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    Lies/Knickerbockers

    Knickerbockers最大の有名曲でありヒット曲でもあるシングル曲「Lies」(1965年11月リリース)をアルバムタイトルにしたLPがこれ。
    翌1966年に登場した『Lies』。

    lies (8)
    *米国オリジナル・ステレオ盤

    先月初めてこのLPを手に入れてようやく針を降ろしたが、B面を聞いて「嘘だろう?」と思った(苦笑)。


    このアルバム、A面5曲、B面5曲という構成。
    そしてA面1曲目に「Lies」を配置。

    「Lies」は、同じく60年代のNancy Sinatraのカバーや80年代のLinda Ronstadtのバージョンで聞きなじんでいたので、昔から十分に良い曲だと知っていた。

    アルバム1曲目にこれがあると、続く2曲目以降に期待が高まるというもの。
    そして、実際、その期待は裏切られることはなかった。A面のラスト曲まで「Lies」とは少し違うが、それでも十分にクオリティの高い曲がそろっている。

    lies (6)
    *ジャケット裏面

    僕がA面を聴いて思い浮かべたバンドは、70年代の英国punkシーンから登場した(punkに留まらなかった)The Jamだった(特に5曲目の印象が)。
    Jamというかネオモッズというか、70年代の英国beat groupに近いセンスを感じさせる。

    A面が予想外に良かったこともあり、B面もどんな曲、どんなサウンドが聴けるのかとワクワクさせられたのだが、冒頭に記した通り「え?A面の格好良さは何だったの?」と嘘みたいなB面に呆れさせられた。
    僕からすると、これはひどい。

    彼らは米国のグループだが、A面は「Lies」に代表されるような60年代英国グループのような格好良さがある。

    ところがB面は急に別のグループに変わったかのように、beat rockからゴージャスなオケ付サウンドに切り替わり、ロックグループからボーカル&バックバンドみたいな退屈な曲・アレンジが続くことに。
    ボーカルはソウル系が持ち味だったとわかるが……。ラストはSaxメンバーをメインにしたインストだ。

    う~ん、一体全体どうなっているんだ?
    正直、もう二度とB面を聞くことはないだろう。

    lies (1)
    *レーベル


    最後は当時の話を。
    「Lies」をラジオから耳にした当時の米国10代の若者たちはこれをBeatlesの新曲と勘違いしたという。
    実際、Youtubeの書き込みに同様のことを書いている人たちが少なからずいる。

    でも、僕はこれをBeatlesに狂ってた中学時代に聞いていたとしても決してBeatlesだとは思わなかったろう。サウンドが全然違う。
    逆に言うと、どこをどのように聞けば、これがBeatlesと聴き間違えるのか?非常に気になる。歌い方(発音やアクセント)を真似てるとか?そういうのは、僕にはちょっとわからないので。今のところ、完全な謎だ。

    ちなみに、メンバーたちは「Lies」を当時の英国グループ風のサウンドを狙って作ったそうな。
    その点では、狙い通りに出来上がったのではなかろうか。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP stereo 米国盤 60年代 Lies Knickerbockers

    コメント

    Secret

    どうも♪

    いやぁ、自分は彼らに関しては最初ラジオのエアチェックでのLiesとOne Track Mind、それからベスト盤安レコの順で、その次にこのアルバム…そうです、B面はヒドイっす、ドイヒーなんてもんじゃないっす、だってそれから自分も聴いてませんからB面…ふぅ

    しかし、こういうBeatlesクリソツの話(Klaatuとか…それも自分は全然)たまにありますけど、彼らに対しては最初アメリカの田舎もんが初期Beatlesっぽくやるとこんな感じになるのかな?くらいに思いましたけど、新曲と勘違いって…後付けの宣伝文句なんじゃ…って、書き込みっすか…う〜む

    Re: どうも♪

    へどろんさん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。
    いやぁ~、やっぱりそうですよね!このB面、ちょっと聴いていられないですね。
    メンバー全員の希望を叶えるために、それぞれの好みの路線をA面とB面とで展開したのかもしれないですが。
    救いがあるとすれば、両面それぞれに完全に分かれたので、A面だけ聴いている分には楽しめるという点でしょうか。

    > しかし、こういうBeatlesクリソツの話(Klaatuとか…それも自分は全然)たまにありますけど、彼らに対しては最初アメリカの田舎もんが初期Beatlesっぽくやるとこんな感じになるのかな?くらいに思いましたけど、新曲と勘違いって…後付けの宣伝文句なんじゃ…って、書き込みっすか…う〜む

    僕もびっくりしましたが、実際そうだったみたいなんですよ。
    リアルタイムで聞いていたら、そうなるんでしょうか?……いや、やっぱりわかる気がしますけどね。うひょ!
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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