Roustabout/Elvis Presley
『Roustabout(邦題:青春カーニバル)』は、米国で1964年に公開されたElvis Presley主演映画のサントラ盤。発売は1964年10月。

*米国オリジナル・ステレオ盤
このサントラ盤は個人的には大好きな作品だ。楽しいアルバムという印象。
映画『Roustabout』でのElvis演じる主人公の設定や大まかなあらすじ(*修正:あらすじというよりも主人公の設定に伴う)話の方向性は、典型的なElvis映画の一つだと思うが、この作品ぐらいまでは、しっかりと演じている気がする。

*こちらは米国オリジナル・モノラル盤
僕自身、具体的には知らないが、ただもしかすると、この時点で既に内心は毎度ワンパターンな主人公設定・あらすじにElvis本人も勘弁してくれと思っていた可能性はある。
舞台は移動遊園地・ショーを展開する一座(…これを米国では「カーニバル」と呼ぶ。この映画で初めて知った)。そこに流れ者で歌手を目指す主人公がバイク事故をきっかけに一時参加することで、そこから歌あり恋あり野望ありという展開に……お約束の通りか(笑)。

*ジャケット裏面はstereo/mono共通
実は20代まではこのような紋切り型のElvis映画を観もしないで馬鹿にしていた。John Lennonの「Elvisは死んだ」という言葉を鵜呑みにしていたわけだ。
でも30代になって、Elvis映画をたくさん観るようになって、言われているほど悪くないどころか、中には面白いものもあるなぁという考えに変わった。
『Roustabout』は個人的には安心して観られる平均的なElvis映画かなとも思うが、サントラ盤は出来が良いと思う。

*Stereoレーベル
この作品では、あらかじめ録音してあったオケにElvisとコーラスを務めるJordanairesが歌とコーラスをオーバーダブさせる形で録音されている。
ベーシックトラック(演奏)は左チャンネルにモノラルで収録。中央にElvis、右にコーラスという割り振り。
ここから判断すると、最終のマスターテープは4トラックか3トラックテープだろう。
中央と右にも演奏の音や残響が微妙に拾われているので、オリジナルのステレオミックスは、中央や右チャンネルの背景にも演奏を感じる。

*monoレーベル
録音は64年の3~4月で、タイトル曲への歌入れだけは5月らしい。
改めて思うが、この録音方式は同時期の英国勢のステレオ録音と変わらない。にも関わらず、低音の収録とレコードへのカッティングは明らかにElvisのLPの方が優れている。
このLPのステレオ盤の場合、A-3とA-4が他の曲より音が良く感じられる。
その昔日本では、60年代はBeatlesなど英国録音が音が良いという言われ方をしていたが、自分のオーディオシステムのグレードが上がって行くと、その話は完全な間違いだったと言う事に気づくことになった。
同じ64年に出たBeatlesのオリジナルレコードで、ここまで低音域を収録したレコードはない。明らかに米国録音の方がレンジを広く収録、カッティングできていたわけだ。
(だからBeatlesの作品は、2009年のdigital remasteringの際に低音を補強して、音のバランスをかなり変更している。)

*米国オリジナル・ステレオ盤
このサントラ盤は個人的には大好きな作品だ。楽しいアルバムという印象。
映画『Roustabout』でのElvis演じる主人公の設定や大まかな

*こちらは米国オリジナル・モノラル盤
僕自身、具体的には知らないが、ただもしかすると、この時点で既に内心は毎度ワンパターンな主人公設定・あらすじにElvis本人も勘弁してくれと思っていた可能性はある。
舞台は移動遊園地・ショーを展開する一座(…これを米国では「カーニバル」と呼ぶ。この映画で初めて知った)。そこに流れ者で歌手を目指す主人公がバイク事故をきっかけに一時参加することで、そこから歌あり恋あり野望ありという展開に……お約束の通りか(笑)。

*ジャケット裏面はstereo/mono共通
実は20代まではこのような紋切り型のElvis映画を観もしないで馬鹿にしていた。John Lennonの「Elvisは死んだ」という言葉を鵜呑みにしていたわけだ。
でも30代になって、Elvis映画をたくさん観るようになって、言われているほど悪くないどころか、中には面白いものもあるなぁという考えに変わった。
『Roustabout』は個人的には安心して観られる平均的なElvis映画かなとも思うが、サントラ盤は出来が良いと思う。

*Stereoレーベル
この作品では、あらかじめ録音してあったオケにElvisとコーラスを務めるJordanairesが歌とコーラスをオーバーダブさせる形で録音されている。
ベーシックトラック(演奏)は左チャンネルにモノラルで収録。中央にElvis、右にコーラスという割り振り。
ここから判断すると、最終のマスターテープは4トラックか3トラックテープだろう。
中央と右にも演奏の音や残響が微妙に拾われているので、オリジナルのステレオミックスは、中央や右チャンネルの背景にも演奏を感じる。

*monoレーベル
録音は64年の3~4月で、タイトル曲への歌入れだけは5月らしい。
改めて思うが、この録音方式は同時期の英国勢のステレオ録音と変わらない。にも関わらず、低音の収録とレコードへのカッティングは明らかにElvisのLPの方が優れている。
このLPのステレオ盤の場合、A-3とA-4が他の曲より音が良く感じられる。
その昔日本では、60年代はBeatlesなど英国録音が音が良いという言われ方をしていたが、自分のオーディオシステムのグレードが上がって行くと、その話は完全な間違いだったと言う事に気づくことになった。
同じ64年に出たBeatlesのオリジナルレコードで、ここまで低音域を収録したレコードはない。明らかに米国録音の方がレンジを広く収録、カッティングできていたわけだ。
(だからBeatlesの作品は、2009年のdigital remasteringの際に低音を補強して、音のバランスをかなり変更している。)
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