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    70年代末から80年代初頭のWhoの国内盤LPの発売状況

    いつも読んでる野良さんのツィートでリツィートされていた次の話が気になった。
    「Whoのレコードは1970年代末頃、日本盤でほとんど入手可能だった」

    しかしながら、それは大きな誤解だ。
    正しくはこうだ「1980年春から1年ほどの間のみ日本盤でほとんど入手可能だった」。

    fumetuhardrock (4)
    *Whoの初期アルバムはこのシリーズで登場




    なぜなら、日本初登場となる『A Quick one』『Direct hits』の2枚を含む(1stを除く)初期アルバムの国内盤がポリドールから発売(&再発)されたのは1980年の4月あるいは5月だからだ。
    70年代末にはまだ登場していない。

    fumetuhardrock (6)
    *これがラインナップ

    さらに言うと、この時の発売(&再発)は〝不滅のハードロック オリジナル名盤15選〟という完全限定盤だったので、81年内にはほぼ売り切れて店頭から消えてしまった。

    僕は81年にNHKがテレビ放送した「カンボジア難民救済コンサート」を観てWhoの格好良さにやられてレコードを買いに走ったが、既にほとんどのお店で売り切れ状態だった。
    (*過去に記したこともあるこのTV放送、81年の春だったようだ。僕の記憶違いで正月と記したかも。)

    でも、自転車で片道1時間ほどかけながら何軒かのレコード屋をはしごして、まだ部分的に売れ残っている店を探し出せた。
    当然、全部買えるお金なんて持ってないので、それから3ヶ月ほどは小遣いをもらうたびに買いに走った。

    また、市中在庫が無くなるのに合わせたかのように、81年秋に『Tommy』『Live at Leeds』『Who's next』の3枚だけはこのシリーズと関係なく通常の価格で再発された。
    そのため、『A Quick one』と『Direct hits』は1回限りの発売、『The Who sell out』は、67年(日本では68年かも)の初回盤と80年の再発の2回のみの発売で終わった。

    それらポリドール発売とは別に、当時CBS Sonyから発売されていたレコードは、店頭に並んでいなくとも注文すれば取り寄せ可能だった。僕も取り寄せたものがある。

    では、70年代の半ば以降、ポリドールから発売されていたWhoの日本盤は廃盤扱いだったのか?と言うと、僕の覚えている範囲では
    『Tommy』と『Live at Leeds』は80年の限定盤が登場する前にもレコード店に並んでいたように記憶する。
    残念ながら『Who's next』は覚えていない。こんな名盤を長らく廃盤にするとは思えないので発売されていたのだろうと推測するが。


    ここからは僕の昔話になるが、70年代の後半だと大きな商店街にはたいていレコード屋が1軒はあったし、大きなスーパーには新星堂などのチェーン店もあった。

    当時はまだ洋楽はそれなりに売れていたので洋楽のスペースは邦楽と変わらない程度にあったと思うが、いずれにせよ僕が自転車で行けるのは町中の小さな店ばかりだったのでWhoの陳列コーナーが独自にある店など一つもなかった。

    Whoはかなりマイナーな存在だった。クラスに一人知ってるか知らないかと言うのが普通だった、本当に(笑)。

    レコード店に独自の陳列コーナーがあったのはBeatles、Bob Dylan、Rolling Stones、Eric Clapton+当時流行っていたBCRとかEWFとかBilly Joelとかあるいは日本で絶大な人気だったDeep Purpleの系譜あたり。
    人気アーティストは地域によって異なったかもしれないが。

    僕がWhoとKinksの陳列コーナーがある店を初めて知ったのが、大阪梅田にあった英国盤を扱う輸入盤店Hogg(・・・記憶が正しければ)だった。
    そこでVirgin盤の『My Generation』を初めて見て驚いた。当然買った。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : LP レコード Who ザ・フー 日本盤 国内盤

    コメント

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    No title

    JDさん、こんばんは

    私も「WHO‘S NEXT」をアルバムとして聞いたのは、カンボジアの後でした。
    それまでは、兄が持っていたLEEDSとFMでエアチェックしたBY NUMBERSをリピートしていた程度。
    WHOのラジオでのオンエアも少なかったと思います。
    渋谷陽一の番組でもWHOは「少数派リクエスト」の常連でした(笑
    個人的には、当時最もカタログが貧弱だったのはYARDBIRDSだった気がしていますが、これは
    頭に来た?渋谷陽一が「LITTLE GAMES」全曲オンエアしたのをリピートして聞いていました。

    Re: No title

    ニブさん、こんばんは

    > 私も「WHO‘S NEXT」をアルバムとして聞いたのは、カンボジアの後でした。

    そうですか。
    カンボジアの2LP発売時(1979年)に、よくFMでかかっていて、そのときに初めてババオライリーを聞きました。
    イントロがシンセだったので、79年の曲だろうと思っていましたね。

    > それまでは、兄が持っていたLEEDSとFMでエアチェックしたBY NUMBERSをリピートしていた程度。
    > WHOのラジオでのオンエアも少なかったと思います。

    僕の友人も兄がLive at Leedsを持っているとのことでした。あのアルバムは日本でも売れてましたね。

    > 渋谷陽一の番組でもWHOは「少数派リクエスト」の常連でした(笑

    コメントもLed Zeppelinをかけるときと違って、あまり気乗りしていないように聞こえましたけどね(思い過ごしですかね?)。

    > 個人的には、当時最もカタログが貧弱だったのはYARDBIRDSだった気がしていますが、これは
    > 頭に来た?渋谷陽一が「LITTLE GAMES」全曲オンエアしたのをリピートして聞いていました。

    はい、Yardbirdsだけは幻化が最高に達していて、いったいどれだけ凄いのか!?想像が膨らんでいました。
    後年実際に聞いてみたら・・・CDが登場する前夜のあの時代ならではですね。



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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