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    「My Generation」ドイツオリジナル盤

    Whoのアルバム「My Generation」は、ドイツでも英国と同じく1965年の12月に発売されたと海外のファンが運営しているHPには記載されている。

    mygenwho (19)
    *写真は参考までに英国オリジナル

    表ジャケットの写真は英国盤と全く同じで、右上のレーベル名BrunswickがDeccaに変更されていただけだと記憶しているが、残念ながら僕はジャケットなしのレコード盤しか持っておらず。

    mygenvirgin (19)
    モノラル盤。
    このように白レーベルだがプロモ盤ではないと考えている。と言うのも、これまで数回見た全ての盤で同じく白レーベルだったからだ。
    ジャケットなしで買った理由は、極端に安かったからで(笑)、別の海外のファンHPでは音が悪いとされていたので興味があった。

    mygenvirgin (22)

    実際に音は良くない。何よりも、カッティングレベルが低く、音量が小さいのが一番致命的だ。音を上げるとそれなりに整った音をしているものの、どうしてもトレース音が気になってしまう。

    さらに、高音域の再生に関しては、音がなまっているというか、アジマス調整が合っていないテープデッキでマスターテープが再生されたようで、しっかりと音が出ていないというのが実情だと思う。
    盤質の良いレコードで聴いたとしても、高音域の伸びがないのはかなり気になるところだろう。おかげでレンジが非常に狭く感じるし、シンバルの音がしっかり出てないためKeithのドラミングの魅力が十分に伝わらない。

    これらは、1曲ごとの音溝の幅の狭さと関係している。針飛びを防ぐためにカッティングレベルを抑えているのだろうと思うが、溝幅をもっと増やせば物理的に隣の溝とに余裕ができるため針飛びしにくくなり、カッティングレベルを上げることができ情報量を増やせる。
    mygenvirgin (16)
    英国オリジナル盤やVirgin盤をお持ちの方は、ドイツ盤の音溝の範囲と見比べて欲しい。

    通常だと音が歪まない範囲であるなら、カッティングレベルが高いほど音溝に記録される情報量、ダイナミックレンジ、S/N比、全てにおいて良くなる。低ければ低いほど記録された音楽信号を聴くのでなく、ただの無信号のトレース音だけを聴くことになり特にS/N比はひどくなる。カセットテープに例えれば、録音前の何も記録されていないテープを再生してもヒスノイズがずっと出続ける、あれを聴いているわけだ。残念ながらカセットテープの例えを理解できる人はほとんど30代以上の人だろうと思うが。

    と言う事で、このレコードはコレクターとマニアの方にしかお勧めできない。
    ちなみに、B1のKids are alrightは英国盤と同じバージョン。B4のI’m a manも同様。

    ドイツではその後67年頃に全然別の写真を使った再発盤が出ているが、擬似ステレオ化され音も良くない。
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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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