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    The Rolling Stones Rock And Roll Circus

    1996年にようやく封印が解けて発売となったのが、1968年の終わりに製作されたRolling Stones主催の映像作品『Rock And Roll Circus』。

    今月、新たにボーナストラックを追加して改訂版?として発売される(輸入版は発売済みらしい)。

    RockAndRollCircus3LP.jpg
    *僕が予約したAmazonの商品ページより

    僕は現時点では初登場となるアナログ(3LP)だけを予約。



    今回新たに再発売される理由は不明だけれど、映像作品という意味においては、DVD品質→BD対応は必須だったはず。
    音に関しても、DVD用のマスターだとCDとほぼ同規格のため、新たにハイレゾ化する必要もあったろう。

    音声に関してはremixを施したとあるが、96年に製作したステレオマスターが48KHz/16bitであったなら、それをアップコンバートするよりもオリジナルのマルチトラックマスターから新たに作り直したほうが音質的に優れるし、サラウンド用のミキシングもやり直す必要があってのことだろうと推測される。

    で、パッケージデザインは96年版を踏襲するも、当然ながら再発時に期待されるのが未発表音源や映像の追加。
    おかげで、アナログ(3LP)にも追加トラックが収録されている(はず…まだ発売前なので)。

    先日久しぶりに(96年のVHSでなく)、04年発売のDVDを観た。

    Rolling Stonesが登場する前に、Jethro Tull、Who、Taj Mahal、Marianne FaithfullやDirty Macが登場し、Dirty Macを観終えた時点で既にお腹いっぱいというか、ものすごく充実感(あるいは充足感)がある。
    それもあって、前述のアーティスト達ほどに熱気を感じさせないRolling Stonesの演奏は、96年までお蔵入りさせられても当然だったように思える。

    僕が思うに、Rockシーンだけでなく社会状況も激動していた1968~69年という潔い時代、〝all or nothing〟的発想が当たり前で、
    その感覚で見れば本作品はお蔵入りが当然だったろう。

    でも、90年代以降、再結成やコラボが成り立つゆるい時代になり、製作側も受け手も製作当時の感覚で本作品に接するわけでなくなって、ゆるい感覚で〝幻の作品〟を鑑賞できるようになった。

    特に、Rolling Stones側からしてみれば、約30年ほど昔の自分達が遺した作品を、それが100点満点でないから埋めてしまうという感覚はもう無くなっていたことだろう。

    Whoのファンとして言わせてもらえば、本作で演奏・収録された「A quick one」は、Whoのドキュメンタリー映画『The kids are alright』(1979)とそのサントラ盤に収録が許されたため、かなり早い時点から陽の目を見ていた。但し、ほぼモノラルのような音源だった(推測としては擬似ステレオ)。

    このスタジオライブは、1年以上前のモンタレーポップフェスでの(同曲のほぼ最初期の)演奏よりも格段に素晴らしい仕上がりとなっていて、初めて聞いたときは、曲の終わりに歓声が出て初めてライブ録音されたものだとわかって驚いた(それどころか、映像を観てさらに度肝を抜かれるのだった……)。

    今回のボーナストラックにWhoの同曲のリハーサル(あるいは別テイク)は収録されないが、それは既にWhoの初めてのremasterプロジェクトとなった94年発売の4枚組CDセット『Thirty Years of Maximum R&B』に収録されている。

    そこではイントロとラストパートをRock And Roll Circusのリハーサル?から使用。但し、具体的にリハーサルとは書いてないので、本番のウォームアップ的なテイクなのかも。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : LP ローリングストーンズ Stones Rock And Roll Circus Who ザ・フー

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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