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    オール・オア・ナッシング/スモール・フェイセズ

    前回紹介のBuckinghamsの米国盤LPと同じ棚にこれもしまってあったので久々に引っ張り出した。
    1980年にリリースされた国内盤『オール・オア・ナッシング/スモール・フェイセズ』

    allorno (1)

    このレコードは"買ってはいけない"とまでは言わないけれど、Small Facesの日本盤をマニアックに集めているだとか、日本盤の資料として持っているだけ以外には本当に価値がないと思う。




    何よりもまず、このジャケットのイラストが致命的だ。
    どうしようもないクズなイラスト。見たくもない。
    わざわざこんなものを描くだけで時間の無駄だろう。

    そして、これを選び使うレコード会社!センスが最底辺だとしか言いようがない。まさに腐っている。まともじゃない。

    腐っているとは言え、スモール・フェイセズなのだから聴けると思いたいが、使用音源がこれまた音質の劣るコピー・マスターと来ている。

    大元は英国編集盤2LP『Autumn Stone』用のマスターのコピーだと思うが、Decca時代の曲の音質は劣悪、Immediate時代の曲はステレオだけれど、わざわざこんなコピーマスターのレコードを聴かずとももっとましなマスターを使ったレコードは他にいっぱい出ている。

    さらに、A-1の「Here come the nice」の冒頭が回転ムラっぽく、テープ・スピードもやや遅めだ。

    聴いて、時間を無駄にしてしまった。
    こんなことなら同じ曲を別のレコードで聴くべきだった。

    と言うことで、"買ってはいけない"カテゴリーに限りなく近いレコードということで、見つけたら避けて通った方が良いことを伝えておく。まさに、ナッシングだ!



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコードLPstereo国内盤お勧めしないSmallFaces

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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