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    Blue Train/Music Matters盤

    自粛ムード中、東京では中古レコード大手のDUも土日臨時休業だったようだ。こういう時は自宅掘りが密かなブームか?

    僕も棚を整理していたら「あっ、これ買ってたな」というのが何枚かあった。その中からこれを。

    2020BTMM (33)
    *アウターに入れた状態

    Blue Note創立75周年記念(2014年)の際に米Music Matters社より、限定2500枚プレスとして登場した『Blue train』の180g盤。



    John Coltraneの『Blue train』については、過去に何度か取り上げている。その際、まだMusic Matters社からの限定盤は購入前だった。


    このMusic Matters社からのBlue Note LPsの限定盤の製作には、RVG録音のオリジナル・アナログ・ステレオ・マスターテープが使用されている。

    が、『Blue train』だけは見つからなかったのか?あえてモノを選択したのかは不明だがmonoとなっている。

    マスタリング/カッティング・エンジニアはKevin Gray。

    2020BTMM (21)
    *ジャケット表面の仕上げが美しい

    このシリーズは、音質だけでなく、ジャケットも豪華な作りとなっていた。

    厚手の見開きジャケット、表と裏はラミネートコートあり、見開きの内部には当時は未発表だったセッションフォトを高画質にて使用。

    2020BTMM (24)
    *見開き内側

    で、これ僕は新品で買ったのだけれど、製造面でのクレジット類を記したインサートが付属していた気もするが、久しぶりに手に取ったLPはジャケット+盤+アウターのみだった。付属していなかった可能性もある……もう1枚同じシリーズから購入したはずなので、それが見つかればはっきりする。


    さて、Music Matters盤の音質だけれど、さすがに音質に拘った現代のプレスだけあってRVG刻印ありのオリジナルモノラル盤よりも明らかに上から下までの帯域のつながりが良い。そのため、楽器の音はこちらのほうが自然な音に聴こえる。

    さらに言うと、オリジナルモノラル盤では、ある帯域がブーストしてあるが、それが無いことから、音量を上げるほどに好ましい音になる。

    2020BTMM (15)
    *レコード盤を内袋に入れた状態

    SACD登場以降に、ある程度のグレードを持って製造されたワイドレンジなスピーカーで聴くとどちらの音質が良いかは、はっきりとわかる。
    ぱっと聴いての大きな違いは、RVG刻印入りの米国オリジナル盤はややナローレンジだということ。

    このあたりは、オリジナル盤のカッティング時にRVG本人が行った上下帯域のカットや特定帯域のブーストが理由だ。

    それゆえ、個人的にはBlue noteのLPは、RVGカッティング以降のステレオ盤などのほうが好ましいと思えるものがある……これについては、当然使用するオーディオ機器によって両者の差異が再現されないことにはどうしようもない。

    2020BTMM (11)
    *米国オリジナルモノラル盤(内袋は後で入れ替えた)

    それと、音の良し悪しにはそれぞれの好みも入ってくる以上、オリジナル盤主義の人にとっては、オリジナルの方が(物理的スペックが実際に劣るとしても)良い音に聞こえるかもしれない。
    また、録音当時のマスターテープと経年変化したマスターテープとの対比もあって、この点では後者が不利な場合が多い。

    但し、Music Matters社が預かったオリジナル・ステレオ・マスター・テープは、初期ステレオ盤以上の音質を担保できるほどの保存状態だったらしい。だから個人的には『Blue train』もステレオ盤を聴きたかった。


    Music Mattersの『Blue train』mono盤を聴いていてひとつ思ったのは、元のマスターの音そのものが、かなり飽和気味のレベル設定だったのでは?ということ。

    アナログテープは録音時、レベルメーターが多少レッドゾーンに触れても歪まないと言うのが当時の常識だったと思うが、それにしてもかなり突っ込んでるなぁと思える。


    最後になるが、同年にUniversal musicからも同じようにBlue Note創立75周年記念として180g盤の重量盤が発売されている。

    2020BTMM (7)
    *Universal musicからの75周年記念盤、ステレオだけどレーベルはモノラル

    こちらは、ハイレゾ(デジタル)マスターを使用しており、当時1枚3000~3500円程度の販売額だったはず(Music Matters盤はその倍額+α程度に高価だった)。

    紛らわしいことに、レーベルはMusic Matters盤同様monoとなっているが、実際にはステレオプレスだ。
    それに気づかずにmonoで聴いている人も多いと思う。

    音質は価格に見合う十分に良い音だと今も思っている。但し、後に出たカラーレコードは駄目だ。





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    テーマ : JAZZ
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 音質 モノラル Mono Blue train Coltrane ブルー・ノート

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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