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    Tim Hardin 1

    これは1966年7月発売のTim Hardinの1stアルバム『Tim Hardin 1』。
    録音そのものは1964年や65年に行われているようだ。

    timhardin1 (7)
    *米国オリジナルモノラル盤

    個人的には2ndアルバム『Tim Hardin 2』が彼のベストアルバムだと思っているが、この1stにもいくつもの代表曲が収録されている。



    このアルバムと同じく、Verve FolkwaysからデビューしたLaura Nyroのデビューアルバム『More Than a New Discovery』を取り上げた際、「67年2月時点の米国ではLaura Nyroのようなスタイルのsinger songwriterが非常に珍しかったことから、リスナー側に彼女を受け入れる準備がまだ整っていなかったのではなかろうか?」と記した。

    実はあれを記した際に、他にも似た作品があるかもと手持ちのレコードを調べて、このアルバムが近いかもと思った。

    でも、『More Than a New Discovery』は「収録された楽曲は全然Folk musicではなかった」と記したが、『Tim Hardin 1』はfolk music寄りに違いない気がした。Verve Folkwaysからデビューしてもおかしくない。

    ただし、Jazzっぽいと言うか、Tim Hardin独自のアレンジが施されたオリジナル曲群はfolk musicでありながらJazzっぽかったり、folk blues調であったりと、日本人がイメージするフォークミュージックとは違う気がしている。
    そして、それこそがTim Hardinの魅力であり彼にしか生み出せなかった個性に違いない。

    timhardin1 (4)
    *ジャケット裏面

    このアルバムに収録のA-3「Smugglin' Man」やB-4「Ain't Gonna Do Without」は個人的に好きなタイプの曲だ。

    特に「Ain't Gonna Do Without」は両曲ともに(いつ録音されたのか知らないが)、Bob Dylanの『Bringing it all back home』に登場しそうな軽快なフォークロックと呼べそうな曲だ。

    timhardin1 (1)
    *レーベル

    さて、前述のように、1st時点で「Misty Roses」などのTim Hardinの代表曲と呼べる曲がいくつも収録されているので、軽く僕の好き嫌いを交えてちょっと述べておく。

    「Don't Make Promises」はちょっと背後のストリングスがうるさい。無いほうがずっと聴きやすい気がする。

    「How Can We Hang On to a Dream?」は、胸を締め付けられるようなやや哀愁がかったメロディを帯びていて、ここまで行くと普通なら僕は苦手になるのだが、Tim Hardinの歌だとなんとか聴けるレベルにとどまる。

    「It'll Never Happen Again」、「Reason to Believe」の2曲もやや哀愁を帯びるが、Tim Hardinのオリジナルではちょうどいい塩梅だ。
    だが、「Reason to Believe」のカバー曲になると甘ったるいのが出てきて苦手なことが多い。
    そのあたりのバランスもTim Hardin本人のバージョンが好きな理由だと思う。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : LP レコード 米国盤 モノラル Mono Tim Hardin

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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