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    「John Mayall with Eric Clapton」ステレオ盤LP

    ステレオ盤LPを探したら、すぐに2つは出てきたので忘れないうちに紹介しておこう。

    まず、僕が80年代初めに中古で購入した国内盤LP。
    このアルバムは、その時初めて知った。

    bbst.jpg

    ClaptonはYardbirdsとCreamに在籍していたことは知っていたが、このグループは知らなかった。それでも、このレコードそのものが1969年に発売されたことが裏ジャケットでわかったので、60年代のClaptonなら買っておこうと思った。

    ジャケットやレーベルにはStereoとあるが、実際には初期のStonesのLondon盤に似たような擬似ステレオ処理がなされている。
    bbst (2)

    ヘッドホンで聴くと、おかしな位相感にとまどう。
    わざわざ擬似ステレオにするのでなく、いっそ、モノラルで出せば良いのにと当時は思った。

    しかし、あの頃でさえまだモノラル音源はステレオよりも価値が低く見られていた。
    僕のような「録音」が趣味の者にとっては、擬似ステレオよりもモノラルのほうがましだったのだが。

    本当のステレオミックスとは全然印象が違うので、これはモノラル盤の部類に入れたほうが良いかもしれない。

    bbst (1)
    このレコードにはペラジャケのものがあり、そちらが初回発売のようだ。僕のは厚紙タイプ。




    さて、こちらは数年前に購入した重量盤。ステレオ。
    bbst (3)

    なんと驚くべきことに、ロシアプレスだ。
    訂正4/9:Universal music, Russia のライスセンスの元で、EUプレスだった。

    bbst2.jpg

    このレーベル、Vinyl Loversからは他にも何タイトルかを購入している。それでわかるのだが、この会社のLPのマスターテープは、ほとんどが当時の最新CDで使用されたマスターを使っている。

    1980年代のBeatlesやStonesのCDマスターを使ったアナログ盤は、CDよりも音質的には優れていると思えた。その理由は、当時のCD盤製造のクオリティが高くなかったからだと考えている。結果、アナログのほうがマスターテープの再現に優れていた。

    しかし、90年代半ば以降は両者にそれほど差は無い、あるいはプレスによってはCDのほうが優れていると僕は考えている。
    例えば先日紹介したWhoのMy Generation Deluxe Editionの2枚組みLPは、CDで聴く方が音が良いと思う。LPは音が歪っぽく、また、峻烈な音もCDからの方が良く伝わる。
    こういうのはマスタリング、カッティング、ビニール品質、これらの全てに起因していると思われる。

    話をVinyl LoversからのLPに戻すが、平均的にプレス品質が良く、音質も通常プレスのアナログ盤よりは良いほうだと思う(とは言え、現在通常プレス盤と呼べるものがほとんど無くなっているのもご存知の通り)。

    しかし、本作に限って言うと、この会社の出している中では良くない方に入るのかもしれない。理由は2つあると思っている。

    一つはマスターテープによるものではないか?と。当時の最新のCDマスターが使われたのか疑問。

    もう一つは、ボーナストラック収録で曲数が増え、1曲あたりの溝幅が狭い。そこでカッティングレベルをかなり低く抑えてあり、それに伴いS/N比が悪い。
    本当に音量が小さいので、他のレコードを聴いた後に同じボリューム位置で聞くと、なんとも情けない音に聞こえる。

    大きなマイナス点をもう一つ挙げると、前述したボーナストラック追加のせいで、オリジナルの曲順が変えられてしまっている点。これによって、A-6の次に本来のB-1でなく、B-2につながる。これってどうなの???
    bbst (4)
    追加音源は、音質劣悪で有名なLive録音から。

    と言う事で、このレコードそのものは本当にマニア向けとしてしか推薦できない。
    たしか同時期にオリジナルどおりの12曲仕様のアナログ重量盤が別の会社から発売されていた記憶がある。それは買わなかったので、どんな音なのかわからない。今となっては気になるなぁ。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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