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    Everybody knows/Dave Clark 5

    *10/30追記:CD『Dave Clark Five/The Hits』を何度も聴いた後に米国ステレオ盤の『Everybody knows』を聴くと、以下に記したほどに中高域への独自のEQ操作を感じなくなった。このあたりの印象の差異は、同時に聴いていた音楽の再生音に影響された感覚だったのだろう(今回も、なのかもしれないが…)。なので、現時点ではあまり強調すべきではなかったように思えた。そのつもりで読んでもらえれば、と思う。


    BeatlesやRolling Stonesのアルバムは1967年から英米で共通の収録内容で発売されることになった。
    けれども、Dave Clark 5に関しては最後(米国は68年、英国は70年)まで英米で異なった内容のアルバムが発売され続けた。

    その米国でのオリジナルラストアルバムとなったのがこれ、『Everybody knows』(1968)。

    DC5EK68 (1)
    *米国オリジナルLP(背後Mono、手前Stereo)



    今年札幌でブログ仲間のPoposukeさんとお会いした際に米国盤『Everybody knows』はmono盤ばかり見かけ、stereo盤はほとんど目にしないと言う話をしていた(はず)。

    僕自身が実際そうだったわけで、monoは早い時期に手に入れたが、stereo盤に出会うまではそこから5年以上必要だった。
    68年の米国市場ではstereoの方が一般的だったに違いないと思えるのだが……。

    DC5EK68 (11)
    *ジャケット裏面は完全に広告

    両者を聴き比べると、monoはstereoミックスを単純にmono化したわけではなく、曲によっては明らかにミックス違いが存在している。

    音質については、stereo盤は当時の米Epic盤によくあった(中高域への)独特のEQが施され、ややきつい音をしているだけでなく低音域がほとんどの曲でスカスカだ。

    それに対してmono盤は低音域はstereoよりずっとましだし、おかしなEQの影響も強く感じることはないので盤質さえ良ければstereoよりも聴きやすい。

    個人的には(録音作品全般に関して)monoよりもstereoが好きなので、残念な結果なのだが……。

    DC5EK68 (15)
    *Stereoレーベル


    ところで、冒頭に記したように、DC5のアルバムは英米で異なる内容で発売されていたので『Everybody knows』もややこしいことになっている。

    まず、英国でも同じタイトルのアルバムが1967年に発売されているが、ジャケット写真は完全に別物。収録曲は米国盤『Everybody knows』と7曲かぶる。

    DC5EK68 (19)
    *英国盤『Everybody knows』

    逆に、このジャケットは米国では『Everybody knows』の1つ前の作品『You Got What It Takes』として登場している。

    DC5EK68 (26)
    *米国盤『You Got What It Takes』

    DC5EK68 (30)
    *厳密には両者で使われた写真は微妙に異なる

    さらに裏ジャケットは、米国では2つ手前の作品『5 by 5』(1967)として登場済みだった。

    DC5EK68 (22)
    *英国盤『Everybody knows』のジャケット裏面

    DC5EK68 (38)
    *米国盤『5 by 5』


    そして、米国盤『Everybody knows』と同じ写真をベースにした英国アルバムは『5 by 5 = GO!』として1969年に発売。
    こちらは米『Everybody knows』とは1曲かぶり。

    DC5EK68 (33)
    *英国盤『5 by 5 = GO!』

    このように、DC5に関しては、ジャケットがほぼ同じだからと言って収録内容までも同じと思ってはならない。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 米国盤 stereo Mono Dave Clark 5 DC5

    コメント

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    No title

    JDさん こんばんは

    このアルバムの話は確実にしていましたね(笑)

    私はこのアルバムのモノラル盤しか持っておらず、今現在もステレオ盤を探しているのですが、ステレオ盤の音質面はあまり期待できそうにありませんね。

    >DC5に関しては、ジャケットがほぼ同じだからと言って収録内容までも同じと思ってはならない。

    60年代の後半にもなって、このようなスタイルでアルバムを出し続けていたグループは少なかったと思います。
    これも社長さんのやる気の無さや、強欲な米EPICとの契約が原因なのでしょうが、彼らのアルバムを集めはじめた頃は本当に紛らわしくて困ったものでした。

    Re: No title

    Poposukeさん、こんにちは。

    やっぱり、話してましたよね。中古屋でステレオは見かけないと。

    > 私はこのアルバムのモノラル盤しか持っておらず、今現在もステレオ盤を探しているのですが、ステレオ盤の音質面はあまり期待できそうにありませんね。

    ステレオ盤の音質はバランスが独特ではありますが、true stereoなので楽しめるとは思いますよ。

    > 60年代の後半にもなって、このようなスタイルでアルバムを出し続けていたグループは少なかったと思います。
    > これも社長さんのやる気の無さや、強欲な米EPICとの契約が原因なのでしょうが、彼らのアルバムを集めはじめた頃は本当に紛らわしくて困ったものでした。

    僕もアルバム収集しながらおかしな状況に気づいて行きました。
    アメリカでは68年で発売が終わっているのも不思議ですね。英米で同時ぐらいならまだしも。米国での商機は終わったと判断したのでしょうか?潔いと言えば、そうですが。




    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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