古いレコードの魅力について

    まず、今回の大地震・大津波によって被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。
    また、追い討ちをかけるように原発事故や寒さなどが現在進行形で続いていますが、負けずにしっかりと生きてもらいたいと強く願っています。

    そして、原発事故を最小限のレベルに抑えようと努力されている皆さん、日本そして世界から現地に入り捜索・救援活動されている皆さん、今も現地へ物資を届けようとされている皆さん、どうもありがとうございます。皆さんの成功をお祈りしています。



    金曜日の地震以降、何も手に付かないような状態が続き、さらに原発事故やここ東京での買占め、計画停電とそれに伴う影響などによって生活そのものがそれ以前とはかなり違ってしまった。

    とは言え、それでも地球は周り続けるわけで、生きて活動できる身としては自分にできることをしっかりと行っていかねばいけないと思い、このブログも再開することにした。

    地震で散らかった部屋はほとんど片づけしておらず、おかげでデジカメが行方不明のままだ。そのため、以前に撮影しておいた写真で何か書けないかと考えた。

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    このレコードはBeatlesのフランス盤EP。

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    裏ジャケットの写真から判断して、フランスでの4枚目のEPとなる。

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    * ちなみに何度も書いているが、当時のフランスではシングルレコードはジュークボックス専用だったので、4曲入りEPが日本や他の国でのシングルにあたるものだった。

    英米以外の国の60年代のオリジナルレコードは、今でこそ手に入りやすくなったが、1980年代にはほとんど目にすることができなかった。

    唯一の例外は、東京の中古レコード屋も参加する『レコード市』会場くらいだった。
    しかし、その値札の金額を見てただ唖然とするしかなかった。
    それでもBeatlesのスペイン盤のEPを買った記憶がある。

    フランスやスペインのEPのジャケットは、英国盤EPとは違った美しさがあり、非常に魅力的だった。いったいどんなジャケットのEPがどれくらい発売されていたのか?非常に興味があった。

    さらに90年代になり、復刻CDでフランスのアーティストのCDが輸入盤屋に並んだ。
    以前紹介したSylvie VartanやFrancoise Hardy、Michele Torr、France Gallなどの60年代Girlsに惹きつけられCDを購入した。
    * 僕は当時、1960年代のRock/Popを体系的に知りたいと思い、英米の60年代アーティストのCDを見かけたら手当たり次第に買っていた。僕の記憶ではちょうどその頃に(いわゆる)ビッグネーム以外のアーティストのCDでの再発が大規模に始まったように思う。

    その後、またまたレコード市でフランスの女性シンガーたちの当時のEPを見かけた。そして、そのジャケットにまた惹きつけられた。Sylvie VartanのTwist et chanteを買った。

    不思議なもので、当時のレコードは70年代半ば以降のレコードよりもジャケットも録音された音も、僕にはとても生き生きと感じられた。

    80年代にレコードがCDに取って代わられたのは、録音された音楽だけでなくジャケットの紙質からジャケット写真やデザインなどにいたるまでのトータルのパッケージが、50年代や60年代のレコードよりもはるかに工業製品っぽかったからに思えてならない。(これは個人的な感想だが、僕にはとっても安っぽく思えた。)
    その変化は、実のところレコードと言う工業製品からCDと言う工業製品に置き換わっただけ。

    しかし僕が惹かれる「レコード」は、何と言うか、手作りの魅力と言うか、大量に出回っているが芸術品っぽいと言うか、何か工業製品以上の魅力を感じてしまう。
    子どもの頃なら「宝物」と言う表現も使えたのかもしれないが、コレクターとなった今では「宝物」とは言いづらい。しかし、古いレコードには「宝物」の香りがする。

    これはFrance Gallの3枚目のレコード(EP)。
    feb13 (6)

    feb13 (8)

    feb13 (12)

    このようなサイン入りレコードは簡単には手に入らないが、サインがなくとも当時の香りを味わえるレコードを現地に買いに出かけようと思い立って、レコード購入を目的に海外に行き始めたのが90年代の半ばだった。

    巷で売っていないのなら、売っているところに買いに行けば良いじゃないか。そんな感覚だった。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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