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    内周歪 そもそもの話

    そうだった、前回の話で大事なことを忘れていた。
    現状の僕のアナログプレーヤー(アーム、カートリッジ含む)で内周歪から解消されたとして(但し、あくまで僕の感覚でほぼ歪なしと思える状態)、それ以前に使用していたプレーヤーでは新品のカートリッジであってもレコードによっては内周歪が目立つものがあったわけで。

    Spacedeck10thの標準アームにオルトフォンのカートリッジを使っていた頃はまだ内周歪に悩まされていたはず。



    で、今振り返ると、もっと歪みを軽減できたかもしれない。
    と言うのも、いくつか厳密な調整を行えば、もっと正確に針先が音溝に沿うことができたのではないか?と思うようになったからだ。

    例えば、Spacedeck10thの標準アームの場合、おそらく僕はカートリッジの取り付け角度が甘かったように思う。

    当時は、アームへのカートリッジ取り付け時に使用するより正確なチャート?(オーバーハングやカートリッジ取り付け角度を確認する、目盛りがついたようなもの)を使用していなかった(…もしかしたら、忘れているだけかも)。
    だから音溝に対してカートリッジが微妙に斜めになっていた可能性がある。
    それはヘッド上から見た場合においても、正面からみた場合においても(水平・垂直の左右の角度)。

    オーバーハングもある程度合わせて、それ以上は特に手をかけなかった。
    唯一、しっかり調整を行っていたのは、針圧くらいだ。これだけは針圧計を使って合わせていた。

    さらに、恥ずかしい話をするならば、標準アームはストレートアームでカートリッジを直接セットする方式だったため、なかなか針先のホコリ掃除ができなかった。

    ある時、めちゃくちゃな音が出て驚いて針先をみたら、ゴミがこびりついて固まっていたこともあった。
    針先にゴミが付着したなら、明らかに音は歪っぽくなる。それが理由であることも多いかもしれない。
    (現状の僕のプレーヤーだと、ゴミが付着したとたんに音が変わるのでわかる、それくらいにデリケートだ。)

    ……と、思い出すと、いろいろと調整やらメンテナンスすべき点が多々あったわけだ。
    そのあたり、しっかりと対応していたならば、それなりに内周歪を軽減できていたのではなかろうか。

    Spacedeck10th以前のプレーヤー、例えばKenwoodのKP-9010の場合、当時は針圧計を持っていなかったので、トーンアームのウェイトの目盛りを頼りに合わせていた。だが、今の僕ならあの合わせ方による結果を信用していない。
    やはり、正しく計測したほうが良い。

    また、前述のチャートみたいなものも最近になってようやく使い始めた。
    以前はもっと簡素なものを基準にしていたが、GLANZのアームを使うにあたり、微調整程度でも、それが音に現れるということがはっきりとわかったからだ。それは、感度の良いアームだからなのかもしれないが……KP-9010のアームに対してもそのあたりしっかりと調整を行っていれば、ある程度は内周歪が軽減できた可能性もある、と思うようになった。

    そう言えば、出番のなくなった感のある、年始に買った安価プレーヤー、TN-3Bはいったん接続を外したものの手元にあるので、一度あれの実力を今回の2枚で確認してみようと思う。


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    テーマ : オーディオ
    ジャンル : 趣味・実用

    tag : レコード 音質 オーディオ 内周歪 アーム カートリッジ

    コメント

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    No title

    JDさん、こんにちは。
    プレーヤーによって内周歪みがどう変化するのか、大変興味があります。ぜひ実施していただきたいなと。
    結果を楽しみにしております。
    ちなみに私の持っているレコードで歪みが目立つものを参考までに挙げると、
    エアロスミス「Rocks」の「HOME TONIGHT」
    WlNGS「LONDON TOWN」の「別れの時」
    TOTO「ハイドラ」の「A Secret Love」
    というように、大体面の最内周に位置する曲なのですが、
    ポリス「シンクロニシティー」の「ウォーキング・イン・ユア・フットステップス」
    のような中盤の曲でもたまにあります。
    共通するのは、いずれもハスキーなボーカル部分のシャウト気味、あるいは強く歌ったところで歪むということです。
    元々の録音がそうである可能性もあるかなと思いましたが、CDでは歪みませんので、やはりレコードだからかなと。

    Re: No title

    Makoさん、こんばんは。

    > プレーヤーによって内周歪みがどう変化するのか、大変興味があります。ぜひ実施していただきたいなと。
    > 結果を楽しみにしております。

    わかりました。必ず確認して記事に上げようと思うので、お待ちください。

    > ちなみに私の持っているレコードで歪みが目立つものを参考までに挙げると、

    残念ながら、列挙いただいた4枚、どれも持っておりません。

    > 共通するのは、いずれもハスキーなボーカル部分のシャウト気味、あるいは強く歌ったところで歪むということです。
    > 元々の録音がそうである可能性もあるかなと思いましたが、CDでは歪みませんので、やはりレコードだからかなと。

    通常、サ行で歪っぽくなることもあるので、それに近い感じなのかな?と推測しました。
    ただ、CDで歪まない=マスター音源は歪まないだけであって、LP製造時の工程で歪んでいる可能性は捨てきれないかと。
    でもやっぱり、アナログ機器による歪なのでしょうね。



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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