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    AXIS: BOLD AS LOVEのstereo重量盤

    JIMI HENDRIXの正規録音音源の権利を遺族が獲得し、関連作品が1997年から新たにdigital remasteringされCD/LPで再発されはじめた。

    『AXIS: BOLD AS LOVE』のstereo LPも97年と2010年の2回、重量盤で再発されている。それがこれら2枚。

    axis97and10 (36)
    *左:97年盤、右:2010年盤

    これらは米国盤だが97年盤は欧州盤も出ていた(10年盤は不明)。




    97年盤のステッカーはご覧のとおり。

    axis97and10 (30)
    *クリックで拡大

    この時初めてエンジニアのEddie Kramerがremasteringに携わった。

    axis97and10 (31)
    *8ページのブックレットが付属

    前述のステッカーにある通り、オリジナルの1967年に作られたステレオマスターから新たにデジタルリマスターされた音源が初めて使用されたLPだった。

    これを聴いた時、僕は正直これ以上の音質を望めないだろうと思った。
    それぐらいに音が良かったし、その理由はEddie Kramerによるremasteringのおかげだと思っていた。

    axis97and10 (25)
    *97年米国盤の初回プレスには限定ナンバリングがあったが欧州盤には無かった

    その後、前回記した1967年の英国オリジナル盤を手に入れ、部分的にしか聴けないそのボロ盤を(当時使っていたオーディオで)聴くと、この作品(LP)は元から音が良かったことに気づかされた。

    でも、97年盤はオリジナル盤よりも現代的な高音質盤として登場したように思えたのだった。

    axis97and10 (6)
    *97年盤のレーベル、2010年盤もデザインは共通



    2010年に販売元がSonyに切り替わって再発された際、僕は97年盤があればもう十分という気がしていたので、正直、買うかどうか迷ったが、結局買った。

    で、その2010年盤だが、当時使用していたオーディオで97年盤と比較すると、微妙に音質が向上している気もしたが、正直違いはその程度に思えた。

    axis97and10 (9)
    *97年も2010年もジャケットの作りは共通、見開きの内側は米国仕様

    でも、現在使用しているオーディオだと、A面3曲目の「Spanish castle magic」から確実に違いが音に現れる。やはり2010年盤の方が音質向上していると認めざるを得ない。そのあたりは、使っているアナログ機器により差が出ることだろう。

    実は去年、初めてこの2010年のアナログ盤が全アナログプロセスで製造されたアナログ盤だったと知って驚いた。
    そのことは2010年盤のジャケット外袋に貼られたステッカーにも記されてあったというのに……気づくの遅すぎ。

    axis97and10 (21)
    *クリックで拡大

    97年盤から13年経過し、デジタルマスタリングせずともオリジナルアナログマスターからアナログ・リマスタリングで音質を損なわずにアナログ化できるほどに技術が向上・蓄積されたということか?

    で、ここで少し話を戻すと、前述の英国オリジナルのボロ盤を今のオーディオで聴くと、これはこれで非常に良い音だったとわかった。
    残念ながら本当に部分的にしか聴けないこともあり判断に迷うけれど、今日紹介した2枚のステレオ盤と遜色ないかも。

    逆に言えば、高騰する英国オリジナルステレオ盤の傷の多い盤を買うよりは、2010年盤や97年盤の新品同様を買うほうがよっぽど楽しめるし、CPは確実に高い。中古で結構出回っているので狙い目かも。

    axis97and10 (15)
    *2010年盤にも8pブックレットが付属、米国盤の初回プレスは限定ナンバリングあり(*97年と位置が異なる)




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP stereo 米国盤 音質 ステレオ Jimi Hendrix AXIS

    コメント

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    No title

    JDさんこんにちは。

    私は2010年版のMono盤を購入しました。オリジナルモノラルマスターテープをマスターにしたとのステッカー表記がありました。

    モノラルの事書いてしまってちょっと脱線してしまいますけど、正直うーん、こんなもんかという感じがしてあまり聴かずじまいです。ボブ・ディランもほんの数枚を除いてモノラル盤に魅力をあまり感じなかったのですが、ジミヘンについても同じ印象です。ステレオ盤がすごくうまく作られているせいかなと思いました。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > 私は2010年版のMono盤を購入しました。オリジナルモノラルマスターテープをマスターにしたとのステッカー表記がありました。

    僕も買いました。調べたら2013年の発売でしたね。

    > モノラルの事書いてしまってちょっと脱線してしまいますけど、正直うーん、こんなもんかという感じがしてあまり聴かずじまいです。ボブ・ディランもほんの数枚を除いてモノラル盤に魅力をあまり感じなかったのですが、ジミヘンについても同じ印象です。ステレオ盤がすごくうまく作られているせいかなと思いました。

    Columbiaさんの言うこともわかる気がします。特にこのアルバムのステレオミキシング・ステレオ処理はかなりの時間をかけて作ってあるので。

    最近思うのは、monoは面で聞かせるスピーカー1台で大音量再生に向いてますが、そうでないリスニング環境でないとあまり面白みがないということですね。僕の環境では真価を発揮できない再生になるかなと思えます。それこそ田舎の、周りに音が漏れてもぜんぜん大丈夫な環境か、地下室にリスニングルームを作るくらいしないと。





    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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