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    the Supremes Sing Holland–Dozier–Holland

    『the Supremes Sing Holland–Dozier–Holland』のExpanded editionは、1967年1月発売の同アルバムを拡大した2枚組CDセット。
    僕が購入したのがほぼ1年前。ようやく紹介することに。

    HDHsuprems (16)
    *2枚組CDセット(背後は米国ステレオLP)

    オリジナルアルバムのMono,Stereo音源、未発表音源、2018年remix、そして完全に別アルバムと言ってもよい1967年の未発表ライブ録音『The Supremes at the Copa 1967』を収録。
    詳細なデータを含むブックレット、さらにミニ写真集付。
    まさに大盤振る舞いだ。



    オリジナルアルバムの『the Supremes Sing H–D–H』は、「You Keep Me Hangin' On」、「Love Is Here and Now You're Gone」の2大シングルヒット曲を収録しているが、アルバムのコンセプトは当時のMotownを代表するヒットメーカー、Holland–Dozier–Hollandによる曲をSupremesがカバーするという安易なもの。

    HDHsuprems (29)
    *米国オリジナルモノラル盤

    前作の『The Supremes A' Go-Go』がほぼ似たような企画だったが、今作では、さらに強く前面に押し出したようなものだ。

    前作に収録された全米No.1シングル「You Can't Hurry Love」に続けてリリースされた「You Keep Me Hangin' On」も全米No.1ヒットとなり、さらに続くシングル「Love Is Here and Now You're Gone」も全米No.1となっている。

    改めて、この時期のSupremes人気がどれほど凄まじかったか!そして、彼女たちが発表したこれらシングル曲のクオリティの高さも驚きだ。
    作者は当然のことながら、アルバムタイトルにもなったH–D–Hのチーム。

    HDHsuprems (1)
    *英国ではジャケットとアルバムタイトルを変更して発売された、音質は米国盤の方が良い

    アルバムは67年1月発売とは言え、収録された前述の2枚のシングル曲は66年の録音。但し、シングル「Love Is Here…」は67年1月発売。
    ついでに言うと「You Can't Hurry Love」も66年録音。

    HDHsuprems (26)
    *米国盤のジャケット裏面

    ステレオLPを久しぶりに聴いて驚いたのが、A面3曲目の「Love Is Here…」の音質の良さ。手前の2曲よりも明らかに音が良くなっているし、恐らくLPの中で一番音が良いかも(但し、音質差を再現できないオーディオ機器グレードや再生音量もあると思う)。

    Motownは1965年から8トラック録音が始まっていた。
    「Love Is Here…」のベーシックトラックの録音は66年8月とのことなので、8トラックのままだと思われるが、機材が変わったのか?収録スタジオが変わったのか?あるいはエンジニアが変わったのか?何かしら変化があったのでは?と思える音の良さだ。
    (ミキシングやマスタリングによるものでなく、録れた音そのもののクオリティが他よりも高い。)

    HDHsuprems (5)
    *ステレオ盤のレーベル

    話をアルバム収録曲に戻すと、12曲中3曲はベーシックトラックが63年や64年録音のものだった。
    その時期はまだ4トラック録音だったから、それらを8トラックにダビングして空きトラックに追加の楽器や歌・コーラスを録音したのだろう。
    それ以外は66年3月か6月にベーシックトラックが録音されており、「Love Is Here…」が単独で一番新しい録音となっている。

    HDHsuprems (13)
    *CDの見開き部分、さらに左右に開く、上はブックレット:左、ミニ写真集:右

    Expanded editionについては、個人的には冒頭に記した1967年の未発表ライブ『The Supremes at the Copa 1967』を収録したことに大変感激した。

    HDHsuprems (11)
    *CD裏面など

    長くなったので最後にひとつ。
    Expanded edition付属のブックレットによると、1975年に日本独自企画でSupremesの4チャンネル(quadraphonic)仕様のベスト盤『Greatest Hits』が発売されたとあった。

    僕はSupremesの4チャンネル国内盤って、記憶を辿っても見たことがないように思えたし、この1年、そんなレコードが本当にあったのか探していたが見つからずじまい。
    と言うことで、情報求む!


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 米国盤 stereo Mono モノラル ステレオ Suprems モータウン

    コメント

    Secret

    No title

    はじめまして
    私もSupremesのExpanded editionは毎回楽しみにしています。
    今年は無しなのかな?
    お探しの4チャンネルGreatest Hitsはこちらかと
    https://www.discogs.com/release/8280157
    ビニールの実物は所有してませんがDTSに変換されたのを以前聞いた記憶があります。
    MOTOWNはある程度CD-4がリリースされてたようですね
    https://www.quadraphonicquad.com/forums/index.php?threads/motown-japanese-cd4s-information-release-dates-catch-all-thread.21946/
    歴史的遺物の4チャンネルの救済を願ってますがAudioFidelityが終了してVocalionのみが頑張っている現状では無理でしょうね

    Re: No title

    soundbeatさん、おはようございます。
    はじめまして。
    情報提供どうもありがとうございました!

    4チャンネルGreatest Hits、初めてジャケットを確認できました。
    少なくともこの1年はやっぱり出会っていないですね。
    でも、それ以前なら米国盤のFunny Girlと見間違えて無視してしまった可能性もあるかなと思えました。
    価格が心配ですが、今後探していきます。

    > 私もSupremesのExpanded editionは毎回楽しみにしています。
    > 今年は無しなのかな?

    今のところ新しいのは出てないですね。どうなるでしょうか。

    > MOTOWNはある程度CD-4がリリースされてたようですね
    > https://www.quadraphonicquad.com/forums/index.php?threads/motown-japanese-cd4s-information-release-dates-catch-all-thread.21946/

    初めて知りました。こちらもありがとうございました。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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