解像度はMONO BOX盤CDのほうが高いような印象がある)。

    兎にも角にも、Goldと3rd、4thプレス、さらに+αのレコードの音質を比較したレポート自体が珍しいと思うので、せっかく自分のブログを立ち上げたことだし、ここに引っ張ってきた。
    ちなみにこの時の比較曲はA-1のI saw her standing thereである。
    以下がそのレポートである。音の想像を逞しくして読んでいただければ幸いだ。

    「音・音質は、やはりオーディオ装置や部屋、音量の違いなど諸条件によって変わります。また、人それぞれの感覚によっても印象は変わります。これらの点はご理解ください。

    比較対象として、英国盤Gold1stプレス、3rdプレス2種類、4thプレス2枚、国内限定Mono赤2ndプレス(太帯)、CDマスターを使用した英国盤(2種類)と国内盤(TOJP)での聴き比べです。

    結局、細かな比較を書くよりも大まかに表現するほうが誰にとっても相違は少ないのかなと思えたので、すごく大雑把に点数をつけることにしました。

    まず、Goldの1stプレスを☆5つとします。これが最高点です。これを基準にするならば、3rdプレス☆4つ、4thプレス☆3つ、国内赤盤限定モノ(2ndプレス・太帯)☆3つ。

    Goldの音は歯切れ良く、しかも全体のバランスと音の安定感が最高です。太くてなおかつ繊細な音、生な感じの音がします。3rdはGoldに近いけれど音の安定感や全体のバランスではGoldと差があります。単体で聴くとすごく良い音なんですが、比較してしまうとやはり違いはわかります。4Thも単体で聴くと音が太く低音がいい感じに聞こえますが、前回も書きましたが3rdやGoldに比べてハンドクラッピングやスネアのアタックなどの音がなまってると言うかこもってると言うか、はっきりと音が出ていません。また低音の締まりの無さも気になります。

    国内限定赤モノの特筆すべきは盤質の良さによるノイズの無さだと思います。カッティングレベルが高く音量が英国盤よりも大きいため、ぱっと聴くといい音に聞こえます。ところが、音量を合わせて比較すると4thよりも低音が太く、全体のバランスとしては低音が強調されすぎです。その理由は、プレスを重ねるうちに高音がなまり低音が強調されたのが原因のように推測しました。あるいはイコライジングされた可能性もあります。しかし盤質の良さからか音が鮮明な気がします。

    次にCDマスターを使用したアナログ盤ですが、音の傾向がアナログマスターの盤とは全く違っていて同じ基準では評価しづらいのですが、強引に点をつけるなら、英国盤、国内盤(TOJP)ともに☆3つ。これらは細かな音が非常に良く聴き取れて、ノイズのないとてもきれいな音で聴けます。しかし、音の線が細く、ガッツのない音なんですね。
    *ちなみに、CDマスターの盤でも英国盤の場合、プレス時期が早いもののほうが音は良いように思えました。一時出回った重量盤はそれ以前の盤よりも音がなまった印象です。

    それと、参考までにCDは(80年代米国プレスですが)☆2つ。音が痩せていて、薄っぺらで話しになりません。
    *1990年代初頭までずっと、プレスされたCDの音は、CD用のマスター音源とは比べ物にならないほど音がひどいと言われていました。同じマスターを使ってプレスされたレコードを聴くと、大元のマスターの音の良さは出ているみたいです。
    *別扱いで、米国Capitol盤仕様のCD「Early Beatles」は☆4つです。最近のリマスターは随分と音が良くなっています。

    使用しているオーディオ機器のうち、プレイヤー関連だけ記しますと、アナログは英国ノッティンガムのスペースデッキ10th+カートリッジがオルトフォンのコントラプンクトαです。
    デジタルディスクプレイヤーはマランツのSA14Ver2とエソテリックのSA60を使用しています。

    話は変わりますが、9月に全世界発売となるBeatlesのリマスターはやっぱりCDだけでは片手落ちのような気がします。編集盤「Love」ではDVDAも出たんですが、別に5.1chは必要ないので、2chのみのSACDを出して欲しいです。

    数年前のRolling StonesのDSDマスターを使用したアナログ盤は(僕の個人的な意見ですが)オリジナル盤を上回る音質だと思いました。Beatlesもあのレベルのものを発売して欲しいです。しかしそうなると、MFSL盤の価値が下がるでしょうね(あれはあれでとても良い音をしています)。

    補足ですが、バランスが良いとは、低音から高音までしっかりはっきりと音が出ているという意味です。プレスを重ねていくとだんだんある帯域が強まったり弱まったりして全体のバランスが悪くなるように思っています。

    音量ですが、普段聴くよりも大きな音で聴いて比較しています。
    BGMでなく、しっかりと聴く体勢で臨んでの結果です。
    普通に会話できる音量ではないですが、聴く側にとってうるさいと感じられる音量ではないですね。
    ロックはこれくらいで聴きたいというレベルの最低音量とでも言いましょうか。目安となる基準がなくてわかりづらいですが。 」
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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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