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    We Go Together/Paul & Paula

    先日、Paul & Paulaのレコードを初めて買った。
    それがこれ、彼らの2ndアルバム『We Go Together』。

    pandptoge (9)
    *米国オリジナルステレオ盤

    1963年7月リリースとのこと。

    Paul & Paulaと言えば、それこそ典型的なアメリカン60'sポップスの代名詞と言える全米No.1ヒット曲「Hey Paula」で有名な男女デュオと言うことは10代の頃から知っていたが、僕は彼らには全く興味がなかった。




    だから、これまでレコード屋で何度も彼らのLPと遭遇しても、そのままスルーしていた。

    今回聴いてみようと思ったきっかけは、LPの金額が1000円未満だったこともあるが、米国Philipsからの60年代初期のステレオ盤の実力はどのようなものか?と、その音質に興味が湧いたからだった。

    同じく米国Philipsからの60年代のステレオ盤と言えば、Four Seasonsのアルバム(Philips時代は64年から)は持っているが、それよりも古い作品ってあったかな?と思ったが米国録音作品に関しては何も浮かばず、ジャケットのコーティングもきれいだったし、何よりも「Hey Paula」以外の彼らの曲がどんななのか全く知らないこともあって、このLPは買うと決めて、他の数枚のアルバムと一緒に購入した。

    pandptoge (5)
    *ジャケット裏面

    実際聴いてみると、これまで聴かず嫌いだったことは失敗だったと思えた。
    録音からして好みの音ではないか!やはり、当時の米国ステレオ録音は侮れない。

    つまり、バックトラック(=演奏)は一発録音をステレオで収録しているし、曲によっては演奏と歌を同時に録音(当時はこちらが主流とも言える)しているのが再生音からわかる。

    この時代のバックトラックのステレオ録音はLesley Goreの曲でも聴けて、曲に寄りけりではあるけれど、さすが一流ミュージシャンによる生演奏のステレオ一発録音として演奏部分のみでもオーディオ的な醍醐味を味わえるものもある。

    Paul & Paulaのこのアルバムでの演奏はそれほどゴージャスではない気もするが、生な感触が味わえる録音なので、なかなか良い。
    こういう音って、やっぱりこの時代特有の録音によるものだと思う。

    pandptoge (1)
    *レーベル

    それに加え、このアルバムはタイトルに引っかけて、
    二人で一緒に歌う時はパンポットをセンターに定位させ、それぞれが独唱する部分では女性がやや左、男性がやや右に定位するようミキシングされている。

    当然、当時のミキシングなので、ステレオマスターを制作するミックスダウンの際にその場でミキサー(=エンジニア)が手動で動かしたものだ。Kinksの1stステレオ盤も同じように歌や演奏が移動するが、あれと違って違和感がない。

    この歌声の定位移動とセットでバックの演奏の楽器も移動する曲があって、明らかにボーカル収録用の衝立を通って生演奏の楽器の音も拾っていることがわかり楽しい。

    ・・・と、録音や記録された音ばかりに気が行っているように記したけれど、収録曲そのものが普通にポップだし、Jil(女性)のみのボーカルになると1963年の米国ガールグループみたいなサウンドに聞こえることも大きな発見だった。

    なお、Paul & Paulaは1963年に3枚のアルバムを発表している。
    そして、その3枚のみだった。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコードLPstereo米国盤ステレオ録音音質ポールとポーラ

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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