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    G.I. Blues

    アルバム『G.I. Blues』は、1960年のElvis Presley主演の同名映画のサウンドトラック盤。
    除隊後の最初の主演映画だった。

    giblues2019 (30)
    *米国オリジナルステレオ盤

    Elvisのサントラの中では最も有名な1枚だし、アルバムチャートも全米No.1を獲得している。
    録音は1960年の4月と5月。



    ステレオ盤で聴くと、基本スタイルとしては、Elvisのボーカルがセンター、Jordanairesのコーラスが右、演奏が左に割り振られている。
    (B面1曲目「Pocketful of Rainbows」を除く、この曲だけ演奏が左右に分かれる)。
    ただし、演奏音はElvisのボーカルの背後にも薄く聞こえたり、Jordanairesのコーラス側にも薄く聞こえたりする。

    giblues2019 (26)
    *ジャケット裏面

    これは以前にも記したが、映画のサウンドトラックにそのまま用いられる場合に、Elvisの歌声が映画シーンのSE(パブの聴衆や劇場の観客などの音)に埋もれないように演奏音量を調整するためと推察される。
    とは言え、そのような環境音だけでなく、追加の楽器が加えられることも多い(この映画も同様だ)。

    giblues2019 (14)
    *レーベル

    先日、Tower records on lineのバーゲンセールで米国の高音質重量盤を製造するFriday musicから発売されていたカラーレコードが半額になっていたので購入した。ここのLPは高価で有名だが、MFSLほどにはマスタリングに気合が入っている気はしない。
    でもそれが逆に功を奏する場合もある。

    giblues2019 (20)
    *Friday musicからの再発盤、ジャケットは独自の見開き仕様

    giblues2019 (10)
    *黄色いカラーレコード(内ビニールに入れたまま撮影)

    MOVで製造されている欧州のElvisの再発重量盤よりも、昔ながらのアナログっぽい音がするのが不思議なところ。
    ただ、前述のように高価なので今回のような場合や中古で見かけた際にしか購入しない。


    アルバムについて言うと、1960年という時代を反映しているということもあるが、普通のpop/rockアルバムだ。で、僕なぞ好きな曲が多い。

    いろんなリズムの曲、テンポの速いのや遅いの、バンドを含めた全体で攻める曲、Elvisの歌声を聞かせる曲など、当時のよくまとまったアルバムの一つだと思っている。A面1曲目からノリノリになってしまう。

    特に、アルバムを個性的にしている曲といえば、「Frankfort Special」や「G.I. Blues」などの軍隊っぽさを演出した曲だろう。
    この2曲は非常に重要でありながら、何度も聴きたくなる魅力を持っている。

    よく知られているが、A面1曲目「Tonight Is So Right for Love」は著作権がらみで欧州では使えなかったので、そちら用には別曲を当てている。国内盤も当初はそうだった。タイトルは同じだけど完全に別の曲だ。

    giblues2019 (23)
    *国内ステレオ初版?(ペラジャケ)

    giblues2019 (5)
    *レーベル


    それと、このアルバムのCDの決定版として97年に登場したコレクターズエディションには未発表曲が多く収録され、それを聴いてわかったのは、『G.I. Blues』時点ではまだ演奏と歌を同時に生で一発録音していたということ。
    つまりここに収録された曲はすべてスタジオライブだ。

    giblues2019 (1)
    *97年に登場したコレクターズエディションCD

    まぁ、昔はそれが一般的であり、ダビングして完成させるのが主流になるのは後に訪れるわけで。

    それと、このCDに収録されたメインアルバムの収録曲はどうやら新たにremixされているっぽい。
    ミキシングバランスがオリジナルステレオLPと若干違う。でも、かなりオリジナルに忠実に行われていて(但し、LPのB-1を除く)、僕にはremix-remasterの手本のようなものに思える。

    ボーナストラックの白眉は「Frankfurt Special」の別テイク。Damnedも真っ青な超速バージョン!Elvisも思わず歌いながら吹き出している(笑)。






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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP stereo 米国盤 Elvis Presley G.I. Blues

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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